明法には独立した音楽棟があります。内部は大教室と個別レッスン室に分かれ、楽器保管庫もあります。生徒たちが使用する楽器はいずれも〝本物〟です。授業前に自分用の楽器を取り出し、授業後に元に戻すまで、生徒たちは楽器をとても丁寧に扱います。
ピアノや大型の楽器が置かれている大教室は、古今東西の名曲を鑑賞したり、さまざまな講義を受ける場となります。各レッスン室で練習した楽器パートが集まり、全体演奏を行う場ともなります。
中学生全員が器楽の授業を受けますが、ほとんどの生徒は明法入学後に初めて楽器を手にします。ケースから出す、適切な部分を持つ、フォームを作る、専門の講師に一から教わります。一人一人指定された楽器を年間通して使います。最初は音を出すこともままなりません。それでも週に1回の器楽の授業を通して、少しずつ上達していきます。
大きな目標は明法祭での学年オーケストラです。中1は客席で先輩たちの演奏を鑑賞します。中2になるといよいよ講堂の舞台に上がり、観客の前での演奏に挑みます。中3はさらに洗練された演奏を披露してくれます。生徒たちは緊張感と達成感を味わい、保護者の方々はその姿を見守ってくださいます。
新たな仲間を迎える高1で音楽を選択した生徒は、再び基礎から器楽を学びます。3学期に講堂で行う高1オーケストラはよい思い出となります。
明法の恵まれた施設と優れたスタッフが生徒たちのすてきな音楽体験を支え、人生の楽しみを一つ増やしてくれます。見ていてちょっぴりうらやましくなります。


