7月13日(日)に空手部員3名が外部団体の行事、滝稽古に参加しました。梅雨時の降水量の影響で、滝も滝壺も水が少なめでしたが、稽古が始まると身体が冷え、体力が奪われることは変わりません。普段、少人数で稽古をしている明法生にとっては、大勢(海外の方もいました)の中での稽古はよい経験になります。
最初の柔軟で水の冷たさを実感します。続く基本では水の重さに動きが鈍くなります。滝壺の底の砂利の上で立つためにはバランス感覚も必要です。滝に突き・蹴りを打ち込むと手足が弾かれます。皆、悪戦苦闘しながらメニューをこなしていきます。組手では突き、蹴りに加えて、崩し、投げが多用されます。派手な水しぶきを上げて豪快に受身を取ってくれる人もいて、絵になるシーンがいくつもありました。最後は滝行(合掌して滝に打たれる)を行います。明法生は数秒で水圧に押し出されてしまう人もいれば、ずいぶん長くこらえた人もいました。日常生活では決して味わえない感覚が胸に残ったことと思います。
滝稽古は大会に向けた合理的な練習とは異なるものです。自然の力を感じ、心と身体をリフレッシュし、よい思い出を作ること、それが滝稽古の目的です。稽古後に道場生の親御さんが「良くないもの全部流してもらったね」と言っているのが聞こえました。すてきな考え方だなあと感じました。
以下に部員たちの感想を載せます。
「きついと楽しいが重なってた」
「難しかったけど楽しかった」
「明日にでもまたやりたい」
充実したひとときを過ごしたようです。顧問として心から嬉しく思います。