11月26日(水)に第62回マラソン大会を行いました。昔は多摩湖(下湖)1周、その後、昭和記念公園、そして所沢航空記念公園と場所を移しながら続いてきた明法の伝統行事です。
朝方は冷え込みましたが時間の経過と共に暖かくなり、雲一つない青空と紅葉の残る木々の下を走る充実した一日となりました。
野外ステージでの開会式、スタート地点の広場での準備体操を経て、いよいよスタート時間を迎えます。中学生男女と高校生女子は4.3km、高校生男子は6.5kmのコースを走りますが、今年は測定タグを導入し、進行面もよりスムーズになりました。コースには多くの教員が立ち、誘導や応援を行います。
コースで待っていると、まず先頭集団が走ってきます。実力もありトレーニングも十分、マラソン大会に勝負をかけた生徒たちの走りは格好よく、そして迫力があります。続く中間グループの様子はさまざまです。少し余裕を感じさせる生徒もいれば、走るのが得意ではないけれど頑張っている生徒もいます。生徒とともに走っている教員たちを見かけるのもこのあたりです。後半になると参加すること、完走することに意義を見出している生徒たちが増えるようです。友人同士で話をしながら歩を進める生徒も、疲労困憊の生徒もいます。最後尾につく教員がその様子を見守っています。
タイムを削り順位を上げることを目標として、自らの限界に挑む生徒も、周囲の景色や友人との会話を楽しみながら、トコトコと走る生徒も、それぞれの思い出を作ってくれれば、そこにマラソン大会の意味はあると思います。社会に出るとなかなかこうした経験はできなくなるのですから。
閉会式での成績発表を終え、解散した後の生徒諸君の顔には心地よい疲れと、安堵感が浮かんでいました。皆さん、お疲れ様でした。
(帰り道、昼食の話で盛り上がっている生徒たちがいました。芸術の秋、スポーツの秋、そして食欲の秋、満喫してくださいね。)


