中学2年生の国語の授業で枕草子を学びました。清少納言の現代に通じる感性に、生徒諸君は驚いたり、感心したり、とても楽しい時間を過ごせたと思います。最後に「私の枕草子」として自由に書いてもらい、全員で回覧し、相互に添削を行いました。学校ブログへの掲載も多くの生徒が認めてくれましたが、選ぶのが大変なくらいの秀作ぞろい、ここには二つだけ載せます。
春は昼つ方。日中のどけきに、暖かきほどに鳥どもが、かたみに鳴きあひて、飛び回りて桜を清げにうつろはせたり。また、それが地面に重なれるもをかし。
夏は朝。新緑の木々はさらなり、葉と葉の間よりもれくる日の光に照らされる蝉もをかし。また、雨にゐ返れるもをかし。
秋はつとめて。冷えし風が道つつむ中、木々の枝よりは一枚また一枚と葉落ちゆく。それ積み重なりし道はた言うべきにあらず。ただそれはさうざうしさも覚えさす。
冬は夜。日しずみ冷たき風と雪、葉のなき木々が道沿いに並べり。鳥などの声のなきことはた言うべきにあらず。ただ静かに寒きばかりなり。
春は早朝。冷たい風が肌に当たるのを感じながら、空を見上げると暖かい太陽の光ややさしい桃色の花が目を覆う。
夏は昼どき。猛烈な暑さが人々を襲うころ、日光が川に反射し、子供たちをより輝かせる。
秋は夕暮れ。オレンジ色の空といつもより力強く感じる鳥の鳴き声は、人を少し感傷的にさせる。
冬は夜。街灯や星は暗い空のせいか、スポットライトのようで、いつにもましてきれいに見える。









