10月19日(金)5・6時間目、高校3年生推薦コースの授業「アカデミック・リテラシー」で「若き日のバッハ」と題して、明治学院大学文学部芸術学科教授樋口隆一先生が特別講義をしてくださいました。

300年経った今でも、たくさんの人々の心を動かしているバッハの名曲の数々。バッハの生い立ちについて、名曲をCDで流しながら、説明してくださいました。どこかで聞いたことがある曲ばかりで、心地よい音楽に聴き入っていました。「バッハの曲は、聴いていると安心しませんか?」という問いかけに、生徒たちもうなずいていました。
 バッハの名曲は彼の才能だけではなく、当時のヨーロッパの音楽に対する深い理解や小さい頃からの音楽教育があり、また、彼自身の人脈を大切にしていた姿勢があったことについて知る機会となりました。「バッハの曲は、皆をHAPPYにする。音楽家として最高の偉業を成し遂げたバッハ」に改めて魅了されました。
 
*生徒たちの感想を紹介します。
「偉人とは、その人自身が偉いのではなく、その人の活躍が凄いということが分かった。」
「音楽とは調和を生むもので、バッハの若き頃の話を聞いて、“人とのつながり”はやはり大切なんだなと思った。」
「意識しなくても自然と耳に入ってくるバッハ。」
「バッハの曲と知らずに聞いていた曲があって驚いた。」
「人生で一番大事なことは、生きていた証を残すことだということが分かったので、自分もそういう人間になりたいと思った。」
「一人の音楽家のことを、こんなに深く知ることが出来たのは初めてだった。死んでから300年経っても人の心に響く音楽を作るバッハに、一度でいいから会ってみたいと思った。(笑)」
「最初に何か始めた人や行った人は大事だということを忘れてはいけない。」
「私たちの生きるこの時代の音楽とバッハの時代の音楽の生活や教養への結びつきの強さの違いに驚いた。」
「バッハのように、これだけ有名になるためには、偶然が重なったというのもあるが、人とのつながりが強かったり、人がやっていない時にやっていたりと努力があることも分かった。」

 

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