9月19日(金)5・6時間目、高校3年生推薦コースの授業「アカデミック・リテラシー」で明治学院大学法学部政治学科教授川上和久先生が特別講義をしてくださいました。日ごろから、ニュース番組等のマスメディアでもご活躍の川上先生の語り口は、大変わかりやすく、生徒の心に強い印象を残しました。「メディアの社会的影響力」というタイトルでの講義では多くの貴重な映像も流していただきました。生徒たちの感想を紹介します。
「政治とメディアの関係についてのお話が興味深かったです。私もマスコミに流されてうそと本当が分からなくなっていることがあると思いました。たくさんの情報の中で正しいものを見極められるようにしたいです。」
「今まで芸術は芸術、政治は政治と全く別のものだと思っていたので、よく見るナポレオンの絵に政治的な効果があったことを知って驚いた。私たちも知らず知らずのうちに権威に操作されているかもしれないと思うと怖くなった。」
「ひとつの事実でも、それを様々な角度から映し出したり、大きくしたり、小さくしたり、色々な形にして伝えられることができるということを学んだ。私たちのような一般の人間にはメディアなどを通してしか知ることのできない情報も多いが、少しでも多く情報を手に入れて、自分で真実を考えられるようにしていきたいと思う。」
「アメリカのメディアと戦争のことについては、アメリカで歴史で習ったことだったのでとても印象にあり面白かったです。メディアで報道されていることの全てが真実なのかは本当に分からないと改めて思えたし、メディアに操られている社会も怖いと思いました。私は歴史と事実を受け止められる社会になっていったら、もっと私たちにも考え直さなければいけないことが見えてくるのではないかと考えました。」
「一冊の本で一人の教授にほれ込み、自分の道を開いたということに感激しました。私もここまでたどり着いたのは今まで出会った人たちのおかげですが、大学に入ったら、もっと自分の人生を変えていく人に会いたいです。教授の話し方がとてもわかりやすく、話に聞き入りながら授業を受けました。」