9月26日(金)5・6時間目、高校3年生推薦コースの授業「アカデミック・リテラシー」で明治学院大学法学部長渡辺充先生が特別講義をしてくださいました。
「消費税―税率10%時代の軽減税率」という講義では、まさに現在進行中の日本の消費税問題のお話から、世界各国の税率、今後の行方について、多岐に渡ってわかりやすくお話くださいました。高校生にも直接的に関わるお話で、みな興味深く真剣に受けることができました。終了後も質問が出ていました。生徒たちの感想を紹介します。
「いつも消費税を払っていたのに、消費税について何も知らなかったんだ、と感じました。一番身近な税金なので詳しく勉強できてよかったです。逆進性をどうにかしないと、日本も貧富の差が大きくなってしまいそうで不安です。」
「消費税のことは自分が普段生活していていつも身の回りにあふれているので、今日の講義はとても興味深かったです。また日本だけでなく、世界の消費税についても知ることができたので、視野が広がった気がしました。これから消費税が変わっていくと共に、私たちの生活も変わっていくのかなと考えました。フランスやドイツの消費税はそれぞれの物によって違うことに驚きました。」
「日本の消費税が15%まで上がるかもしれないと知って驚きました。海外の食品に対しての軽減税率は、最初は良い考えだと思ったけれど、定めるのも覚えるのも大変そうなので、安易に良い考えだといえないなと思いました。消費税についても新たな知識を得られたので良かったです。」
「消費税のことは自分の身の回りのことなので、その仕組みをきちんと知ることが大切だと思った。人々の所得の差で8%の負担の違いが出てくることを考えると、消費税は本当に平等といっていいのだろうかと思った。国によって消費税の割合が違うので、国民の思いもそれぞれ違うだろうし、国を国民と共に動かしていくのは難しいことだと改めて感じることができた。」