5月25日(金)5・6時間目、高校3年生推薦コースの授業「アカデミック・リテラシー」で、明治学院大学国際学部教授竹尾茂樹先生、浪岡新太郎先生による特別講義を行いました。
前半は浪岡先生より「暴力を制御する<技>としての平和学」と題して講義があり、どうやったら戦争を終わらせられるのかという大きな問いに生徒たちも自分たちなりに懸命に考えていました。
後半はグループごとに「『心に刻む』を読んで心に響いたか」というテーマでディスカッションをしました。元学院長・中山先生が1995年にまとめた明治学院の戦争責任・戦後責任の告白の文章を読んで、活発な話し合いができました。
ディスカッションについての発表後、竹尾先生より「自分の言葉に自信を持って。」というお言葉を頂戴し、浪岡先生より「現実に耐える言葉が必要」と厳しいご指摘をいただき、改めて大学で学ぶ意義について考えるきっかけになったようです。講義を聴いて学問に魅せられていく生徒たちの姿が印象的でした。
*生徒たちの感想を紹介します。
「平和学について深く学びたいと思った。」
「ディスカッションをして楽しかった。」
「面白かった。もっと発言ができるようになりたい。」
「明治学院だけが戦争についての重荷を感じる必要はないという意見がでた。」
「『心に刻む』の内容は私たちにとっては重く、経験者と被経験者の気持ちの差のようなものを感じた。」
「先生がおっしゃっていた“言葉で勝負する”ということができるぐらい自分の意見をはっきりもてるようにしたい。」
「もっと先生方の話を聞きたかった。」