6月20日(金)5・6時間目、高校3年生推薦コースの授業「アカデミック・リテラシー」で明治学院大学心理学部教育発達学科辻宏子先生が特別講義をしてくださいました。「算数で学ぶこと」というタイトルから生徒たちは緊張しましたが、自分たちが学んできた算数・数学の意味を心理学の側面ら考えるという初めての経験をし、大変興味を持って講義を受けることができました。論理パズルを生徒同士で楽しく取り組んでいました。生徒たちの感想を紹介します。
「あっという間の90分間だった。自分は数学が嫌いだが、分解して考えることやいろいろな角度から考えるのは嫌いではないことが分かった。」
「子供たちへ算数を教えるとすごく難しいことだと思ったし、どうやれば一番いい伝え方で子供たちを教えられるかを考えることも大変だと思いました。常に子供たちに教える目線で勉強することが大切だと思いました。」
「数学が苦手な子供が多い原因や数学を通して論理的に考えることの大切さを知った。子供の話だけでなく、私たちが身につけてなくてはいけない力も教えてくれてとても興味深かった。」
「自分が普段当たり前に使っている考え方や言葉、それは生まれたその時から身に付けていたものではなく、日々の生活、人の教えの中から教育されることによって覚えたものである。しかし今になってみると何故自分が数えられるようになったのか、書くことや歌うことを知ることができたのかということはまるで覚えていない。私は数学・算数が苦手だったが、その理由が改めて分かったような気がする。」
「算数について私たちの中では前提となっていることを今日は深く考え直すことで新しい発見があり、楽しかったです。」
「私は算数はただ計算を勉強するためのものだと思っていたけれど、算数を勉強していくことで、大人になった時に必要な引き出しを増やし、知っていることを使うことができるようにするものでものあるということがわかりました。かぞえるという言葉は普段使っていても意味を説明するのは難しかったので勉強になりました。」
「今日の講義で答えを出すことよりも考え方を使えるようになるための習慣を身につけることが大事だと知り数学に対する考え方が変わり、自分にとって必要なことだったと思った。論理的に考えることの習慣を身につけたい。」