1月19日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学心理学部教育発達学科の岡田悠佑先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

アクティビティやパラアスリートの思考を通して、他者を「わかろうとする」努力・姿勢の重要性を学びました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 講義冒頭の「階段の前で困っている車椅子の方がいたらどうするか」と言う質問に対して、移動を助ける、エレベーターの前まで連れていくなどの答えが思いついたが、講義を終えた後では、それよりも困っている人が何を必要としているのかを聞くことが大切だとわかった。アクティビティでは目隠しをつけることで視覚障がい者と同じ体験をし、その方達がどのように意思疎通をとっているのかを間接的に理解できた。
  • 教育といっても教師から生徒に、という形だけではなく、教師以外も教育を学ぶことは社会の役に立つと実感できた。次の世代を支える子ども達への教育が十分に行われることは社会には不可欠だ。私たちもまだ子供だと言われてしまうけれど、常に自分より若い人が次を創っていくと思う。だからこそ同じ社会を構成する一員として一人一人が教育を学ぶことは、教育を広め世の中を良い方向に変える力があるなと強く感じた。教育を受けるだけでなく自分も教育を学び、その中で色んな他者を理解して、行動に生かそうと思った。
  • 教育発達学科の授業はとても面白かった。パラリンピックなどのスポーツをする上で他者を理解する。相手のことを分かろうとし続けることが大切だということを感じた。最後の道下さんの動画は、他者を理解するということにとても直結していると感じた。スポーツを通して対話による他者との協働構築が大切だと感じた。
  • 今回の講義では障がい者スポーツから他者を考えるということを学んだ。障がい者スポーツを通して人の理解の方法というのがよくわかった。特に道下美里選手の伴走者がおっしゃっていた相手のロープの引っ張る力で相手のコンディションの状況や感情を理解できるというのはとても興味深かった。今回の講義で学んだ他者の理解の仕方を人々と関係性を築いていく上で活かしていきたい。
  • 今回の講義も大変興味深い内容でした。他者のことをすべて完璧に理解することは、絶対に不可能であり、あくまで相手のことは「わからない」前提でいることが、他者理解につながるのだと考えました。また、障がいを持っている人のことを理解した「つもり」ではいけないのだと感じました。障がいを持っている人と自分自身は全く違うのではなく、共通点を探すのが大切なのだとわかりました。

 

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