1月8日(月・祝)に今年度20歳を迎える卒業生がつどい、「20歳を祝うつどい」を行いました。当日は卒業生、保護者、教職員あわせて総勢100名以上が集まり、礼拝を共に守ることができました。天候にも恵まれ、旧交を温めながら、卒業生の成長を感じられる心あたたまる一日となりました。

中学ハンドベル部は、昨年12月25日(月)に行われたTBSこども音楽コンクール東日本優秀演奏発表会(東日本大会)に参加し、合奏第1部門において最優秀賞(第1位)を受賞しました。昨年に引き続き受賞しました。今後は1月28日(日)の全国大会に進むことになります。この大会には、当日の演奏録音にて参加し、全国7ブロックで行われた「こども音楽コンクール」で最優秀賞を受賞した学校の中から、部門別に全国第1位(文部科学大臣奨励賞)が選ばれます。

12月22日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学心理学部心理学科の金沢吉展先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

「四つの窓」を記入するなどのエクササイズを通して、自己理解を深めました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 他者と会話をすることで普段知る事ができないようなことを知る事ができたと思います。また、会話をすることは他者を知る上でとても重要なことになるのだということを改めて感じる事ができました。会話を通して他者の話を聞く上で、聞いた話を意外と覚えていなかったので、今後は話を意識しながら聞いていこうと思いました。
  • 自己紹介をすることは特に難しくなかったが、他人を紹介するのは聞いたことを鮮明に思い出す必要があったし、相手のことを理解していないと話すことが難しいのだとわかった。四つの窓については人それぞれ意見があって面白かった。みんな違った趣味や好きなことがあって聞いていて楽しかったし、参考にしたいこともたくさんあった。
  • 今回の講義も、大変興味深い内容でした。「人と会って、実際に話す」という行為は、意味がないようで、実はとても大切な行為なのだと感じました。コロナ禍において、人と会うことが減っていた中でのことを思い出しました。「心理学的に」物事を考えることのおもしろさを学ぶことができました。
  • お互い何も知らない状態だと探究心も最初から多く、話せる面が多いけれど、一方で少し知っている仲間と自己紹介や他己紹介をするとなった時のハードルの高さを実感して自分の悪い癖を炙り出せた授業となり、自己理解に繋がりました。他者というくくりでは全員同じでも、状況や属性で他者も自分も見せる側面が変わることが分かり、面白さも感じた分、そういった傾向を誰もが持っていることを自覚して人と関わっていこうと思わされました。

12月20日(水)15時より、近隣の老人ホームのお年寄りや保育園の子供たちを招いて、クリスマスの集いを行いました。
2019年度以来、4年ぶりに開催することができました。
ブラスバンド演奏、ハンドベル演奏、演劇、ゴスペルなど、クリスマスの喜びを参加してくださった皆様と共に、お祝いしました。

12月20日(水)、2学期最後の登校日に終業式を兼ねて、クリスマス賛美礼拝を行いました。
クリスマスの賛美歌を共に何曲か歌いながら礼拝が進み、主のご降誕の喜びを感じる事ができました。

中学は日本キリスト改革派花小金井教会 小堀 昇 牧師、高校は日本キリスト教団荻窪教会 小海 基 牧師にお話をしていただき、クリスマスの意味をしっかりと心に刻むことができる礼拝となりました。

高校2年生の有志9名が、12月7日(日)に都立日比谷高校で開催された第7回中・高等学校交渉コンペティションに参加しました。

この交渉コンペティションは、アメリカのロースクールで行われている交渉学の考え方や技能を中高生の段階から身に付けることを目的に実施されています。

今回参加したのは、社会科の授業で過去の大会の交渉テーマに取り組み、交渉することに興味をもった生徒たちです。当日は神奈川県にある洗足学園高等学校の生徒と対戦することになりました。今回のテーマである「漁業規制に関する国際的な商取引についての交渉」を、約100分間にわたり自分たちに有利になるように話し合いました。交渉の場には大学教員や弁護士の先生方が審査員として同席し、交渉終了後には具体的なアドバイスをいただくことができました。参加した生徒たちは思い通りにならないことを痛感するとともに、将来につながる学びができたことを喜んでいました。

 

12月15日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学文学部芸術学科の富田大介先生が「教養原論」の講義をしてくださいました。

様々な形態の芸術が世にあふれ、それを単に消費してしまうことの多い私たちに、芸術を学問として学ぶ姿勢とはいかなるものか、その一端を教えてくださいました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • 芸術にはさまざまな可能性があり、アイデアは無限大だと思った。また芸術は人と共有して、話し合うことで新たな発見が生まれ、人の意見を聞くのがとても楽しかった。これからも定期的に芸術に触れて、自身のことをより知っていきたい。また、芸術がもたらす力を実感したい。美術館や博物館やミュージカルの世界に触れ、心が大きく変わる経験をしたい。
  • 今まで感覚というと、視覚や聴覚、味覚、嗅覚のようなものだと思っていたのですが、それだけではなく、内部受容や外部受容、自己受容なものがあり、知らないうちに感覚として自分たちの体に影響しているのだという事が分かりました。体が無意識のうちに同化しているのだという事が分かり、無意識のうちに自分も体験していたのだと思いました。
  • 金満里さんの「天にもぐり地にのぼる」という作品がとても印象に残った。初見での感想はこれが果たして芸術なのかと思ったし、何を象徴しているのかもよくわからなかったが、作品の動いている人を人間と捉えると不自由さを象徴しているように感じることが出来た。
  • 画面をぶれさせないために、カメラという機械にコントロールされた姿勢をしているという視点がとても新鮮で、色んな物事を多角的な視点を持って見れるようになりたいと考えさせられました。金満里さんの作品にも自己受容感覚に変換されて模倣されるという視点は考えもしなかったし、その現象が起こることに納得しました。

12月8日(金)、高校3年生推薦進学コースの授業「アカデミックリテラシー」で、明治学院大学文学部英文学科の安藤聡先生が「『不思議の国のアリス』における<他者>」をテーマに「教養原論」の講義をしてくださいました。

幼少期に様々な媒体で触れた『不思議の国のアリス』と原文の内容の違いに驚き、原文にあたる重要性を学びました。

生徒の意見・感想を紹介します。

  • まず、『不思議の国のアリス』を英文で読み、映画やキャラクターとして受け入れていたお話の文学的な背景について、英語の原本で読み解くことで全く違った視点で物語が見えてきて、そこで文学的に捉えることの面白さを学びました。また何を読むにしても、批判的な視点で自分の読み物などの解釈を広げ、文化などの豊かさを沢山味わっていきたいと思いました。
  • うさぎや女王などのさまざまなキャラクターと出会うことでアリスのアイデンティティが喪失させられながらも、成長していく過程が面白かった。また、イギリス文学に詳しい宮崎駿の「千と千尋の神隠し」の作品の中でアリスの姿が見受けられることに驚いた。日本の作品、イギリスの作品にも共通するところが多くみつけられた。
  • 『不思議の国のアリス』は読んだことはあったが、今回全く新しい視点で知ることができた。古い時代の小説を読む時に、その時代背景も考えながら読むことで、自分の視野が広がることがわかり、とても面白かった。また、ジブリとの関係性も知ることができ、たくさんの知識を持つことで、今まで以上に読むことができると考えた。これからもたくさんの文学に触れるが、新たな視点を発見していきたい。
  • 『不思議の国のアリス』は、アリスが経験する自己同一性の喪失をテーマにしていて、アリスの泣く→戸惑う→怒る、の心情の変化は思春期に関係していることを知ってびっくりした。先生がおすすめしていた本とても面白そうだったので見てみたいと思った。英文学科たのしそうだと思った。

12月4日(月)16:15より点灯式を行いました。 チャペルで礼拝を行い、その後外へ移動してイルミネーションを点灯させ、クリスマスをお祝いする準備に入りました。
参加してくれた多くの生徒と共に、クリスマスへの一歩を踏み出すことができました。

11月29日(水)6時間目、高校1年生はキャリアデザイン講演会を行いました。

講演者の関根圭祐さんは本校の卒業生で、FIFA(日本サッカー協会)公認のFootball Agentとして、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(プレミアリーグ)所属の三笘薫選手をはじめ、13名のJリーグ及び海外で活躍するプロサッカー選手と契約し、各選手の契約交渉・各クラブ間の移籍交渉などを行っています。

関根さんは中学2年生の時にゲームをきっかけにサッカー選手の移籍に興味を持つようになり、その契約交渉をおこなうFootball Agentという存在を知り、将来はFIFA Football Agentになりたいと思うようになりました。明治学院中学校・明治学院東村山高校・明治学院大学とサッカー部に所属し、大学3年次からサッカー選手のエージェント会社でアルバイトをはじめ、プロサッカーチームでのエキップマネージャー(用具係)や運営スタッフなどのインターンも経験し、大学卒業後に現職につきました。夢を持つこと、夢を語ること、夢を叶えるために何をすべきか逆算すること、出会いを大切にすることが大切だと強調されていました。

講演を聴いた生徒一人ひとりが夢を持つことの大切さに気付き、自分のキャリアについて考えるきっかけとなってほしいと願っています。

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