中間考査が終わったこの日、中学3年生は、東京藝術大学邦楽科の皆様をお迎えし、邦楽鑑賞会を鑑賞しました。
プログラムの幕開けは歌舞伎音楽の長唄。
唄を担当されたのは本校の卒業生です。張りのある力強いお声の中に、しなやかさと豊かな表現力が感じられ、心を打たれました。研鑽を積まれ、プロとして活躍されているお姿に感動しました。
歌舞伎の華やかさ、楽器の音色が織りなすまろやかで優しい響き。ふと音が静寂に溶け込む瞬間に、思わずドキッとします。目の前に歌舞伎役者の姿が浮かぶような、臨場感あふれる演奏でした。
演奏後、卒業生にご挨拶をしようとしたところ、あまりにも素晴らしい演奏と堂々としたお姿に、思わず「〇〇先生!」とお呼びしてしまいました。演奏のご感想を伺いました。「懐かしかったです!」というご感想に嬉しくなりました。
続いて、尺八、箏曲の生田流・山田流、雅楽、そして能楽のプログラムです。
尺八の息遣い。十七絃から響く、深く豊かな低音。箏の繊細で美しい音色。雅楽では篳篥や笙など、それぞれ個性を持つ楽器の音色が重なり合い、一つの響きとなって広がっていきます。音楽が大きくうねり、空間いっぱいに満ちていくような感覚。千年の時を超えて受け継がれてきた雅な音楽の奥深さを感じました。
能楽では野太い声に、武将の強い心や揺るぎない精神が感じられ、大迫力でした。
例年は初夏の6月に開催していた邦楽鑑賞会。今年は10月、秋の開催となりました。
🍁 秋の紅葉を思わせる、落ち着きと深みのある響き、実りの豊かさを感じました。
古くから伝わる書物を大切に読み継いでいくように、日本の伝統音楽も時代を超えて受け継がれてきた大切な文化です。その音色に耳を澄ませながら鑑賞したことはずっと心に残ります💞




