IMG_2538-150x15011月24日金曜日、中学1年生は道徳ホームルームで、お台場にある「東京グローバルゲートウェイ」(TGG)に行ってきました。
TGGの施設は、中に入った瞬間から、まるで海外にいるかのような擬似英語空間が広がっています。飛行機内や、レストラン、ホテルのラウンジ、病院、キャンパス内のブックショップやカフェテリアなどがリアルに再現されています。

最初は緊張している人も多かったようですが、各グループについてくださるエージェントの方々のおかげですぐ緊張もとけ、笑顔で、身振り手振りを交えながら、一生懸命英語を使って表現している姿があちらこちらで見られました。

各グループごとにエアポートゾーン、ホテルゾーン、トラベルゾーン、キャンパスゾーンのエリアに分かれて、実際の場面での英語体験は中学1年生にとっては4月から学んだ英語を実際に話すチャンスとなりました。

最後は、チーム毎にテーブルを囲んで、学習したことを振り返り、まとめました。生徒達は、全て英語のドキドキ、ワクワクの英語体験をとても楽しんでいました。英語学習へのモチベーションにも繋がり、来年度に控えている「カナダ研修」への期待も大きくなった体験でした。

361cbdf9-05bf-4936-a378-ead938fe10b8-150x150レシテーション11月10日(金)5時間目、講堂にて、英語科主催の「中学英語レシテーションコンテスト」を行いました。

課題は以下の通りです。

■ 中学1年生
Standard Class:‘Chairs Have Legs’
Honors & Advanced Class:‘EESC Speech (Feb. 2019)’ by Greta Thunberg

中学2年生
Standard & Advanced Class:Malala’s United Nations speech in 2013
Honors Class:Meghan Markle UN Women Conference (2015)

■ 中学3年生
Standard & Advanced Class:‘I Have a Dream’ by Martin Luther King, Jr.
Honors Class:Barack Obama’s Speech in Hiroshima in 2016

中学1年生から3年生まで全員が授業内に課題文を暗唱し、各学年・クラスの選考を勝ち抜いた代表者計22名は、講堂いっぱいに生徒や保護者の方が見守る中、緊張の面持ちでしたが、素晴らしい発表を披露してくれました。

審査は「正確さ」「抑揚」「発音」「発表の仕方」などの観点で行われ、どの発表者も素晴らしく、ネイティブの教員による審査においても得点差は非常に僅差でした。
学年を経ていくごとに、それぞれ暗唱する課題の文量も増え、トピックも難しくなるので、スピーチ全体の難易度が上がります。先輩や同級生の発表を聞き、下級生も同級生も非常に感銘を受けているようでした。

また、審査の間に、今年も広島に修学旅行に行った中学3年生の中で代表者による‘My Trip to Hiroshima’の発表も行われました。

代表者もちろん、発表を鑑賞した生徒も、選考までにそれぞれ真剣に精いっぱい暗唱練習に取り組み、当日を迎えました。

来年もそれぞれ今年よりもより一層成長した姿が見られることを期待しています!

1132ddbf-7a9d-4870-8d2a-86c682730846三輪田学園中学校高等学校と津田塾大学は高大連携に関する協定を締結しました。

この協定は、オールラウンドな女性の育成を目指す津田塾大学の教育と、「徳才兼備の女性」を教育理念に掲げ「自らの人生を自分自身で切り拓いていくことのできる逞しくもしなやかな女性の育成」を目指す三輪田学園の教育の、双方の発展を促進し、大学と高校が包括的な連携に基づき、協力をして事業を運営することを目的としています。

11月17日(金)津田塾大学髙橋裕子学長と三輪田学園塩見牧雄校長が、相互に署名を行った協定書を取り交わし、両校の歴史、今後の高大連携事業に関する展望等についての意見交換を行いました。

【主な事業内容】
(1)教学に関すること
(2)推薦入学制度に関すること
(3)課外活動に関すること
(4)教職員交流および研修に関すること

IMG_195411月18日(土)の午後に、2024年度中2・中3対象のカナダ研修説明会が本学園講堂にて開催され、現中学1年生と中学2年生の参加希望生徒と保護者の方が出席されました。

来年度から新たに中2のカナダ研修が加わり、中2と中3の希望者を対象に、2024年7月23日(火)~8月1日(木)10日間の日程で実施される予定です。

まず最初に、塩見校長から三輪田学園の英語教育と海外研修についてのお話がありました。続いて、今年の夏休みにカナダ研修に参加した中3の生徒が研修内容とスケジュールについてプレゼンテーションを行い、自分の体験談を語りました。
英語科担当者からは、海外研修の意義と目的についての説明がありました。
生徒達がとても楽しみにしているカナダ研修、研修への期待感も高まっているようです。

 

20230403HP用画像 たくさんの人三輪田学園は東京女子大学と高大連携に関する協定を締結しました 。

10 /31 に東京女子大学で執り行われた締結式では、東京女子大学・森本あんり学長 と三輪田学園・塩見牧雄校長が相互に署名を行った協定書を取り交わし、その後、両校の歴史、今後の高大連携事業に対する展望などについての意見交換等を行いました。

この協定は、相互の交流と連携を通じて、中学生高校生の知的好奇心を育て、学ぶことへの熱意を涵養するとともに、大学の求める学生像および教育内容への理解を深め、中学教育・高校教育・大学教育の質的連携を通じて、新たな人物養成とそのための教育的可能性の開拓を目的とするものです。

【主な活動内容】
①東京女子大学が指定する各種講座、定例行事、特別企画への三輪田学園の生徒の参加
②東京女子大学教員による三輪田学園の生徒を対象にした講義
③東京女子大学と三輪田学園による教育および進路に関する情報交換

f8816025-2885-4e77-bb3e-2c29b2a8b0e3津田塾大学学長 髙橋裕子先生をお招きして「高い教育を求めるということ」と題して卒業記念講演会が行われました。

最初に津田梅子の生涯について丁寧に詳しく説明してくださいました。津田梅子は日本初の女子留学生で、女子教育の先駆者です。
津田梅子は「(その当時)女性であっても理系を研究する。点を線にする。」という強い志をもって学びました。「もっと高い教育を女性に提供したい」と、魂を込めて女子教育に取り組みました。
津田梅子の肖像画は新5千円札に印刷されます。津田梅子が選出された背景に、そのような深い意味があることを心にとめたいと思います。

高3生に「大学院進学を考えている方はいらっしゃいますか?」と質問され、数人が手を挙げました。今でこそマスター希望者はいますが、髙橋先生の時代はマスターに進学する女性はほぼいませんでした。
大学受験は一つの通過点。大学は4年間だけでなく大学院があります。また、ライフイベントとして育児や両親の介護など様々なことがあります。人生100年。生涯、成長し続けないと変化の激しい時代に対応できません。「ペースをダウンにしてもよいのでキャリアのバランスをとって継続していくことを忘れないでほしい。まっすぐでなくてもよいので、長いスパンで高等教育を捉えてほしい。キャリアパスを長いビジョンで捉えれば、中高年になっても高い教育を求めることができます。」と生徒に伝えました。

数字でも示して下さいました。
・識字率と中等教育は日本は世界一ですが、高等教育における女性と男性の差は開いています。
その差を線グラフで見ると「ワニの口」のような形をしています。
・経営者の最終学歴はアメリカでは2/3がマスターの資格を持っていますが日本はとても少ないです。
・女性研究者はラトビアでは半分を超えていますが日本は17.5%です。

このようにアカデミックなトレーニングが日本では欠けているそうです。

 

最後に、髙橋先生から卒業生へ、温かく力強いYELLと勇気と励ましをいただきました。

「未知の世界や未知の文化、未知の大陸に恐れず、果敢に、積極的な姿勢で、屏風に描かれた津田梅子の眼差しを皆さんにも持ってほしい。」
「不安を勇気に変えて変革を担う女性になってください。逆境を、創造を灯す光にしてください。」
そして、トーマス先生の「女性の力を信じなさい」という言葉を贈って下さいました。

髙橋裕子先生、貴重な卒業生へのご講演をありがとうございました。

IMG_184511月10日(金)の午後に、駐日欧州連合代表部エヴァ・トゥヴァロジュコヴァー参事官をお迎えし、「EU があなたの学校にやってくる」出張授業が三輪田学園で開催されました。
高校3年生の40名が出席し、EUの歴史と誕生の背景、目的と役割、国境の枠を越えた平和構築や開発援助などについて学びました。
欧州は、何百年もの間、幾度となく戦争の悲劇に見舞われてきました。第二次世界大戦後に、EUの根底となる「戦争をなくし、平和を実現したい」という理念が生まれたそうです。現在は、27か国が加盟し、総人口は4億4800人と推定されています。2012年には、60年以上にわたって欧州の平和と和解、民主主義や人権の推進に貢献し、人道支援を行ってきたことが高く評価され、ノーベル平和賞を受賞しました。
日本では、欧州共同体(EC)が1974年に東京に駐日事務所を設立し、ECの流れをくむ欧州連合(EU)が公式な代表部を開設してから2024年で50周年を迎えるそうです。アフガニスタンの女子教育の現状、学校に通えず教育が受けられない女の子達が置かれた厳しい現状、ウクライナからの難民支援などについてのお話も伺うことができました。EUが多様な人々の人権や権利を守るために、世界中で様々な活動を行っていることも学びました。生徒達は熱心に英語の授業に耳を傾けながらメモを取っていました。
質疑応答の時間には、生徒達からの質問にも、丁寧にお答えいただきました。参事官からEUの旗と日本の国旗がクロスしたピンバッチがプレゼントされました。生徒達のロールモデルとなるようなグローバルに活躍されるトゥヴァロジュコヴァー参事官から直接お話を伺うことができ、大変有意義な時間となりました。
トゥヴァロジュコヴァー参事官、出張授業ありがとうございました。

【生徒の感想から】
・EUはヨーロッパだけの限られたコミュニティだと思っていたが、実際には世界規模で活動されていて、日本とも様々な取り組みをしていることを知りました。また、政治的な取り組みだけではなく教育や環境問題などにも取り組まれていて、世界とどのように関わっているのか、もっと詳しく知りたいと思いました。
・世界史の授業を通じてヨーロッパ圏に高い関心を持っていたので、このような機会でEUについて知ることが出来て嬉しかったです。ヨーロッパ圏内での政治や経済の繋がりだけでなく、他諸国への支援も行っていることを知り驚きました。
・EU諸国には国境的な制限がないため、貿易による利益がアメリカよりも大きいということに驚愕した。EU内でも三権分立がなされていて、EUの中の1つの国の問題でも全加盟国の代表が集まって相談するということにヨーロッパの発展の理由があるのではないかと思った。
・EUではジェンダー平等など、日本で遅れてしまっている部分の試みも進んでいて凄いと思いました。
・EUの歴史や現在行なっていること、世界の現在の問題を再確認することが出来ました。
・多様な価値観や文化、宗教観を持つ中で共通の価値を創造するのがすごいと思いました。
・英語のみでスピードも早く普段は体験できない貴重な経験になりました。さらに英語を勉強して、もっと理解できるように努力したいと考えるきっかけになりました。ありがとうございました。
・聞き取るのが難しい内容でもスライドや具体例が多くてわかりやすく、理解することが出来ました。
・EUについてのお話を英語で聞くことができたので、とても貴重な機会だったと思います。
・EUに関して知る機会がなかったため、知識を得られたことで海外への興味をさらに深められました。
・ウクライナとロシアの戦争について触れていたのが印象的だった。
・自分のスキルを世界のために使いたいからEUで働いているという言葉に感銘を受けた。
・「企業で働き利益を追求するために自分の能力やエネルギーを使うのではなく、もっと意味のあることに使いたいと考えてEUで働くことを決めた」という参事官の言葉に心を動かされた。

IMG_188411月13日(月)に、法政大学留学生とのCross-Cultural Projectが開催され、5名の留学生(国籍:アメリカ、韓国、チェコ、メキシコ)が学園を訪れました。
高2の14名が参加しました。2人~3人のグループに分かれて留学生にインタビューをし、日本と留学生の出身国との違いや共通点(Countries Differences / Similarities)、お互いの国から学びたいことや取り入れたいことなどについてディスカッションをしました。
最後に、話し合ったことについて、グループ毎にプレゼンテーションを行いました。
参加生徒達は、積極的に留学生とコミュニケーションを取り、プロジェクトの大きな目的通り、異文化を知り、留学生と交流することができたようです。
プロジェクトが終わる頃には、留学生ともすっかり打ち解けて、仲良くなっていました。
留学生お一人お一人から、生徒達に、外国語学習について励ましのメッセージやお褒めの言葉をたくさんいただきました。

法政大学の留学生のみなさん、ありがとうございました。

MicrosoftTeams-image (55)11月6日(月)の放課後に、中学Honorsと高1Super English Courseの生徒達と3人のネイティブの先生達で、アーティゾン美術館のスクールデーに行ってきました。
ネイティブの先生達も、日本の美術館を訪れるのは初めてとのことで、とても楽しみにされていました。
「ARTIZON」(アーティゾン)は、「ART」(アート)と「HORIZON」(ホライゾン:地平)を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を多くの人々に感じ取って欲しい、という意志が込められているそうです。
2020年にリニューアルした美術館のコンセプトは「創造の体感」。古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、そして現代美術まで視野を広げ、先進の技術を駆使した多彩な美術の楽しみ方を提供しています。

この日は、3つの展覧会(「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」「創造の現場映画と写真による芸術家の記録」「読書する女性たち」)が開催されていました。
山口晃氏の作品は、⽇本の伝統的絵画の様式を⽤い、油絵という技法を使って描かれる作⾵が特徴です。都市⿃瞰図・合戦図などの絵画のみならず⽴体、漫画、インスタレーションなど表現⽅法は多岐にわたり、生徒達はその独特の世界観、作品のダイナミックさと繊細さに魅了されていました。
ネイティブの先生達は、日本の美術館が、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ピカソ、ゴーギャン、マネ、マティス、カンディンスキーといった世界的に有名な画家の作品を所蔵していることに驚かれていました。
三輪田学園では、読書教育にも力を入れています。「読書する女性たち Women Reading」の展覧会では、そこに描かれた女性達に思いを馳せ、絵画作品の時代背景についても学びました。
素晴らしいコレクションの中でも、特に、ピエール=オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》、パブロ・ピカソ《腕を組んですわるサルタンバンク》、青木繁《海の幸》(重要文化財)は見逃せない作品でした。
訪問した月曜日はスクールデーのため、この時間は三輪田の団体のみ。美術館の方々の案内で、生徒達は作品をゆっくり鑑賞し、芸術の秋を満喫しました。

2学期のスピーチプレゼンテーションのテーマの1つは「アート」です。アーティゾン美術館で、好きな作品や印象に残った作品を選び、更に自分でリサーチし、英語でプレゼンテーションを行うことになっています。生徒達が、どの作品を選んで、スピーチをするのかとても楽しみです。

アーティゾン美術館は東京駅八重洲中央口より徒歩5分、学生は入場料が無料です。洗練されたモダンな美術館で、気軽にアートを楽しむことができますので、是非、訪れて欲しいと思います。 

 アーティゾン美術館のみなさん、ありがとうございました。

cc8a6fd8-12c7-4195-b827-df7b62da94a9三輪田学園の目の前にある法政大学市ヶ谷校舎で、サステナブルブランド国際会議 第4回「SB Student Ambassador東日本ブロック大会」が10/22(日)に行われました。
三輪田学園からも希望制の課外活動として生徒が参加しました。

SDGsの環境的な視点を持ってサステナブル(持続可能)な社会のあり方を考えました。
「無駄な電気の消費量を減らそう」をテーマに、そのためのアプリを作って、各電化製品が出す1日のエネルギー量を可視化できるようにするアイディアを出しました。

90分でグループの意見をまとめる事は大変でしたが、初めて会った他校の生徒たちと意見交換をして、一緒にプレゼンをすることはとても有意義なことでした。
自分から率先してアクションを起こす必要があることを実感しました。

現在と未来は様々な大きな課題を抱えていますが、真剣に取り組む生徒や、会議の感想を力強く語ってくれる生徒の姿に希望を感じました。

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