先日、道徳の授業で中学1年生は三輪田学の集大成、論語演劇を講堂で披露しました。
三輪田学園の建学の精神である論語をより深く理解するために、クラスごとに論語をもとにオリジナルの劇を作りました。
脚本、役者、大道具、動画編集など全て生徒で行いました。
三輪田祭では、録画した映像を鑑賞することができます。
ぜひ生徒たちの作品を見にいらしてください♪
中2の英語HUBでは、10月2日(水)午後に法政大学のグローバルラウンジを見学しました。
法政大学Global Education CenterのSさんに英語で案内していただきました。
グローバルラウンジは、法政大学の国際的な交流の場として、学生たちが多文化を体験し、異なるバックグラウンドを持つ学生同士が交流できる場所として作られたそうです。
訪問中、生徒たちは、フィリピンからの留学生や法政大学の日本人学生と英語で会話する貴重な機会に恵まれました。
日本人の学生さんのお一人はアメリカ、もう一人はオーストラリアへの留学経験がある方々でした。
留学経験のない学生さんもいらっしゃいましたが、皆さん非常に英語が上手で、流暢にコミュニケーションを取っている様子に生徒たちは感心していました。
フィリピンの留学生の方からは、「私も日本語を話す時に間違えます。間違いを恐れず、英語で話してみて!」という心強いアドバイスを英語でいただきました。
生徒たちは、ひとときの間、異文化交流を楽しんでいました。
三輪田学園にも、ネイティブの先生方とおしゃべりしたり、ゲームをしたりできるEnglish Loungeがありますので、生徒たちにも積極的に利用して欲しいと思います。
こんにちは。
私たちは中2から始まる探究授業のMIWADA-HUBの家庭科講座で、服のチカラプロジェクトに参加しています。
このプロジェクトは着られなくなった子ども服を、様々な場所に設置した回収BOXから回収し、服を種類別にわけ、世界の各地域の難民の子どもたちに寄付する活動です。
難民とは宗教、国籍、政治的意見または特定の社会集団に属するという理由で、自国にいると迫害を受けるおそれがあるために他国に逃れ、国際的保護を必 要とする人々のことです。
その難民の子供達はこれから グングンと成長していくのに対し服に限りがあり、 私たちのように服を着れない子供達もいます。服には体温調節をする他に、肌が傷つくことを防いだり、宗教的に肌を隠したりすることにも使用されます。
そこで皆さんにも服のチカラプロジェクトに参加をしてほしいのです。
今回はその回収ボックスを三輪田祭2日間で設置させていただきます。
場所は、4F家庭科展示の部屋と、2F談話室です。
服の回収の条件は以下の通りです。
ベビー服~160cm程の子ども服 限定
※服のチカラプロジェクトを運営しているユニクロ・GU以外の服でも、もちろん大丈夫です 。
NG:下着や水着など、戦争や血を連想させる服
例) 赤色の服、 銃のプリント、 迷彩柄、 スプラッシュ (しぶき)柄など
・極力、汚れがない服
・名前が書いてない、 消してある服
・洗濯をお願いします。
直前のお願いになりますが、皆様のご協力をお願いします。
高校1年生のLABでは、EARTH COMPANYの方をお招きし、「三輪田学園から未来を変える 世界と自分の今をつなぐ授業」と題して、講演をしていただきました。
EARTH COMPANYは、リジェネラティブな未来を創る類稀な変革力を持つアジア太平洋のチェンジメーカーの支援(インパクトヒーロー支援事業)や、リジェネラティブな未来を創る人を育成する研修プログラム(インパクトアカデミー事業)を実施している団体です。
世界で気候変動の影響(干ばつ、山火事、豪雨など)に苦しんでいる人の数は数え切れません。
そうした気候変動の原因は人間の活動によるものであることは既に明らかにされています。
今日の講演では、ファッション業界を例に取り、私たちの行動が世界に与える影響、そして未来を変えるためにはどうしたらよいか、ということをお話しくださいました。
ファッション、国際航空、海運の中で、一番CO2を多く排出している業界はファッション業界だといい、航空と海運による排出量を足してもなお、ファッション業界の方が排出量が多いのだそうです。
その背景には、洋服はその生産から廃棄に至るまで、どの段階においてもCO2の排出を伴うことがあります。洋服1枚が作られるまでに排出されるCO2は平均して25.5kg、これはなんと買い物用ビニール袋約765枚(2年間毎日スーパーで買い物をするときにビニール袋を1枚買って使う枚数!!)と同等だそうです。その上、現在世界には、7世代先(約500年後)までカバーできるだけの衣服が存在しているそうです。(とは言え、500年後に現代の服はきっと着られません。500年前、室町時代の服を私たちが今着るかと考えるとNOです)
こうした“大量生産・大量消費”の現状は、1950年と比較してCO2の排出量640%増を引き起こしています。その影響を一番に受けるのは太平洋の島嶼国の人々。
気候変動は単に「環境問題」を超え、「人権問題」であるとおっしゃっていました。
洋服を新しく購入するとき、気候変動を増大させたい、と思っている人はいないはずですが、結果的には影響を与えてしまっています。
私たちの生活は世界と切り離すことはできないのです。だからこそ、今、そして未来に、どうしていけばよいかを考える必要があります。
私たちは1日に35,000回の「選択」をしているといわれています。
日本人が1年間に買っている服は約18枚、手放す服は15枚、つまり9割は1年のうちに手放す計算ですが、その行動を、例えば店舗の回収ボックスに持っていく、フリマアプリや古着屋を利用してリユースする、サブスクを利用するなど、「選択」を変えるだけでも課題の解決に寄与することができます。
3.5%の人間が変わると世界は変えられる、本校の高1生でいえば6人が変われば世界を変えることが出来るそうです。
それぞれが「生きたいと思う世界」を実現するために、行動を見直してみたいと思いました。
高1生はこの後、各々がテーマを設定し、探究を行っていきます。
今日の講演で伺った内容をヒントにしつつ、自分の好きなことや興味関心をベースに、身の回りの課題を見つけ、探究を進めてもらいたいと思います。
9月25日(水)午後に、中2英語HUBでは、代々木上原にある東京ジャーミィトルコ文化センターを訪問しました。
東京ジャーミイの歴史は戦前にまで遡ります。
ロシア革命を逃れ、日本へ避難して来たカザン州のトルコ人たちの礼拝所として建てられたのが始まりだそうです。
その後、この礼拝所は半世紀以上にわたり在日のイスラーム教徒たちの心の拠り所となってきましたが、老朽化により1986年に取り壊され、2000年に東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センターとして生まれ変わり、現在に至っています。
ガイドの下村さんからは、トルコのチューリップ、大学の探検部で訪れたアフリカでの旅の経験、イスラム教に魅せられたきっかけなど、普段生徒達にとっては馴染みの少ないイスラム教についてのお話をたくさん伺うことができ、実りの多い時間を過ごすことができました。
トルコ人の女性スタッフの方は、「スカーフはとても大切なアイテム」とおっしゃっていました。
東京ジャーミイの荘厳なモスクで、信者たちの礼拝の様子も見学することができました。
9月18日(水)の中2の英語HUBの授業では、三輪田学園の卒業生である中澤さんを講師としてお迎えし、英語ワークショップ「Be curious! The Future is yours(物事に関心をもってみて! 未来はあなたのもの)」が開催されました。
このワークショップで、生徒達は日常生活で目にする物事に対して、問題解決やデザインの視点から新しい価値を創造することを考えてみました。
5限:中澤さんの自己紹介とキャリア、仕事の苦労話
中澤さんは、ロンドン大学ゴールドスミス校でFINE ARTを専攻し、卒業後はグローバルに活躍されていらっしゃいます。ハリウッドセレブのキャスティングや国内外のアーティストのマネジメント、ユニクロのライセンス担当など、多岐にわたる業務を行ってきました。現在は、A-GENT TOKYOの代表として、企業向けのプロジェクトを手掛ける一方で、大学や企業向けの講演会も行っています。
中澤さんは、自身のキャリアでの苦労話もしてくださいました。例えば、あるミュージックビデオの撮影では、アーティストのスケジュールの都合で午前3時から3時30分までという限られた時間で一発撮りを行わなければならない状況でした。どの会社も断った難しい仕事でしたが、中澤さんはこれを二つ返事で引き受け、成功させたそうです。また、世界的に有名なミュージシャンのコンサートにぴったりのアーティストを見つけ、自ら所属事務所に電話をかけ、そのコンサートの演出に関わった経験も語ってくれました。中澤さんの豊富な経験と、多様な人々との仕事を通じた学びを共有したことで、生徒達は大きな刺激を受けていました。
中澤さんは、「人が好きで、人とのコミュニケーションが好き」と話し、英語も「その環境に飛び込んでしまえば英語は使えるようになる」と前向きなメッセージで、生徒達を励ましてくれました。
6限:SWOT分析と信念の発表
後半の6限では、生徒達がSWOT分析(Strength, Weakness, Opportunity, Threat)に取り組み、自分自身の強みや弱み、機会や脅威を考察しました。ワークショップの最後には、一人一人が自分の信念や目標について発表し、互いに意見交換を行うことで、自己成長のきっかけを得る場となりました。
このワークショップを通じて、生徒達は「未来は自分たちの手にある」というメッセージを受け取り、より広い視点で物事に取り組む姿勢を学んだようです。今後も三輪田学園では、このような生徒の成長を促すワークショップを開催し、生徒たちの未来をサポートしていきます。
第153回開成祭で、開成学園音楽部様と三輪田学園音楽クラブは混声合唱を演奏させていただきました♪
両校の混声合唱の活動は47年になります。
高2にとってはコロナ禍を経て3回目の文化祭。思い入れもあります。
開成さんは部員も増えて、三輪田と1:1の人数で安定感を感じます。
吹奏楽、男声合唱、そして混声合唱。温かな穏やかなサウンドです。
25年以上前のOGも聴きにいらしてくださいました!
〔混声合唱プログラム〕
銀河鉄道999 カイト 天空歌 春 Unlimited
カイトの歌詞「ぎゅっと強く握りしめていた糸」
生徒には大切なものを、強くて太い、長いたこ糸で、ギュッと、ときには優しく握り続けてほしいと思います。
日曜は曇り空でしたが、生徒たちの歌声に乗ってカイトが高く昇っていました。
9月12日(金)、高校1年生は5時間目のLAB(探究)の時間に、1学期に考えた高2関西修学旅行のコース案の、学年発表会を行いました。
全37チームの案を、旅行会社さんに送り、4つのコース案が選ばれました。
マイナスなイメージを持たれがちな「梅雨」を楽しむコンセプトで、紫陽花をテーマにSNS映えまで意識したグループ、京都の「行ってみたい!」を叶える、有名どころを詰め込んだグループ、金運アップをテーマにしたグループ、そして、縁結び・良縁をテーマにした恋旅グループが選ばれ、それぞれ発表を行いました。
この学年発表会には、旅行会社の社員さんもご来校くださり、直接講評をいただくことができました。
今回選ばれたチームのポイントは、
・テーマやキャッチコピーがハッキリとしている
・コースの行程に無駄がない
・一箇所あたりをゆっくりじっくり見学できる無理のないスケジュールである
ということだそうです。
また、今後に向けて、テーマやコンセプトの設定の重要さや、数字を効果的に使うと良い、といったアドバイスもいただきました。
さらに、LABを通してここからさらなる探究を行っていく生徒たちに向けて、観光業の観点から、コロナ禍での経験や現在抱える課題などを例にお話くださり、来年の修学旅行に向かうまでに、地域の人も訪れる人もwin-winの関係にできるような取り組みがないか、考えてみて欲しい、とおっしゃっていました。
さらに6時間目には本校の進路指導部長による進路・進学ガイダンスが行われ、来月末に控える文理選択に向けて、入試制度の概要や文理選択・科目選択を行う上での注意点等を伺いました。中高一貫校に通う生徒たちにとっては初めての進路選択となります。集中してお話を聞き、熱心にメモを取っていました。
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