先日、中学3年生は、理科の授業で力を測定する実験を行いました。班のメンバーと協力しながら、データを読み解き、力の合成の作図をしていました。
座学だけではなく、実際に自分の目で見て、手を動かすことで記憶にも残りやすくなります。
生徒たちは、中間考査にむけて、理解を深めていました。
10月17日(金)の5・6限に、株式会社ライフキャリア総研代表取締役の城梨沙先生をお招きして中学生向けの講演会をおこないました。城先生はキャリアコンサルタントとして学生向けのキャリア支援事業や企業の人材育成事業にかかわり、女性活躍やダイバーシティの推進をライフワークとなさっています。昨年7月には、シンガポールに海外拠点を設立されました。
講演の前半は城先生のこれまでの生き方や人生の転機がテーマでした。大学生の時に海外旅行で14カ国を訪れたこと。結婚を機にオーストラリアに居住したこと。仕事中心ではなく家族ファーストのオーストラリア人の生き方に影響を受け、帰国後はフリーランスという働き方を選択したこと。出産・育児を経験し、これまでのような働き方ができない葛藤を感じて、ご自身で新事業を立ち上げたこと。コロナ禍で事業の見直しをせまられ、自分と深く向き合い、事業を整理したこと。転機や壁を感じるたびに、新たな道を切り開いてきた城先生の生き方に生徒たちも刺激を受けたようでした。
講演の後半は女性とキャリアをテーマに、ジェンダーギャップ指数が世界118位で、政治・経済面で指導的地位に就く女性が少ない日本の現状や、いまだに性別的役割分担の大きい日本の問題点についてのお話でした。少しずつではありますが、現状が変わりつつあることもふまえ、生徒たちが社会の第一線で活躍するころには、男女問わず、個人の能力・可能性を十二分に発揮できる社会であってほしいと思います。
最後に、キャリアを築くうえで大切なことは、広い視野・体験と自己決定権であるというお話を伺いました。一歩踏み出す時には、自分が快適と感じる環境から少しストレッチすることが大切。城先生は、一番苦しい時に逃げないことを信条としていらっしゃるそうです。今日のお話を、生徒それぞれの未来に生かしてほしいと思います。
10/11(土)、高校2年生3名が、本校教員の恩師が企画する、立教大学異文化コミュニケーション学部主催の公開シンポジウム、トランスナショナル・シネマ・シンポジウム2025に参加しました。
今年のテーマは、「尹東柱、立教に帰る〜共に創る未来〜」
尹東柱は韓国の国民的詩人で、現・延世大学を卒業後、戦時中の1942年に日本に留学し、はじめの半年ほどを立教大学で過ごした経験があり、彼が日本で書いた詩のうち現存する5編は、いずれも立教大学在学中に書かれたものです。
今年は尹東柱の没後80年、日韓国交正常化60年の節目となる年でもあり、尹東柱の詩碑が立教大学池袋キャンパスに建立され、このシンポジウムの日にその除幕式が行われました。
シンポジウム第一部では、舞台美術デザイナーのパク・ドンウ氏の講演、作家コン・ジヨン氏と異文化コミュニケーション学部イ・ヒャンジン教授の対談が行われており、いずれも韓国を代表する芸術監督、作家さんなのですが、私たちは午前中の授業を終えてから向かい、第一部終盤の到着となったため、残念ながらお二人のお話を伺うことは叶いませんでした。
詩碑の除幕式が生中継でシンポジウム会場に届けられた後、第二部は2016年公開の映画『空と風と星の詩人~尹東柱(ユン・ドンジュ)の生涯〜』の上映、第三部は立教大学と延世大学の学生および韓国の俳優イ・デヨン氏による詩劇「ごめんなさい、ドンジュ」の上演が行われました。さらに最後にはスペシャルゲストとして、韓国の俳優チョ・ジェユンさんとチェ・ジニョクさん、日本出身のKPOPアイドルKAZUTAさん(n.SSign)も登壇し、詩の朗読や歌唱が行われるなど、盛りだくさんな内容でした。
参加した生徒たちは尹東柱詩人を今回初めて知ったと話してくれましたが、シンポジウムを通して、植民地統治下で禁じられたハングルで詩を書き続け、自然を愛し、自由と恒久の平和を願った尹東柱の想いを、しっかりと受け止め、また歴史についても考えさせられたようでした。
また、一部と二部の間にはゼミ生にキャンパスツアーも行ってもらい、大学の様子を知ることが出来ました。長丁場のシンポジウムでしたが、高校までの教科教育を超えた、学びの世界を体験することが出来たようです。
中学3年生が校外学習としてプラネタリウムを見学しました。
巨大なドームスクリーンに映し出された満天の星空の下、理科の授業で学んだ天体の動きを実感し、深い理解に繋げることができました。
座学の知識を体験学習と組み合わせることで、学びが現実と繋がり、生徒たちの宇宙への関心が一層高まりました。
放送日は今週末10月11日㈯午前10時30分からです。
ディレクターさんとの撮影お打ち合わせは常にポジティブ。TVは生み出すものなので…
4日間の撮影は登校風景、ホームルーム、授業、昼食、委員会、クラブ活動と、充実した三輪田学園生活満載! 様々なシーンでの撮影は、学校にはたくさんの表情があることを実感します。
生徒も初めてのTV撮影に嬉しそうです。
撮影は全てディレクターさんお一人で行われます。取材&撮影&編集&ナレーション原案…。
撮影では目線を大切にしていらっしゃいます。
数字(部員数や文化祭来場者数、創部何年かなど)を明らかにすることでストーリーが生まれます✨
ドキュメンタリーの場合は、取材対象と同じ知識量が必要なため、膨大な本を読み込み、それが映像ににじみ出るそうです。芸術活動と通じます。
撮影のあとは大変な編集作業です。確認作業が綿密になされていきます。
テレビ局での試写、最終段階のナレーションで、まさに画竜点睛。
たくさんの方のチームワークで製作される番組。
三輪田学園の魅力がギュッとつまった放送が今から楽しみです。
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