3月10日(木)学年末テスト最終日と3月12日(土)の2日間、ロンドン最大の高等教育機関として知られるUniversity College London大学院(以下、UCL)に在籍されている石川智子氏による特別授業に参加しました。

石川氏は、本校の元理科教諭で、現在はUCLにて理科教育について研究されています。このたび石川氏は、イギリスで毎年行なわれている「クリスマスレクチャー」を用いて、日本において授業外での科学の学びが生徒の学習意欲をどのように変化させるかについて研究されています。

なお、「クリスマスレクチャー」とは、英国王立科学研究所が毎年著名な科学者を招いて、中高生を対象に科学の実演講義を行なうもので、1825年からイギリスで続けられている科学の祭典です。英国では学外での科学教育が発達しており、この講義は科学者から子供たちへのクリスマスプレゼントとして、現地で大変人気があるとのことです。

特別授業では、両日とも、冒頭で石川氏によるプレテストが行なわれ、その後60分間、現地で実際に行なわれた「クリスマスレクチャー」の動画を視聴しました。また終了後には、動画についてのディスカッションとポストテストが行なわれました。生徒は、目まぐるしく、かつ色々な手法で展開される「クリスマスレクチャー」の様々な実験に興味津々となって見入っていました。補助字幕が付けられていたものの、現地英語による科学のレクチャーを視聴でき、世界の最先端で展開される科学の学びを存分に享受することができた貴重な2日間となりました。

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