核兵器のない世界11月9日(土)に8・9年生(中2・3)を対象に、国際交流NGOピースボートの共同代表の畠山澄子さんをお招きして、お話を伺いました。

畠山さんは、核のグローバル史、科学技術と社会論を専門とし、TBS「サンデーモーニング」のコメンテーターとしても活躍されています。今年の夏に、明星学園とピースボートの共同企画として行った国際交流クルーズにコーディネーターとして関わってくださいました。その夏のプログラムに参加した8年生数名がクルーズ内で行われた畠山さんの「核兵器はなくせる」という講座のお話に心を打たれ、「ぜひ学校のみんなにも聞いてもらいたい!」と企画書を書いて畠山さんに声掛けをし、今回の企画が実現しました。今回は、その3人が司会・進行も担当してくれました!

 

核兵器2畠山さんが被爆者に出会って、核兵器の問題に関わるようになったように、今回、夏のピースボートで畠山さんに出会った8年生が、核兵器の問題に関心を持ち、この時間が実現しました。こんなふうに自分のアンテナに引っかかったことから、自分ができることを見つけて行動にうつしてみる。そんな一人一人の一歩が積み重なり広がっていくことは、なんて素敵なことだろうと思いました。核兵器の問題を通して、どんな世界がいいのかを一緒に考えていけるきっかけをたくさん投げかけてくださった畠山さんに感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございました。

 

生徒の感想を含む詳細はこちらから。

タイ1コロナ禍で途絶えてしまっていたタイのホアヒンにある姉妹校のウイタラヤイ学園との交流が今年の夏から再開しました。この夏休みに明星の高校生23名がタイへ。そして、この秋にホアヒンから20名の中高生たちが、高校で実施されているインターナショナルウィークに合わせて来日しました。

そんなホアヒンからの短期留学生の皆さんが、明星学園で過ごす最後の日の10月28日に中学校にも遊びに来てくれました。
タイからやってきた20名に、中学生たちは興味津々!

 

タイ2授業に参加してみたいというリクエストがあったので、2〜3人ずつに分かれてもらい、明星生に混じり英語、音楽、体育、木工、工芸の授業に参加してもらいながら交流を図りました。8年生(中2)の英語のクラスでは、タイの生徒の他己紹介プレゼンを行うためのインタビューを英語でやってみたり、9年生(中3)の体育はちょうどバレーボールの授業だったので、ウイタラヤイ学園チームと明星生チームで試合をやってみたり。工芸の授業では、毛糸を使ったミニ織物体験。やり方がわからないタイの生徒たちに、明星生たちも一生懸命身振り手振りも交えながらサポート。和やかに交流することができました。

詳細はこちらから。

10月26日、三鷹市芸術文化センター・風のホールにおいて、明星学園100周年記念『ミュージックフェスティバル』が開催されました。
音楽によって「表現すること」をし続けている卒業生の数々のアーティストの中から8組が次々に登場、4時間を超えるライブが繰り広げられました。

曲の合間には明星時代のエピソードがどのミュージシャンからも語られ、笑わせ、盛り上げ、時にほろりとさせてくれました。
当日は会場地下の美術創作・展示室において『明星アート展』も開催されていて、懐かしい出会いもあちこちで見られました。

『ミュージックフェスティバル』出演アーティストは以下の通りです。

①パウンチホイール(63・65・77・82回生)
*爽やかで人懐っこい個性は長くバンドを続けて愛されてきた証!
②小林紗羅(ソプラノ歌手)69回生
沙央くらま(元宝塚・現俳優)69回生
宮崎誠(ピアノ)64回生
*オペラから宝塚、ミュージカル音楽まで圧巻の歌唱!
③優雅(77回生)
*軽やかな歌声は令和の時代に新たな風を贈る!
④ウエノレイ(75回生)
*アーティキュレーションを発揮する抜群のセンスを持つ!
⑤HONEBONE(代表・吉澤エミリ)76回生
*派手なルックスをよそにナーバスなナンバーを得意とするふたり!
⑥高橋ゆうや(76回生)
*デビュー早々大きな苦難を強いられながらも音楽的強さは健在!
⑦土屋アンナ(69回生)
*子どもたちの魂に火をつけてくれた誕生祭でのステージは圧巻でした!
⑧Quinteto FEM(47・76回生)
*普段は別々に活動しながらもラテン繋がりは結束が固い!

(学園広報 堀内)

バザー2024年度明星学園バザー「全力で好きを楽しむ‼」を今週末の日曜日に開催します!

 

親子で楽しめるイベントがもりだくさん。明星学園に関心のある皆様、どうぞ明星学園を体感しに気軽にご来校ください。小・中学校入試相談ブース(小学校前期図書室内)もご用意し、お待ちしています。

 

【日時】2024年10月27日(日)9時15分(開門・受付)9時30分(ワークショップ開始)~15時

 
【場所】明星学園小学校・中学校(井の頭キャンパス)

 
【内容】学年の模擬店・明星会大テント・100周年特別企画明星ミュージアム・懐かしの授業(11時~12時「ほりしぇんと昔語り」:堀内雅人氏/13時30分~14時30分「コロナで雑談」:高橋幸悦氏)・各種発表
プログラム詳細はこちら記念イベントサイトからご覧ください。
皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

明星学園100周年記念イベント『明星アート展』のお知らせです。
下記の通り、「表現すること」を突き詰めた、明星学園の卒業生54名のアーティストによる、個性豊かな作品展示会を行います。
明星学園が大切に育て続けてきた「表現する」教育の成果、是非ご覧ください。
入場無料、チケット不要、どなたでも入場できます。

◇2024年10月23日(水)~26日(土)
10時~19時(最終日、18時まで)

◇三鷹市芸術文化センター
(美術創作・展示室)
*アクセス
JR三鷹駅下車徒歩15分、またはバスの便があります。
https://mitaka-sportsandculture.or.jp/geibun/access/

(学園広報 堀内)

今夏、8月17日から28日にかけての12日間、明星学園とピースボートとの初めての共同の取り組みとして、中学生向けの国際交流クルーズが行われました。参加した中学生27名、Voyage 118の横浜からシンガポールまでの乗船。船内での講座や英会話教室、他の乗客やクルーとの交流、そして寄港地での見聞を余すところなく楽しんだ中学生。

交流クルーズ1

今回、ピースボート側のコーディネーターとして日々プログラムを運営してくださった畠山さんが、ピースボートのHPでこの「旅」について詳細なレポートを書いてくださいました。是非、お読みください。

「言葉が通じなくても仲良くなれる!中学生27名、国際交流の軌跡」
交流クルーズ2
(学園広報 堀内)

明星祭9月14(土)・15日(日)、高校の文化祭「明星祭」を開催します。今年のテーマは「華」。各部活のステージやクラス企画、飲食コーナーなど多彩な催しが行われます。

「明星祭」詳細ページは、こちらから。

中学入試の受験生向け個別相談コーナーも設けられます(14日午後0時半~午後3時半、15日午前11時~午後2時半)。予約不要で入場できます。

(学園広報 堀内)

動画100年のあゆみ8月30日(金)、武蔵野公会堂において『明星学園創立100周年記念シンポジウム』が開催されました。
当日は朝から大雨が降り続き、公共交通機関の運行状況を見ながらの準備となりました。
思い返せば、1924年(大13)5月15日の開校式当日、2024年5月7日の創立100周年記念式典もまた荒天でした。
そのような中、大勢の人に集まっていただきました。

第1部は、白栁弘幸氏(現、玉川大学学術研究所特別研究員)による講演『赤井米吉と小原國芳―両雄並び立つ―』
赤井米吉は取りも直さず明星学園の創立者。小原國芳は玉川学園の創立者、ともに澤柳政太郎が創立した成城小学校の教員でした。その二人が成城小学校を飛び出し、それぞれが理想に燃えて新しい学校を創ったわけです。白柳氏からは二人の考え方の違いと同時に、これまであまり取り上げられることのなかった不思議なほどの共通点、成城を離れたその後における二人の深い交流が語られました。新教育への熱い思い、明星学園100年後のこれからへ向け、どのように継承していくかが我々に与えられた使命です。

第2部は、大正自由教育、児童中心主義の流れを汲む7校の代表者による座談会。成城小学校からは明星学園・玉川学園だけではなく、和光学園・清明学園が誕生しています。成城小学校創設の直後に創立したのがキリスト教を土台に「真の自由人」を育てることを目指した自由学園でした。明星学園から40年前に分かれて創立されたのが自由の森学園です。
初めに、各校がどのように創立理念を現在に至るまで継承し、具体化しているかをプレゼンしていただきました。当然のことではありますが共通点が多く、具体的な実践の部分では大きな刺激を受けました。
その後の意見交換では、以下のようなことを話題にしました。

①「一人一人の子どもを大切にする」ということは、子どもという存在がいかなるものかという目をしっかり持っていなければならないこと。その上で、要求度の高い「厳しさ」が必要なこと。そのためには子ども同士、教員と子どもの関係が信頼関係に基づいたものでなければならないこと。
②各校に共通する「科学的研究に基づいた教育」とはいかなるものか。各校は具体的にどのような取り組みを行っているのか。具体的調査と検証。自主教材と公開研究会。どう教えるかだけではなく、何を教えるかの大切さ。理由・根拠を常に考える授業。教員自身が学び続けることの大切さを感じました。
③この7校の特徴として、学校教育をその中だけにとどまるものではなく、理想とする社会を目指すためにあると謳っていることが挙げられます。だからこそ、その実践は授業だけだけではなく、学校生活全般にわたっているのでしょう。各校が目指す社会を語っていただきました。創立理念・教育方針が単なるお題目ではなく、教育活動の指針となっていることが分かります。
④新学習指導要領には、大正自由教育で語られてきた言葉が文面上、謳われています。<「個別最適な学び」と「協働的な学び」を一体的に充実し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善>。これをいかにとらえるか。
目の前の生徒一人一人と向き合い、現場の教員自ら必要と感じる実践を積み上げてきた教育は一朝一夕でできるものではありません。今後、さらに我々の独自性が問われていくことになるでしょう。

短い時間ではありましたが、大正自由教育の流れを汲む7校が一堂に会したことは大きな意味があったように思います。赤井と小原がそうであったように、この7校が互いを意識し、刺激し合いながら、それぞれの歴史を刻んでいくことの大切さを感じました。
「こういう会を1回だけで終わらせず、次に続けましょう!」
そんな声で、シンポジウムは幕を閉じました。

(学園広報 堀内)

8月5日に夏の特別企画『みんなで哲学対話をしよう!』を実施しました。
7年生(中1)の授業で実施している哲学対話。今回の特別企画は新渡戸文化学園の中学生、明治大学の学生を明星学園にお招きし、一緒に哲学対話しました。
学園と新渡戸文化学園の先生合わせ総勢30名という人数が集まり、この日は2つの教室に分かれて対話をすることになりました。対話をするテーマはそれぞれのチームで決めていきます。私のチームでは、「友だちとは何か?」「争いはなぜ起こるのか?」など30個以上の問いが挙げられました。それらを黒板に提示し、みんなでそれらの問いを眺めます。そして、気になる問いについて提案者に意図を聞きながら、これから対話をする仲間と共に深めたい問いを決めていきます。私たちのチームで決めたのは、「『大丈夫』という言葉に、正しい使い方はあるのか?」です。
いよいよ対話のスタート。まずは、今の気持ちについて一言ずつ話してもらい場の空気が温まったところで対話を始めていきます。「大丈夫?ってっ聞かれることがあるけど、声をかけてくれる人は本当に解決してくれようとしてるのかな?」「確かに、大丈夫?って聞くとき、心配はしてるけど何か手伝おうという気持ちはそれほどないかもしれないなぁ」「結構、無責任な言葉だったりするのかな?」「でも、私は“大丈夫?”って聞かれて安心した経験があるよ」「確かにそれも言える」「“大丈夫?”っていう言葉は挨拶みたいなものなのかな?」「あなたと繋がりたいですっていうサインみたいなものだったりして」
こうした対話が40分ほど続きました。参加者が、知識ではなく自身の経験を言葉にして、様々な見方を交換しました。対話が終わった後は、新渡戸文化学園の中学生、明治大学の学生がお互いのことについて話をしながら交流を深める姿が印象に残ります。11月には新渡戸文化学園の皆さんが企画する「哲学対話」へ参加する予定です!
探究活動を通じて他者と出会い、言葉を交わし、ひとつの問いについて考えを深めることができる、とても貴重な体験でした。新渡戸文化学園の皆さん、明治大学の学生の皆さん、ありがとうございました。

 

(総合探究科 新坂彩子)

明星学園中学校と国際NGOピースボートがコラボして企画した「国際交流クルーズ」の記念すべき初めての旅が今夏、実施されました。

3ピースボートは主に地球一周の船旅をとおして様々な国や地域に暮らす人々と直接顔の見える交流や国際協力活動を行うNGO。1983年に設立され、第一回クルーズから40年の間にのべ9万人の参加者と世界中200以上の港を訪問しています。

今回、明星学園中学校とピースボートが協力し、2024年8月16日から12月1日までの108日間で地球一周をする「Voyage118(第118回クルーズ)」の横浜〜シンガポール区間に乗船し、船の中や行く先々で国際交流を行うというプログラムが実現しました。横浜港で船に乗り込み、深圳、香港、シンガポールの3カ所を訪問し、シンガポールからは飛行機で東京に帰ってくる13日間のプログラムです(残念ながら台風のために横浜出航が1日遅れ、深圳の寄港地は今回取り止めとなってしまいました)。

 

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参加者は8年生(中2)・9年生(中3)合わせて27名。

大海原を越えた大冒険の詳細な「航海レポート」は、こちら『中学校ニュース』よりお読みいただけます。
写真が豊富にあり、生き生きとした子どもたちの様子が見えるレポートになっています。

(学園広報 堀内)

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