してみる1研究とは、“社会の進歩に役立たせる”という目的をもって行われるもの。
そんな大それたことが自分にできるのだろうか? 研究を目の前にして、中学生の彼らが毎年直面する壁です。

今年も身近な疑問がたくさん生まれています。「めんどくさいって何?」「嘘とホントは見分けられるの?」「どうして差別をしちゃうの?」これらは彼らにとって切実な問題です。
けれど、これらの疑問は私たちも一度は考え、答えを出さずに保留にしているものもあります。彼らがその疑問に向き合い、自分なりの答えを導くことで誰かの声に応えることになる。そう考えると、それは立派な研究と言えそうです。

 

してみる2さて、明星学園では毎年この時期に「してみる」相談会を実施しています。「してみる」の活動とは、個々の研究にオリジナリティを持たせるための、見る(観察・訪問)、聞く(インタビュー・アンケート)、感じる(フィールドワーク)調査です。
この日は、21名の卒業研究ボランティアの方に来ていただき、10グループに分かれ、どのような「してみる」の可能性があるのか一人ひとり相談をしました。

 

してみる3持ち時間は一人10分。自分の研究テーマ、研究動機、現在分かっている事実、「してみる」のアイデアを報告します。生徒の報告が終わると、ボランティアの方がすかさず指摘や問いを投げかけます。「今の報告の中にはAという切り口とBという切り口があったね」「海外比較の”海外”ってどの国かな?」「そもそも友達って何だろうね?」など、思わず考えたくなるようなフィードバックばかり。そうしたやりとりが続き、最後に具体的なアドバイスを提示してくださいました。

 

してみる4テーマ相談会後は、教員とボランティアの《振り返り》の時間です。そこでは、各グループで印象に残ったやり取りや研究を深める可能性について情報共有を行いました。
生徒一人ひとりの研究を真ん中に置いて共に考える時間。
なんとも贅沢です。生徒にとって、実り多き一日となったことでしょう。
ご協力いただいたボランティアの皆さん、いつもありがとうございます。

(総合探究科 新坂彩子)

<第Ⅴ部> 中3『卒業研究』の実践

第33話 『中学生の「卒業論文」との出会い』

第34話 『中学生の「卒業論文」を提案』

第35話 『早稲田中学校の実践』

第36話 『なぜ中学生に「卒業論文」か?』

第37話 『「卒業論文」から生徒全員の「プレゼンテーション」へ』

第38話 『最も大切なテーマ探し』①

第39話 『最も大切なテーマ探し』②

第40話 『今求められるフィールドワークとしての「~してみる計画」』

第41話 『「してみる計画」と保護者・卒業生ボランティアの役割』

第42話 『プレゼンテーション―「聞く力」と「コメントの力」』

第43話 『「卒業研究」の一年』

☆まとめ 1/5 第1話~第8話

☆まとめ 2/5 第9話~第16話

☆まとめ 3/5 第17話~第23話

☆まとめ 4/5 第24話~第32話

☆「副校長が語る明星学園中学校の教育」(動画)

棒の折れ15月30日に7年生は、夏季行事の八ヶ岳登山に向けての足慣らしとして、棒ノ折山(東京都西多摩郡・埼玉県飯能市)へ春の遠足に出かけました。台風の接近でお天気が心配でしたが、天気図と天気予報を何度もチェックし、当日は雨に振られることなく登り終えることができました。

 

予定より時間がかかってしまいましたが、無事に全員下山することができました。当日の写真と生徒の感想はこちらからご覧いただけます。

以下、写真を少しだけお届けします。  (学園広報部長 堀内)

棒の折れ2棒の折れ3棒の折れ4

谷内1この度、本学園の卒業生で、絵本作家として活躍された谷内こうたさんの個展がちひろ美術館・東京(練馬上井草)で開催されます。
谷内さんは、1971年、24歳のときに3作目の絵本『なつのあさ』で日本人として初めてボローニャ国際児童図書展でグラフィック賞を受賞、鮮烈なデビューを果たしました。

小学校図書室には彼の絵本がそろっていますが、その図書室にセーヌ川沿いの風景が描かれた大きな絵が飾ってあります。それは彼の描いた絵で、2020年に奥様が寄贈してくださいました。

 

『谷内こうた展 風のゆくえ』
▪ちひろ美術館・東京
▪6月24日(土)~10月1日(日)
*7月9日(日)には、谷内こうた氏のひとり娘の草ちゃん(ガリマール出版社児童局)がフランスのヴェルサイユから来日して、「ー父と絵本の旅ー」というテーマで講演をします。こちらは、申込みが必要で入場人数に限りがあるようです。また、他にもイベントがあります。
どうぞ足をはこんでぜひお楽しみください。

谷内こうた(1947~2019)
明星学園から多摩美術大学絵画科へ進学。20歳のときに、叔父の谷内六郎の勧めではじめて絵本の絵を描き(『ぼくのでんしゃ』『おじいさんのばいおりん』)至光社の武市八十雄に認められ、同社より出版。1971年に『なつのあさ』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞、同年に渡欧し、油彩画の制作を中心に活動。『のらいぬ』『つきとあそぼう』にて1979年、1981年BIB金のりんご賞受賞。1990年代には「週刊新潮」の表紙絵も手掛ける。2019年ルーアンにて没。

(学園広報部長 堀内)

5月21日(日)におこなわれた井の頭公園・駅前商店会の睦会発足70周年記念感謝祭に、和太鼓部中学生&OGOBチームが参加し、演奏をしてきました。

和太鼓1和太鼓2和太鼓4

大学1年~3年生の代のOGOBが何人も集まってくれ、久しぶりの演奏を全身で楽しんでいました。一緒に演奏した中学生の現役部員たちもOBの大太鼓を叩く姿などを見て、「大太鼓、かっこよかった~!」といい刺激を受ける機会ともなりました。

明星学園の最寄駅として、子どもたちが長い間利用してきた京王井の頭線井の頭公園駅前で演奏できることはとても喜ばしいことでした。
たくさんの方が足を止めて、声援と拍手を送ってくださいました。聞きに来てくださった皆様、声をかけていただいた睦会の皆様、ありがとうございました。

(和太鼓部顧問 小畑典子)

スクリーンショット (199)昨年6月、尾木直樹氏から始まった明星学園創立100周年記念「リレーエッセイ」第11弾は、日産厚生会玉川病院 乳腺外科副部長、医学博士・理学博士 大石陽子さん(卒業生 55回生)です。
タイトルは、『豊かな感性と型にはまらない柔軟な発想力』。

大石さんの略歴にある東京医科歯科大学第一外科女医第一号であったり、遺伝子診断がまだまだ普及していなかった20年前に、がんの遺伝子発現解析が予後予測、治療効果予測に重要な役割を果たすと確信、乳がんの遺伝子研究を希望するなど、まさに「豊かな感性と型にはまらない柔軟な発想力」、そんな大石さんにあこがれてしまう在校生はたくさんいるのではないでしょうか。

 

そんな大石さんが未来の明星学園へエールを送ってくれました。

大石さんの『リレーエッセイ』はこちらからご一読ください。(これまでのエッセイも、こちらからお読みいただけます)

【大石陽子さん プロフィール】
1970年2月生まれ、明星学園(小中高)卒業 55回生
現職:日産厚生会玉川病院 乳腺外科副部長、医学博士・理学博士
専門分野:乳がん遺伝子発現解析
研究テーマ;
『鎖骨上リンパ節転移陽性乳がんの予後を規定する機能ネットワークの解析』

*今後も月1回のペースで、さまざまな分野で活躍する明星学園ゆかりの方々でエッセイをつないでいきます。ご期待ください。

(学園広報部長 堀内)

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明星学園の公式ホームページには、現在3つのキャッチコピーが掲載されています。

小学校:「小学生だって、世界が相手だ。」

中学校:「付属大学(エスカレーター)はない。進路(すすむみち)は、自分でつかまえる。」

高校 :「つかみ取ろう、自分だけの輝きを。」

GW前の4月27日、そのうちの一つが『朝日小学生新聞』に15段全面で掲載されました。
こちら本校公式HP「学園ニュース」からご覧いただくことができます。
また、来年は明星学園創立100周年。「おかげさまで100周年ロゴ」と一緒に告知していただきました。

なお、このキャッチコピーはJR吉祥寺駅構内の電光看板でも見ることができます。
100周年に向け、そしてその後の100年に向け、子どもたちのすすむ道を見守っていきたいと思います。

(学園広報部長 堀内)

4月最後の学校活動は、学年交流会でした。各学年ごとに、実行委員が企画した内容をクラス・学年全体で取り組みます。今回は7年生(中1)と神代植物公園に同行。

交流会1交流会2
実行委員の『今日1日楽しみましょう〜!えい!えい!おー!!』の掛け声と共に、クラス企画がスタート。後半はクラス対抗企画・・・。
お日さまが1人ひとりにスポットライトを当てているような陽射しの強さと、時折通り抜けていく風の爽やかさのバランスがなんとも心地よい交流日和。
実行委員の生徒たちの工夫で7年生の笑顔満開の一日となりました。

8年生(中2)は小金井公園~江戸東京たてもの園へ、9年生(中3)は立川の昭和記念公園へ。

詳細はこちらをご覧ください。

校章6種ただ今、中学校の2023年度「学校説明会」の申し込みを受け付けています。

是非、足をお運びいただき、明星学園の雰囲気を感じていただければと思います。井の頭公園の新緑がとても美しい季節です。

2023年5月13日(土)

14:00~ ≪来校型・オンライン配信を選択≫

小中学校井の頭キャンパス「いちょうのホール」

☆詳細はこちらから。マイページ登録の上、お申し込みください。

☆また、明星の教育についてこちらより動画でご覧いただくこともできます。ご視聴の上、ご来校いただければありがたく思います。

(学園広報部長 堀内)

 

土屋アンナ昨年6月、尾木直樹氏から始まった明星学園創立100周年記念「リレーエッセイ」第10弾は、現在、モデル・ロック歌手・女優・バラエティーと幅広い分野で活躍されている卒業生の土屋アンナさん(69回生)と、本校PTA会長や理事を務められたお母様の土屋眞弓さん(着物着付師・書家・モデル事務所取締役)のお二人にインタビューに答えていただくという形でお届けします。

2時間にわたって、現在のお仕事のこと・明星の教育が今に活かされていること・これからの明星学園に期待することなどたくさん語っていただきました。学生時代がよみがえってくるようなフランクで飾らない会話になっています。

アンナさんの『リレーエッセイ』(インタビュー記事)はこちらからご一読ください。(これまでのエッセイも、こちらからお読みいただけます)

 

anna2【土屋アンナさん(ANNA TSUCHIYA)プロフィール】
1998年デビュー。職業の枠にとらわれず幅広く活躍。モデルとしては雑誌や様々なファッションショー、CM、テレビに出演。女優としては「下妻物語」で日本アカデミー賞新人賞・助演女優賞をはじめとする数々の賞を受賞するとともに2007年の主演映画「さくらん」(蜷川実花監督)は世界中で評価される。
2019年には出演映画「DINER」公開。歌手としては世界各地でライブやCDをリリース。布袋寅泰との「QUEEN OF THE ROCK」、AIとの「Crazy World」、MONKEY MAJIKとの「GINGER」、安室奈美恵との「Wonder Woman」やHYDEを中心に結成されたハロウィン限定バンド「HALLOWEEN JUNKY ORCHESTRA」に参加するなど、多数のコラボレーションに参加。2016年に上海で開催されたワンマンライブは若い女性ファンを中心にチケットは完売。2019年には上海に加えて天津でも開催し大成功を収める。

*今後も月1回のペースで、さまざまな分野で活躍する明星学園ゆかりの方々でエッセイをつないでいきます。ご期待ください。

(全園広報部長 堀内)

ファッションショー高校ファッション部は2023年1月に無観客でファッションショーを行いました。

周りの誰にも影響されない「自分」を服で表現したいという意味を込めて、〝Unaffected ” というテーマでショーを行いました。それぞれ黒をベースに一色好きな色を取り入れた服を制作し、決められた条件の中でも自分らしさを表現することを目標にしました。統一感と個性の両方が感じられるショーになっていると思います。

有観客でショーを行うことができなかったので、動画を通して1人でも多くの方に私たちが創り上げた世界観を伝えることができたら嬉しいです。ぜひ楽しんでご覧ください!

ファッションショー動画はこちら学園ホームページ「高校トピックス」をご覧ください。

(高校ファッション部顧問)

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