中学2年生NSコースは10月18日（火）から21日（金）まで3泊4日で滋賀・奈良・京都へ国内研修旅行へ行ってきました。

滋賀では，世界でも希少な古代湖である琵琶湖の環境学習からSDGsについて学びました。

琵琶湖の貴重な在来種や固有種を守る為には湖岸に生える『ヨシ』（葦とも言います）が大切で，現在はヨシを「守り，育て，活用する」為に工夫しているそうです。

ヨシの育成地を見学した上で，刈り取ったヨシを再利用したヨシ紙を使用した「LEDランプ作り」や，ヨシの形状を活かした「ヨシ笛作り」なども行いました。

SDGsのゴール達成のためにも，地球規模で考え，足元から行動することの大切さを学ぶことができました。

奈良・京都では教室での学びを生かしながら，歴史や文化の舞台となった場所や，日本が世界に誇る世界遺産を見学しました。

それぞれの，遺産が醸し出す，言葉では表せない歴史の重みを，実感できたようです。

また，それらの維持管理をすることの難しさも胸に響きました。

現在の日本では，修繕するための木材なども自国で手に入らず，修繕に大変な金額がかかってしまう,熟練技術者の不足などの問題があるそうです。大切な遺産を後世まで伝えるためにはどうしたら良いのか，それぞれが考え，ガイドさんの話を懸命にメモし，心に留めているようでした。

また，最終日には京都で班別自主行動も行いました。京都へ向かう道中で渋滞に巻き込まれてしまい，計画した通りの行動は出来ませんでしたが，臨機応変に行動内容を変更し，全員時間までに京都駅に集合することができました。

3泊4日の研修旅行，「温故知新」の精神で様々なことを五感で学んできました。

この学びを，これからの学校生活で活かしていきましょう。

(畑岡)