北は山形県から南は静岡県まで広がる学校法人日本大学が設置する正付属校11校の職員が本校に一堂に会し,日本大学付属高等学校事務担当者研修会を開催しました。

「付属高等学校等における“教職協働”の在り方―“生徒ファースト”を捉えた実効性ある学校運営を展開するために―」をテーマとし,「全体研修」から「グループ別研修」,「キャンパスツアー」までを一貫したワークショップ形式で展開しました。

はじめに,田村隆校長から,目的達成に向けて意識を共有し心を合わせることの大切さが説かれ,生徒の皆さんが「本校で学んでよかった」と感じてもらえるよう,私たち教職員自身が本校で働ける喜びや充実感をもてることが大切であると力説しました。

「全体研修Ⅰ」では,日本大学理工学部の卒業生である倉部史記氏(追手門学院大学客員教授・高大共創コーディネーター)から,「“教職協働”を捉えたこれからの付属校職員の在り方-高大接続の現場で見える課題と可能性をもとにー」をテーマとし,事例やデータをもとにインタラクティブな講演が繰り広げられ,「生徒の成長」を軸にさまざまなステークホルダーの課題を柔軟に解決できるような職員であるよう示唆されました。

「全体研修Ⅱ」では,SD委員会委員の大嶽龍一氏から,“教職協働”に関する文教政策の変遷やさまざまな事例をもとに,「単に『協働』するのではなく,“ミッション”を達成するための志をひとつに『協働』することの大切さ」を強調した上で“対話の大切さ”につなげ,「グループ別研修」におけるブレーンストーミングの方法についてのレクチャーがなされました。

「グループ別研修」では,KJ法により「付属校における“教職協働”の実際と課題」というテーマでアイディアを収束して拡散させたあと,二次元展開法により「付属校における“教職協働”体制の構築に向けて」具体的な解決策を話し合いました。

大切であると概ね認識されたことは,教員と職員との“コミュニケーション”。やはり,あらゆることの基本は“コミュニケーション”であり,相互理解を深めることにより,“生徒ファースト”を捉えた学校運営につながるであろう,といった意見がありました。

最後に,倉部史記氏(追手門学院大学客員教授・高大共創コーディネーター)から,「生徒の皆さんの役に立ちたい」などの思いをもとに,職員一人ひとりが“やりたい仕事”が実現できるように自分で仕事を変えていくことが大切であり,職員自身が幸せなキャリアを築くことによって,生徒の皆さんのロールモデルになれるような存在であることも必要というコメントがありました。

「自ら学び」「自ら考え」「自ら道をひらく」ことを教職員自らが体現できるよう,日本大学の付属校職員は,“生徒ファースト”をモットーに,日々研鑚し続けてまいります。

(鈴木(康))


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