令和元年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技県予選 準々決勝 |
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日大明誠 | 2 | 0 | 前半 | 0 | 0 | 帝京三 |
2 | 後半 | 0 |
手塚秀昭のホイッスル
令和元年度 全国高等学校総合体育大会サッカー競技県予選
耐えて、会心の勝利!!
帝三を撃破、堂々の4強入り!
令和元年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技県予選兼原杯争奪サッカー大会は、昨日に続き、9日、準々決勝4試合が行われベスト4が決定した。本校は帝京第三高等学校(以下、帝三)との対戦で、奇しくも昨年の今大会準決勝と同じカードであった。
帝三のキックオフで開始され、定石通り帝三は中盤の⑥⑦を中心に前線の運動量の多い⑨⑩へパスを繋げて試合の主導権を握り、本校PA近くまでの到達するゴールキーパーからのロングフィードを含めた素早い縦への攻撃を続けた。対する本校は8分、小名木のクロスのこぼれを五十嵐がゴール前に上げ、子安がヘッデングで狙うが枠を捉えることは出来なかった。14分、西野の得意のロングスローからCKを獲得、ヘッディングシュートはポストに阻まれゴールとはならなかった。帝三は良い形で攻めながらもシュートまでいく場面がなかったが、18分から立て続けにチャンス作り、特に、26分、本校のGKを空中戦で競り勝ち縦パスが⑩に通り、シュートは二上の好セーブに遭いビッグチャンスを潰した。その後も帝三の攻撃は続いたが両チーム無得点のまま前半を終えた。
後半に入っても帝三の攻勢は勢いを増し本校ゴールを何度も脅かし、3分、帝三のゴールが決まったかに見えたがラストパスがオフサイドとなり救われた。なおも猛攻を仕掛けるが、本校がゴール前に人数を多くして固めるゾーンにクロスを入れる単調な攻撃は、足立を中心としたDF陣にはね返され、徐々に本校はペースを握り始めた。カウンター攻撃から活路が見え始めた28分、中盤でボールを奪い、子安からのパスに反応した五十嵐がドリブルで仕掛けPA内でファールを誘いPKを獲得、五十嵐のPKは一度は防がれたが、リバウンドを詰めていた西野が決め待望の先制点を挙げた。攻めざるを得ない帝三の波状攻撃を耐えた後、1点目の得点シーンと同じく、子安からのパスを五十嵐がドリブル、前に出てきたキーパーを卓越した個人技で巧くかわし、無人のゴールに流し込み決定的な追加点を挙げ、会心の勝利を飾った。
この試合、攻められながらも耐えに耐えカウンター攻撃からの得点パターンは、昨年の準決勝帝三戦の再現となった。本校は帝三に終始ゲームを完全に支配されていたが、特に前半、帝三の決定的なチャンスをことごとく二上がファインセーブでゴールマウスを守り、相手を無失点で抑え勝利に大いに貢献した。又、ケガで約1ヶ月半近く戦列を離れていた五十嵐が復帰し、数少ない攻撃の起点となり、さらに2ゴールを挙げ準決勝に向けチームの核となる好材料が揃った。次なる第二関門に立ちはだかるのは関東大会(第二代表)出場の日本航空高等学校である。新人大会は準々決勝でPK戦の末敗れ、リーグ戦ではラストワンプレーで追いつかれた因縁の相手である。さらなる「高み」を目指し、129名の部員全員「ONE TEAM」となり戦いに挑んでもらいたい。
(元日大明誠高等学校教諭)
先発メンバー(学年)⇒交代(学年) | |||
GK | ①二 上(3) | ||
DF | ②小名木(2) | ||
DF | ③西 野(3) | ||
DF | ④足 立(3) | ||
DF | ⑤大 倉(3) | ||
MF | ⑥加藤友(3) | → | ⑮齋藤康(3) |
MF | ⑦渡邊隆(3) | → | ⑱渡辺響(3) |
MF | ⑧加藤諒(2) | ||
FW | ⑨子 安(3) | → | ⑳上 村(3) |
MF | ⑩五十嵐(2) | ||
FW | ⑪鶴 見(3) | → | ⑯森 川(3) |
サブメンバー | |||
DF | ⑫石 井(3) | ||
DF | ⑬関 根(2) | ||
MF | ⑭佐 藤(2) | ||
MF | ⑮齋藤康(3) | ||
MF | ⑯森 川(3) | ||
GK | ⑰高 川(3) | ||
MF | ⑱渡辺響(3) | ||
FW | ⑲宇 野(3) | ||
FW | ⑳上 村(3) |
