Nov_30_2020

新型コロナウィルス感染症のパンデミックにより、山梨県高等学校文化連盟写真専門部のイベントはずっと延期が続いていて、10月17日(土)にやっと、今年度初めての審査会が開催されました。都留高校で行われた秋季審査会です。しかし、感染防止のため、生徒の参加はなし、各校写真部顧問の先生が部員の作品を持参して従来通りの方法で審査会が行われました。会場の都留高校の写真部生徒のみお手伝いで参加してくれました。

参加校は32校、411名2127作品が出品されました。審査委員は写真家の鈴木麻弓先生にお願いしました。作品が海外で高く評価されている先生です。そして本校からは2年生の小田切優人くんの「冬の残影」が佳作に選出されました。パチパチ。

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続いて、11月14日(土)は山梨県庁防災新館にて春季代替審査会が開催されました。1学期に開催予定だった春季審査会が中止となり、写真専門部で代替大会を模索していたのですが、この日に実施されました。明誠高校の文化祭前日の一日準備の日。

春季代替審査会に出品したのは県内各校写真部の3年生のみ。県内の進学校の写真部は春季大会のみ参加して、秋からは本格的な受験勉強に入り部活動を引退する生徒が多いそうで、その春季審査会が中止になったため、3年生になってまったく写真部の活動に参加しないまま卒業してしまうことになってしまう、という状況をなんとかするために、この時期に代替審査会が設けられました。春に出品するための作品だけでなくその後撮影されたものの作品から、各人1枚だけを出品できます。受験で忙しい人は春の写真が多かったようですね。

審査は日本大学芸術学部写真学科教授の佐藤英裕先生。今年3月明誠高校を卒業した2人の担任をしていると話していました。さて、審査結果の方ですが、3年生の間宮優介くんの「花時雨(はなしぐれ)」が銅賞を受賞しました。

夏に高知県で行われることになっていた「2020こうち総文」がweb開催となり、写真専門部山梨県代表の5作品(の映像ではなく実物)が展示され、それとともに3年生が出品した全作品も16日(月)まで防災新館に展示されました。15日(日)に本校写真部の3名が会場入りし、1日、展示会のお手伝いをしました。

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最後は11月18日(水)、山梨県立美術館で行われた芸術文化祭(芸文祭)です。実際には美術工芸専門部、書道専門部との合同開催なのですが、会場はそれぞれ別となって作品が展示されました。

写真専門部では芸文祭を1年の総決算の大会と位置づけていて、1月の冬季審査会・10月の秋季審査会・11月の春季代替大会の上位入賞作品に加えて、各校6作品のみ新作が展示され、芸文祭の「芸術文化祭賞」「優秀賞」「奨励賞」が決まるだけでなく、来年夏に催される全国総合文化祭の出品作品、来年1月に行われる関東高校写真展の出品作品が決まります。

審査員は写真家の渡部(わたなべ)さとる先生。YouTubeにもチャンネルを持っていて、興味深い写真やカメラについての動画を意欲的にあげてくださっています。そして、本校からは残念ながら関東大会も全国大会も選ばれませんでした。ここのところ、毎年関東や全国に選ばれていたのでちょっと残念です。

写真部は3年生部員を除くと部員が3名だそうです。途中からでもかまわないので、部員を募集したいそうです。そしてまた関東・全国大会の常連になってくれるといいですね。次に期待しましょう。

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春季代替大会で銅賞を獲得した3年生間宮くん

Nov_30_2020
秋季審査会「佳作」小田切優人くん(2年)「冬の残影」

Jan_31_2020
春季代替審査会「銅賞」間宮優介くん(3年)「花時雨」

■参考リンク■ 山梨県高等学校文化連盟写真専門部(facebookページ)
(講評動画もあります)

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