本校では、新型コロナ感染に十分に配慮して教育活動を行っています。生徒・教職員の健康状態のチェック、マスク着用などしっかり行っていますが、撮影時のみマスクを外しております。また、生徒がスポーツをする際にはマスクを外すことが許可されております。予めご了承ください。

山梨県高等学校総合体育大会が開幕しました。昨年度は新型コロナウイルスにより中止となり、今年度も開催が危ぶまれましたが、無事実施となりました。ただし、会場での応援は禁止となり、県内高校の写真部や放送部による取材にも制限が設けられたため、いつものような生徒たちの応援の賑やかさはありませんでしたが、何よりも実施できたことは選手のみなさんにとっては嬉しかったことでしょう。

応援のない県総体となりましたが、写真部の生徒たちは、サッカーが行われた押原公演や、その他の会場となった小瀬スポーツ公園、緑が丘スポーツ公園で撮影を行いました。本日のエデュログは、取材を行ったエデュログ編集部の写真だけでなく、写真部の生徒たちの写真も交えながら紹介いたします。

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令和3年度 第73回県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選

意地の逆転劇で、5~6位決定戦へ!!

帝三の反撃をかわし、逃げ切る!

令和3年度 第73回県高校総体サッカー競技大会
兼関東大会予選 順位決定(5~8位)予備戦
日大明誠 前半 帝京第三
後半

手塚秀昭のホイッスル

tezuka

令和3年度県高校総体サッカー競技大会兼関東大会予選5日目は、12日(水)、2会場で準決勝2試合と順位決定(5~8位)予備戦が行われ、本校は帝京第三高校(以下、帝三)に逆転勝ちし、同じ予備戦に勝利した日本航空高校と明日対戦することとなった。なお、関東大会出場は山梨学院高校と韮崎高校に決定した。

本校の対戦相手はリーグ戦を除く過去の直近の試合では2連勝中で、比較的相性の良い帝三であった。立ち上がりは、両チーム共にシンプルに縦へのロングパスに終始した。空中戦で優勢の帝三は、前線の⑨と⑩を中心に攻撃の活性化を図り、6分、この試合の1stシュートを打ち徐々に本校陣内でのプレー時間が多くなった。9分、帝三は本校のクリアーボールを拾い、左サイドのパス交換から⑧がPA内で横にずれながらのドリブルからシュートを打ち、ゴール左隅に決まり先制した。本校は、その後も攻め込まれるが何とか凌ぎ、18分、帝三右サイドの深い位置でボールを奪った⑦津田が、攻め上がった⑧高橋にパスを通し、そこからのクロスを⑨粟生田が難なく決め同点にした。この得点で意気上がる本校はパスが小気味よく繋がり始め、FKやCKを数多く獲得し、立て続けに帝三ゴールを襲った。帝三にボールをキープされるが、1対1の局面で勝ち始め、39分、帝三の攻撃の一瞬の隙を突き、カウンター攻撃からゴール前フリーでパスを受けた⑪平田が決めて勝ち越した。

後半、帝三は交代カードを1枚切り、4分、本校ゴール前で⑦が個人技を駆使し二人のDFをかわしシュートを打つが枠を捉える事が出来なかった。その直後、攻勢に出た本校は、⑩大月が中盤の局面でルーズボールを獲得し、一旦右サイドに流しその折り返しをフリーで自らシュートし追加点を挙げた。この得点で攻撃一辺倒にならざるを得なくなった帝三は、ボールを殆ど支配し、本校陣内のスローインは全てロングスローで本校ゴール前に釘付け状態まで押し込み、二人目の交代をした後の17分、右サイドからのクロスから得点しその差を1点まで追い詰めた。その後は怒涛の攻めを続け何度か決定的なシーンを作るが、主将⑤菊池が空中戦に強みを見せ帝三の攻撃の芽をことごとく摘み、DF陣の集中したプレーでゴールを割らせず逃げ切った。

この試合は、準々決勝で敗れたチーム同士の戦いで意気消沈になるところであるが、お互いにその意地とプライドを賭けた戦いは点の取り合いとなったが、内容もある好ゲームとなりほんの僅かの差が勝者と敗者を分けた。リーグ戦を除いた直近の試合では本校が2連勝中で相性の良さも後押しとなった。技術面では特にDF面で対敵動作の一部である「寄りの速さ」でボールを奪うシーンが多く見られ、又、精神的な面でも、選手自身から「出場出来ない3年生の分までベストを尽くせ」と、周りの選手を叱咤激励する言葉が発せられ、県下最多の170名が所属するチームの一体感が感じ取れ、準々決勝の苦い敗戦を払拭する大きな勝利になった。

先発メンバー(学年)⇒交代
GK ①永 田(2)
DF ②神 田(3)
DF ③橋 本(2)
DF ④安 達(3)
DF・主将 ⑤菊 池(3)
MF ⑥川 村(3)
MF ⑦津 田(3) ⑱浅 田
MF ⑧高 橋(2)
FW ⑨粟生田(3) ⑳ 昆
MF ⑩大 月(3) ⑫小 林
MF ⑪平 田(3) ⑲嶋 崎
リザーブメンバー
DF ⑫小 林(3)
DF ⑬下 地(3)
MF ⑭渡 辺(1)
MF ⑮吉 田(3)
MF ⑯宇田川(2)
GK ⑰片 平(3)
MF ⑱浅 田(2)
MF ⑲嶋 崎(3)
FW ⑳ 昆 (2)

 

筆者のプロフィール ≪日刊スポーツ山梨版(現在休刊)より抜粋≫
手塚秀昭(てづか・ひであき)
tezuka1950年、山梨県塩山市(現甲州市)生まれ。1972年、日本大学明誠高等学校に英語科教諭として赴任。75年、サッカー部監督に就任。全国選手権県大会準優勝(82、83年)、インターハイ県代表(83,84年、私学勢として初)、関東大会県代表(88年)、日大付属大会優勝など県下屈指の強豪に育て上げた。“心”を優先とした指導で、独自の戦術を駆使し、常に強豪校を脅かした智将。又、県東部地区の第3種(中学生年代)の普及のため、2001年に「リヴィエール」を創設し、05年、06年に関東クラブ選手権県大会優勝(同大会出場)、06年、高円宮杯県大会(U15)第3位に導くなど、第2種、3種の2つのカテゴリーでそれぞれ優勝(第3種はクラブ選手権)に導いた。それらの功績が称えられ、08年、県高体連より「指導者功労賞」、14年、県体育協会より「体育功労賞」がそれぞれ授与された。

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ここからは、サッカー以外についてです。編集部は小瀬スポーツ公園組と緑が丘スポーツ公園組の2班に分かれてそれぞれ取材しました。それぞれの班には写真部の生徒が同行して写真撮影をしてくれました。ひとつの場所に長い時間留まることはできませんでしたが、会場で写真を撮影しながら心の中で明誠高校の選手たちを学校を代表して応援してきました。選手はどこでもはつらつとして練習の成果を発揮しているようでした。

小瀬スポーツ公園では剣道部の活躍と陸上競技部のレースにしばらく立ち会ってきました。ハンドボール部は甲府西高校に33-19で勝利し、明日行われる2回戦に進みました。残念ながら同じ公園内で試合を行っている硬式テニス部の試合は無観客・撮影禁止ということでここで写真を紹介することができません。もうしわけありません。ただ、いい報告が。テニス部男子団体は2回戦甲府南高校に2-0、準々決勝甲府昭和高校に2-0で勝利。準決勝では残念ながら甲府一高校に0-2で敗れてしまいましたが、3位決定戦で甲府工業高校に2-0で勝利し、第3位となりました。

一方、緑が丘スポーツ公園体育館で行われている卓球では、男子団体1回戦で塩山高校に3-2、2回戦で都留興譲館3-0で勝利し、準々決勝に出場しましたが、笛吹高校に0-3で敗れベスト8となりました。緑が丘県スポーツ会館で行われている水泳は男子200メートル自由形で小川諄大くんが第3位、女子50メートル自由形で岩藤紗奈さんが第3位、同200メートル自由形で関根優さんが第1位、同400メートル個人メドレーで山田聖さんが第1位、400メートルリレーでは千葉香澄さん、山田聖さん、鈴木理彩さん、関根優さんがつないで第2位という成績でした。

他の会場では、御勅使南公園ラグビー場ではラグビー部が順位決定戦に回っていましたが、笛吹高校に29-0、甲府工業高校に28-10で勝利し、5位が決定しました。甲府商業高校で行われているバドミントンですが、女子が増穂・青洲合同チームに3-1で勝ち、明日の3回戦に進んでいます。

さて、明日はどうなりますでしょうか。楽しみです。

(試合の詳しい記録については山梨日日新聞を参考にしました。ありがとうございました。)

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