0929.

 ダンス・チア部のこの夏に出場した全国大会について3回のシリーズでお伝えしています。本日は最終回の第3弾です。9月18日(日)に北九州で行われた第12回全日本高等学校チームダンス選手権についてお伝えします。本校はこちらの大会では全国大会に出場は初めてになります。この大会は13人以上の大編成部門、2~12人までの小編成部門の2部門があります。大編成部門は2年生チーム、小編成部門に1年生の選抜チームが見
事全国大会出場を決めました。
それでは小泉先生の大会レポートを紹介します。

 このコンテストは例年予選が7月、全国大会が9月に行われています。9月というと基礎学力到達度テストと日程が重なるため、3年生が出場できない関係で、これまではほとんど予選にもエントリーしていませんでした。審査員全員がプロダンサーであり、どのコンテストよりも技術をしっかり見られるものなるので、これから活動が続く1,2年生にとってはいい経験になると考え今年から本格的参加することにしました。
多くの学校にとって3年生の引退試合になるコンテストであり、技術を評価されることからこの夏挑んだ予選の中で最も全国大会出場は難しいと考えていましたが、2年生チーム、さらには1年生まで結果を出すことができたのはうれしい誤算でした。ダンス部のコンテストはほとんどが関東で全国大会、決勝大会を行うので、遠征の形式でコンテストに臨むのが初めてで生徒たちはその点も嬉しく思っていたようです。ただその分前日は移動にとられてしまうので、練習ができず、またホテルで1泊過ごしてからの出場になるので、コンディションの調整が難しくなるだろうと予想はしていました。
当日は台風の影響が心配されましたが、ほとんど欠場もなく、どうにか開催することができました。まずは小編成部門からスタートです。本校は25チーム中18番目の登場です。これまで私はどのコンテストでも全国大会で小編成部門を見ることが少なかったのですが、レベルの高さに驚きました。この中で本校の1年生は見劣りしてしまうのではないかと不安になったほどです。実際に1年生たちも周囲のチームのレベルに驚き、ステージに立つ緊張感とは違ったプレッシャーを感じたようでした。そして本校のパフォーマンスです。不安視していたほど他校との差を感じさせない立派なステージではありましたが、コンテスト出場が初めてのメンバーがほとんどで経験の差がでてしまったかと思います。身体のキレがベストの時に比べると悪く、コンディション調整がうまくいっていない様子であり、また過度に緊張しているのが見てとれました。顧問としては微笑ましくも感じましたが、コンテストという意味では勝負をしきれなかった印象です。
そして大編成部門の2年生チームです。こちらは24チーム中12番目の登場です。このチームはすでに同じ作品で全国大会を経験しており、チーム、作品の完成度は高い状態で臨むことができます。しかしやはり、調整不足が見えるパフォーマンスになってしまいました。技術的には2年生としては高いものがありますが、音楽や作品に対する理解の深
さも足りない印象でした。
結果としてはどちらのチームも入賞とはいかず、埼玉の武南高校が優勝しました。生徒たちもそうですが、部としても新たな経験をすることができたので収穫の多いものになりました。また来年北九州の地で2チームがパフォーマンスし、入賞することを目指したいと思います。

 今年はタンス・チア部10年の活動の中で、多くの全国大会に出場することができました。しかも1~3年生全学年が全国の舞台を経験できたのは喜ばしいことです。しかし一方で入賞はできていないので、悔しさも残るシーズンにもなりました。すでに新チームが新作で次のコンテストに向けて始動しています。またみなさんにいい報告ができるように部員一同努力していきます。
今後ともダンス・チア部をよろしくお願いいたします。

この夏ダンス・チア部は大活躍でした。しかしまだまだ目線は高いところ見ているようです。これからもダンス・チア部の素晴らしいパフォーマンスを楽しみにしたいと思います。

ページ
TOP