本校の生徒に明誠高校の良い点を聞くと、「自然が多いところ」という答えが非常に多いです。確かに本校は周りを緑に囲まれ、四季の花が咲き、動物、鳥、虫も多い豊かな自然環境が大きな特徴となっています。
そんな環境なので、学校生活を送っていく中で、その自然の豊かさを感じることも多くあります。本日の放課後、生物の新井先生が生徒に対して、その自然の豊かさを学んでもらいたいと課外授業を行いました。
場所は体育館の裏、ソフトテニスコートの横の池です。自然科学部が管理をしている場所です。ちょっと分かりにくい場所ですが、この池の周囲にモリアオガエルが生息しています。モリアオガエル?という方のために、新井先生にモリアオガエルとは何かを説明して頂きました。
新井先生「日本固有種のカエルであり国の天然記念物に指定されています。ニホンアマガエルよりも大型で体長は10cm弱,体表が緑色でつやがなく,目から黒い帯模様があるのが特徴です。他のカエルと同じく昆虫類やクモ類を食し,非繁殖期には森に生息しているが,繁殖期には湖池に集まって産卵をします。他のカエルと異なり,水中に産卵せず,モリアオガエルは水辺に垂れた草などに泡だった粘液の卵塊を産み付けます。卵塊の中には受精卵があり,1週間ほどで孵化しオタマジャクシとなります。オタマジャクシは卵塊で雨を待ち,卵塊が雨で溶けると下の水面に落下します。雨の多い梅雨の時期に産卵することや乾燥しにくい泡状の卵塊をつくることで,うまく発生ができているのです。」
説明にありましたが、モリアオガエルは国の天然記念物の貴重な生物です。そのモリアオガエルが本校には生息しているのです。今回、池に生徒達と行ってみましたところ、カエルはいませんでしたが、モリアオガエルの卵を見ることができました。新井先生の説明にあったように泡状の塊の卵を見て、生徒達は驚きの声を上げていました。「折角だから触ってみたら」と言う新井先生の声に、生徒が触ってみると、「柔らかい感じがするかと思ったら、何か詰まっている感じがします」というリアルな感想を述べてくれました。
モリアオガエルは見られませんでしたが、滅多に見られない卵塊を見て、生徒は改めて明誠高校の自然の豊かさを実感できたようでした。

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