野球部のマネージャーに囲まれて記念撮影

明誠高校は来年2010年に創設50周年を迎えます。創設されたのは1960(昭和35)年です。

明誠高校の野球部は学校が創設された時からありましたが、最初は部員も少なかったとか。初期の野球部をもり立てて行って、今の野球部の原型を作ってくれた監督さんたちの力は大変なものだったと想像できます。

そんな初期の明誠高校で、1966(昭和41)年から1968(昭和43)年まで野球部の監督をされたのが佐川真勝さん(74歳)。当時は教員ではありませんでしたが、明誠高校の監督を務められた後、教職免許を取り、出身地の千葉県にある日出学園中学高等学校で教員をしながら硬式・軟式野球部の監督を務められました。1962年、自身最初に監督された日出学園軟式野球部が関東大会に出場した実績から明誠高校の野球部監督に推薦されて赴任されたそうです。

佐川元監督は、21日に行われた秋季関東高校野球山梨県大会の本校の試合を観るために、千葉から富士北麓公園野球場まで駆けつけてくれ、バックネット裏で観戦されました。試合は残念ながら負けてしまったのですが、昔の明誠野球部のことや、教え子の内山コーチや日大豊山高校の福島監督のことを懐かしく話してくださいました。現在の明誠高校の野球部のこともいつも気にかけていて、インターネットでチェックしてくれているのだそうです。

さて、実はこの佐川元監督、当時からタレント活動も行っていました(プロフィール)。映画やドラマに出演してきましたが、現在でもCMに出演しているのだそうです。「歌が好きだったのでいつも歌っていたら、そういう世界にも入っていました。美空ひばりの司会をしたこともあります。最近、野球の監督やコーチをやめたら、ガラガラ声になってしまったんですよ。どうしてかと言えば、怒鳴り声をあげなくなったので声帯のまわりの筋肉が緩んでしまったんだそうです。だから近頃は歌ってないなぁ…」

そうは言っても、2006年には東京の駒込学園硬式野球部監督、その後昨年までは千葉の中学校で軟式野球のコーチをしていました。「クリスマスの日に千本ノック打ったんですけどね、次の年の7月まで身体が思うように動かなくなっちゃってね…でも、今でも還暦野球チームでプレーしてますよ」

明誠高校の野球部も来年で創部50年になります。

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