第16回関東高等学校ラグビーフットボール新人大会 山梨県予選敗者復活戦 |
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日大明誠 | 12 | 12 | 前半 | 19 | 40 | 吉 田 |
0 | 後半 | 21 |
平成28年1月23日(土)にラグビー部の新人戦敗者復活戦が行われました。雪の影響で会場はいつもの御勅使南公園ラグビー場ではなく、人工芝の山梨学院大学和戸ラグビー場に変更されての開催でした。試合は早々に先制するもその後逆転を許し、残念ながら3位決定戦進出はなりませんでした。試合の詳細を前主将で今回もベンチに入ってサポートしてくれた浅見和友君(3年)が書いてくれました。試合後に選手やマネージャーにインタビューができたので合わせて報告させて頂きます。
浅見和友のTry at Goal!
未熟ながら試合経過と総評をさせて頂きます。
今回の試合に対して本校ラグビー部は「前に出るディフェンス」、「ブレイクダウン」という2つにこだわって臨みました。
試合序盤、本校はFL仲戸川の突破でゲインするとFWで押し込んで先制トライを上げます。お互いにミスが出る中でのトライでした。その後テンポの速い吉田高校のアタックに2トライを許し逆転されてしまいます。しかし、直後のリスタートからディフェンスでプレッシャーを掛け、ミスを誘いアタックするという練習してきた形からトライを上げて反撃に出ました。ただ、全員の中に「前に出続ける」という意識が徹底しきれておらず、その後は吉田高校に得点を重ねられ、最終スコアは12-40での悔しい敗戦となりました。
今回負けはしましたが、得点差以上に善戦できた試合でした。テーマに上げた前に出るディフェンスが機能する場面も多く見られました。全力で前に出れば相手は止まるというイメージを、選手たちはより持てたのではないでしょうか。もう1つのテーマであるブレイクダウンに関しても、チームとして取り組んできたトレーニングの成果を存分に出してトライを奪うことができました。試合後のミーティングで顧問の金田先生からも「敗戦の中でもできたことをしっかりと評価し、前向きに課題と向き合うことで更に強くなっていける」という言葉もあったように、新チーム結成直後に比べて確実に力はついてきていますし、これからも前進していけるという確信が得られる試合となりました。私もOBとして選手と一緒に頑張っていきたいと思います。
今後とも日大明誠高校ラグビー部をよろしくお願いします。
日大明誠高校ラグビー部 前主将 浅見和友
選手インタビュー
波多野航介くん(主将:FB)
-前回の劇的勝利から1週間、この試合に向けて準備したことを教えて下さい。
ジャッカル(相手タックルで倒して素早くボールを奪いにいくプレー)にこだわって練習してきました。ただ、雪の影響でグラウンドが使えなかったので室内で体を当てたりすることが多かったです。
-試合が始まると明誠高校ペースで試合が進み、先制トライを奪いました。
ワントライ目は自分たちが練習してきた形からだったのでこの試合も勝負できると思いました。ただ、その後は前の試合では出来ていたディフェンスでの前へのプレッシャーが思うように掛けられず逆転を許してしまいました。
-前半は12-19で折り返し、後半へ…なかなか主導権を掴めませんでした。
前回と同じく逆転できるイメージはみんな持っていたので、そのために前の試合で良かった前へのプレッシャーをもう一度確認して後半に臨みました。後半は前に出る意識はありましたが、ラインにギャップ(ディフェンスラインが揃っていない状態)が生まれたところを突かれ、攻撃では勝負所でミスが出るなど、自分たちが練習してきたことを出すことができずに負けてしまったことが悔しいです。
-次の大会への抱負をお願いします。
この大会では笛吹高校戦で最後まで諦めないことが勝ちに繋がることを経験し、勝つイメージを具体的に持つことができました。ミスも出ましたが、やるべきことはより明確になったと思います。次は、今回は達成できなかったベスト4実現のためにあらゆる場面において「質」を向上させたいです。1つの練習にこだわって自分たちで指摘し合って改善していけるチームにしていきたいと思います。
田中篤志くん(副主将:SO)
-試合の感想をお願いします。
自分を出すことができませんでした。ディフェンスで前に出ることがテーマでした。相手のスタンドオフを倒すことが役目でしたが、果たせませんでした。勝負所で取れなかったのが大きかったです。自分のサインチョイスが悪く相手のスキを突けませんでした。
-相手校との違いは何であったと思いますか。
吉田はトライを取られても全員が声を掛けて取られても取り返す気持ちがプレーに出ていました。明誠は劣勢になると声掛けが弱くなり自分のことに終始してしまっていました。
-新人戦を通しての感想と今後の抱負をお願いします。
初戦での大差の負けをバネにして笛吹高校戦では最後まで諦めずに勝つことができたことが大きかったと思います。次に向けては主将・副主将でチームをまとめて、練習でできたことが試合でもできるように引っ張っていきたいです。
石井武くん(副主将:PR)
-試合で出た課題は何でしたか。
もっとFWで勝負したかったのですが、思うようにいきませんでした。とくにディフェンスとラインアウトが安定しませんでした。前回は「自分たちがラグビーをやる」という強い気持ちが出ていましたが、今日はどこか他人任せな部分がありました。
-今日はトライも奪いましたが。
それは結果であってあまり気にしていません。みんなが繋いできたボールを自分も繋げたことは良かったと思います。
-チームとして成長を感じる点を挙げてください。
以前に比べて自分たちでお互いに指摘し合う、褒め合うことができるようになりました。先生に頼らずに雰囲気を作ること、改善点を見つけて修正することができるようになってきていると思います。
-次への意気込みをお願いします。
FWの良さを生かしたセットプレーの安定とディフェンスでプレッシャーが与えられるように練習をしていきたいと思います。目標はベスト4です!
仲戸川大輔くん(FL)
-試合の感想をお願いします。
悔しいです。先週できたことができませんでした。ディフェンスでは前に出て全員が体を張ることが必要でしたが足りませんでした。ラインアウトのセットプレーでは、自分のミスで流れを切ってしまいました。
-今大会は4トライを上げました。大会を通じて良かった点を挙げてください。
トライを取ったというよりも、自分の役目はボールを持ったら少しでも前にゲインすることなのでそれが出来たことは成長だと思います。吉田高校は個人の能力は高い選手もいますが、秋から冬の練習を経て明誠高校もミスを減らしていけば十分戦えるとも思いました。笛吹高校戦で最後まで諦めずに頑張れたことで成長を実感することができました。
-今後の強化のポイントは何だと思いますか。
一人ひとりのタックルの質の向上、アタックテンポを良くしてトライを狙うこと、セットプレーの強化が必要だと思います。
高橋茉歩さん(マネージャー)
-今日の試合の率直な感想をお願いします。
入部したばかりの頃に初めて公式戦で戦ったのが吉田高校でしたが、そのときは100点差以上の大差で負けてしまいました。今日の試合は負けてしまったことは残念でしたが、2トライを奪うなど成長が感じられたので嬉しく思いました。
-マネージャーとしてチームを見ていて思うことはありますか。
練習から一人ひとりが体を張って頑張っていたのでその成果が出てきていると思います。前回の笛吹高校戦は本当に見ていて楽しくてトライのあとのみんなの笑顔がたくさん見られたことが幸せでした。最近は勝てるゲームが増えてきて嬉しいです。
ラグビー部は顧問の熱心な指導と選手・マネージャーの頑張りで確実に実力をつけてきています。次の大会は春の県総体だそうです。今回成し遂げられなかった上位進出を是非、達成してほしいものです。頑張れ!日大明誠高校ラグビー部!
■参考リンク■
平成27年度 第16回 関東高校ラグビーフットボール新人大会 山梨県予選 組み合わせ表(PDFファイル)
(山梨県ラグビーフットボール協会)

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