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本日は最近の写真部の活動についてご紹介します。写真部は関東大会に出場するなど、精力的に活動しております。今回も新しい取り組みをしておりますので、ご覧下さい。

写真部では、今年度最後の活動として春休みの3日間を利用して、「フィルムカメラ」に挑戦しました。

(ま)の独り言

まず1日目はフィルムカメラを使って撮影会を行いました。場所は、「昭和記念公園」と歴「江戸東京たてもの園」に撮影に行きました。ほとんどの部員がフィルムカメラでの撮影が初めてでしたが、36枚の様々な写真を撮ることができました。

そして、2日目は現像作業です。温度管理が何より大事。ということで液体の温度管理をしっかり行います。そして、暗室でリール巻き作業を行い現像タンクに入れます。その後、現像液の注入、攪拌、停止液の注入、定着液、水洗作業、乾燥・・。と手順に沿って作業行っていきます。そしてタンクから取り出した時・・みんな笑顔になりました!

最終日は、引き伸ばし作業です。引き伸ばし機を使い専用の印画紙にフィルムを通した光を当てていきます。光を当てる適切な時間が写真によって違うので、2秒、4秒、6秒といった感じで、光を当てて適正時間を探してから本番作業です。そして、現像同様に、現像液、停止液、定着液、水洗の順に作業を行います。徐々に印画紙に自分の撮ったものが現れてくる時・・・また、みんな笑顔になりました!

今回、部長の窪田君が中心になり、自分達で薬品を調べ、材料、道具を準備して、初めてのフィルムカメラの撮影、現像、引き伸ばし作業を行うことができました。デジタルカメラに慣れすぎている今だからこそ、フィルムカメラでの撮影や作業は、新たな写真の感動というものを教えてくれたように思います。写真を手にした部員達は、皆、1枚の写真を大切に思う気持ちを感じていました。

最後に部長の窪田君から一言です。

「今回は昨年の終わりごろから準備をしてきた暗室作業を部員達と行いました。今回は撮影から引き伸ばしという作業をすべて行ったのですが、部員の大半はフィルムカメラを使ったことがなく、フィルムカメラの基本的な使い方などから説明して行いました。皆慣れないところもありましたが、基本的には最後まで問題なくできたのはとても良かったと思います。今回は部長の私などが指導しながらやりましたが、これからは回数を積んで後輩達後輩達にもしっかりとやり方を覚えてもらい、復活させた暗室をこれからも続けていってもらえればと思っています。

私はモノクロフィルムで写真を撮ることは写真の上達のためにとても大事な事だと考えています。カラーの写真とは違い白と黒のハイライトを意識して撮るということはつまり光を意識して撮ることだからです。昔の著名な写真家の方のモノクロ写真はカラー写真ではないですが、とても情景的で美しい写真ばかりです。それは光の使い方が言うまでもなく上手いからです。部員達には楽しんで写真をやってもらえれば良いと考えているのでそこまでの物は求めていませんが、そういう事を少しでも意識するようになり写真が少しでも上達していければと考えています。

最後に、今回暗室が復活できる事になったのは言うまでもなく顧問の油野先生の協力があったからです。3月いっぱいで明誠高校をお辞めになるということで今回のフィルムの作業が油野先生最後の部活動参加ということでとても寂しい所ではありますが、長い間写真部を支えてくださった事に感謝しています。ありがとうございました。」

写真部部長  窪田 有希

今年度の写真部は今まで以上に多くの活動を行っていました。その活動を常に支えていたのは、顧問の油野先生です。油野先生は今年度で退職となります。部活動だけでなく、クラス、授業等でいつも褒めて、生徒のやる気を出す一言をくれる優しい先生でした。新しい環境でも、その優しさを持って活躍して欲しいですね。

頑張れ、明誠生と油野先生!!

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