
本日、1年生を対象に、ロングホームルームの時間を利用した「ダイバーシティ入門講座」が開催されました。講師は日本大学文理学部社会学科の石岡丈昇先生で、「多様性を理解して過ごす基本的な考え方」を身につけることを目的に実施されました。
講座ではダイバーシティ(多様性)とは何かということから始まりました。ダイバーシティは多様な背景を持つ人が集まることで、柔軟で創造的な組織を形成するという考え方であること、単一の能力に特化したチームよりも、多様な役割(例:ソフトボールでの俊足、守備固めなど)を持つメンバーで構成された方が、状況への柔軟な対応力が増すと説明されました。
次に日本社会が今後確実に変化していく中で、ダイバーシティの推進は不可欠だと強調されました。特に、男女共同参画の推進や、少子高齢化による外国人労働者への依存、多文化共生、そして「施設」と「情報」両面でのバリアフリー化の必要性が挙げられました。
さらに多様性(Diversity)を意味あるものにするためには、公平性(Equity)と広範囲な包括性(Inclusion)の視点が不可欠であると解説されました。例として、「わかりやすい日本語での公文書作成」は、外国人学生だけでなく全員が恩恵を受ける「包括的な取り組み」であると説明されました。
最後に先生が所属する日本大学文理学部で推進しているダイバーシティに関する施策についての説明がありました。今回の講座を通じて、生徒たちは、多様性とは何かということを学ぶ機会を得ることができました。


















