にちがくのカウンセラー高橋先生 生徒や保護者だけでなく教職員も大変お世話になっています。

今日も楽しいメッセージを寄せていただきました。

 

『冬支度』 高橋先生(相談室)

夏が終わり、食べ物のおいしい秋が来た!!――― と、喜んでいたのも束の間。あっという間にコートが恋しい季節になりました。クローゼットの中身も、夏とは様変わりして、もこもこ暖色系が多くなっています。

まだ私が両親と一緒に住んでいた頃、私の家では「冬と言えばコタツ」が定番でした。
少しでも寒い風が吹こうものなら、誰からともなく“コタツを出そうか?”と提案され、リビングにコタツが引っ張り出されます。もちろん、暖房器具はコタツ以外にもいろいろあったのですが、なぜか私の家族は皆、コタツが好きでした。

かくいう私も、コタツの大ファンでした。あの、コタツ布団の適度な重さと、何かに包まれているような安心感。その魅力に負けて、何度もコタツでうたた寝をしては親に怒られていました。
普段だったら親とはあまり会話をしなかった思春期の私も、コタツに入ると何となく親とおしゃべりをしていたことを思い出します。

今、親元を離れて独立していますが、私の家にはコタツがありません。あんなに愛していたコタツですが、「インテリア性に欠ける」との理由で、我が家では採用されませんでした。
最近はオシャレなデザインのものや、はたまた一人用のコタツなども出ているようですが、私の大好きなコタツは、決してオシャレであってはいけないのです。ちょっとダサくて家庭的な昔ながらのコタツにこそ醍醐味があるのだと、私は確信しています。

・・・何も、ここまで力説する必要はないのですが、単純に、“コタツに入りた~い!”“たまには実家に帰りた~い!”という、私の願望なのでした。

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