校長室が中学教室のそばにあるから、という理由以上に中学生と校長との距離は近いです。

校長日記ご覧ください。

まぶしい生徒の成長

今日の放課後、校長室で書類を整理していたら、中学2年生のO君が運動着のまま入ってきて、
「中間試験で成績が伸びました」
と嬉しげに報告。1学期はクラスで5、6番目ぐらいだった成績が、この2学期の中間試験では多くの教科で2、3番目に入ったのだそうです。
「それは良かった。人間にはぐーんと伸びる時期があるんだよ。じゃあ勉強が楽しくなっただろう?」
「はい。英語は日本人の先生もネイテイブ(外国人講師)の授業も、両方楽しいです。毎日、学校に来るのが楽しいです」
「いいね~。身長もずいぶん伸びたんじゃないの?」
「20センチ伸びました。お母さんもお姉ちゃん(大学生)も追い越しました。お父さんにはまだですけど・・」
「すごいな。高校生になるころには、お父さんも抜くだろうな」
20センチと聞いて、正直びっくりしました。すでに私を数センチ越しています。O君は、ピンクの頬の顔は可愛いままなのですが。
「僕、入学したときはクラスの中では小さかったんですが、それがバレーボール部に入ってから、背がぐんぐん伸びて・・・毎日が楽しいです」
「うらやましいな。Oはいま13歳だろう。校長先生は68歳。校長先生の4倍の未来がある。校長先生が逆立ちしたって、かなわない」
「そんなことはないですよ。校長先生だって、ギネスブックに載るくらい長生きすればいいじゃないですか」
お世辞でも嬉しいですね。そして、
「僕の誕生日、12月25日です」
「えぇ! クリスマスの日じゃないか。それじゃあ、クリマス・プレゼントと誕生日祝いをダブルでもらうんだ!」
「ええ、まあ・・。じゃあ、部活に行きます~」
生徒の姿がまぶしく見えました。

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