にちがく中学入試は、2科と4科で受験可能です。

本年最後は、理科の情報です。理科の川崎先生よりお伝えします。

 

試験は30分間で50点満点です。物理、化学、生物、地学の4分野からまんべんなく出題されます。各分野の配点は12点~15点くらいの範囲、設問は各分野で5問程度です。なお問題の出し方は、難関大学クラス、進学クラスともに共通です。

過去の入試問題の傾向は物理分野からは力のつり合いなどの運動に関するものとエネルギーに関するもの、化学分野からは気体や水溶液の性質に関するもの、生物分野からは植物と動物の体の仕組みと成長に関するもの、地学分野からは天体の運動を中心に気象や地形に関するものです。

試験対策ですが、物理分野ではバネや滑車、てこに関する内容を確認しておきましょう。計算問題以外に、実験結果(表やグラフ)の読み取りやグラフの作成などが出される場合があります。

化学分野では二酸化炭素や酸素、水素などの気体の性質や発生について、また水溶液の溶解度に関する問題を学習しておいてください。グラフの読み取りや計算問題にも注意が必要です。

生物分野では植物と動物の体の基本的な構造について、作図ができるくらいに覚えておきましょう。また動物は消化について、植物は光合成についても学習しておいてください。種子の発芽や卵が成体になる仕組みについても復習しておきましょう。

地学分野では月や星座、太陽といった天体の動きの基礎を理解しておきましょう。また自然現象により引き起こされる地形の変化や火山についても理解しておいて下さい。

難関大学クラス、進学クラスともに基礎的な内容を中心に、4分野をまんべんなく出題します。標準問題を確実に解けるようにしておきましょう。ただし、難関大学クラスは記述式の解答が多いです。
また教科書をよく読み、身のまわりの現象に常に興味を持っておくことも大切です。なお生物分野と地学分野は作図問題が何らかの形で出されます。化学分野でも実験器具の配置を作図する問題がかつて出題されました。教科書で重点的に扱われている内容に関して図も含めて丁寧に書いて、ノートへ整理しておくと良いです。

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