本日は夏休みのお話。 本校の吹奏楽部が8月5日～8日の4日間、岩手県陸前高田市で演奏会をしてきました。

当日は朝6:30出発。バスにゆられ片道500kmの旅。 そして3日間で7演奏。本当にハードスケジュールで、20分で積み下ろしと準備をしなくてはいけない時もありました。

最初は、少し旅行感覚もあった部員達ですが・・・実際に被災地についてから彼らの表情は変わりました。 百聞は一見にしかずとは言いますが、家がたくさんあった場所が、野原のようになっていたり、防波堤が崩れているのは衝撃的だったようです。被災地では、津波の被害が大きかったところに土を盛る作業が行われていました。

 

部員の演奏している写真を見せたかったのですが、実は私も一緒に演奏に参加していたので写真がありません。今日のブログではあちらの様子をお見せしたいと思います。

 

 

たとえばこちらの写真。鉄筋が見えているところまで津波が来たことが分かります。下の車の高さと比較すると…とても高い津波が来たことが分かります。

 

これは個人でやっていらっしゃるレストランの窓から写真をとりました。

レストランは新築のにおい。何も語られずとも、なぜ新築のにおいがするのかが分かりますね。

 

 

この写真の真ん中をよく見ると・・・調理で使うボウルがあるのが分かるでしょうか？あたりを見渡すと背の高い草だらけですが、大きく碁盤の目のように境界線があるのが分かりました。ここはかつで家がたくさん並ぶ場所だったようです。もちろん、家は一軒もありませんでした。

 

さきほどの写真のすぐそばの写真です。道路があるけど、橋がありません。奥の方に見える建物もプレハブでした。

 

この写真はほんの一部です。

2年がたち、被災地にいない私たちは少し記憶が薄くなっているかもしれません。ですが、まだまだ被災地は復興中です。

 

吹奏楽部員は、出発する前に「演奏で元気を与えたい」「笑顔になるような演奏がしたい」など、一人一人の目標がありました。ですが、私たちこそ、被災地のみなさんから元気をもらったような気がします。

被災地に出向いて以来、部員の雰囲気が少し変わったように思います。

どうか、あの時に感じた思いを忘れずに、自分たちができることを続けてほしいものです。

 

日本学園は、様々な部活があります。大会や合宿の話などのブログがアップされていますので、ぜひ他の部活もご覧ください。

 

 

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