いよいよ中間試験が近づいてきました。生徒たちもだんだん顔つきが変わってきています。
学園祭であれだけ燃えていた彼らが、ここ2週間で学習モードにチェンジできているようです。
先週の朝礼で谷川校長が生徒たちに言いました。「部活でも学園祭でも燃えるときには燃えて、しかしそれを長く引きずらないで切り替える」。
男子に大事なのは、確かにこの切り替えです。けじめをつけて、目前のことに打ち込めること。
これは大学入試でも中間試験でもそうですが、男子の集団の良い意味での盛り上がりと勢いで
その都度やるべきことに方向性ができることです。
さて、私は現在中1から中3までの古典を教えています。
中1は「竹取物語」の全文読解を1年かけて取り組んでいます。生徒たちは、ここを経れば
絶対といっていいほど古典嫌いにはなりません。何より話がおもしろいですからね。
中2では高校教材で使われる「平家物語」の「能登殿の最期」です。中3は高校の漢文の教材「朝三暮四」など5題の漢文を読解しています。
ちゃんと基礎ができていれば、自力で読めるようになります。
古典は、音読できることで意味を立ち上げ、そのリズムと呼吸を掴んで読んでいくものです。
古典単語などの暗記はそれから後の話です。まずそれができるようになってからどんどん追い込んでいくことで
身につきます。
古典恐れるに足りず!これが〝にちがく〟の合い言葉になっています。