本校中学2年生の堀義正君が、2月1日・2日に長野オリンピックの会場にもなった長野県長野市のビッグハットで開催された、平成27年度全国中学校体育大会・第36回全国中学校スケート大会のフィギュアスケート部門に、全国より選ばれた21名の選手の1人として出場しました。

そこで、堀君に全国大会に出場してということで話を聞きました。

今回の大会には、中学1年に続き2回目の出場となります。昨年度は1年生ながら入賞したこの大会での優勝を目指して今大会に臨みましたが、残念ながら、昨年度に続く入賞とはなりませんでした。しかし、昨年度よりもジャンプのクオリティーは上げることができたと話していました。

堀君は、朝は早くからスケート場で練習をしてから登校することが多く、場合によってはスーツケースを引きながら登校し、学校が終わった後も練習に行っています。こうしたハードなスケジュールで練習している堀君ですが、練習や大会以外では休まず登校し、学校生活と両立しています。

堀君に聞いたところ、本校の「人間学」で学習したことがスケートにもとても役に立ったということでした。「人間学」の授業で「表情」がテーマの際、自分の表情は自分では見られないということを先生から聞き、練習の際にも表情を意識するようになったということです。実際に、感情は表情にはっきりと表れるという授業での先生の言葉そのまま、表情を意識する前はジャンプや表現が雑になってしまっていたのが、意識するようになってから、自分の雑なところを抑えられるようになり、良くなっていったそうです。また、「人間学」の授業を受けるようになってから、自分のエゴを取り除くように努めたことで、練習の仕方も変わったそうです。それまでは、自分のエゴが練習の際にも出ていて、出来なければそれで良いなどと投げ出していたのが、「人間学」の授業で自分のエゴの話を聞き、それを取り除こうと努めたことで、そうした気持ちではダメだと考えるようになり、練習にも良い効果が出たと話してくれました。

今回は自分が満足する結果ではありませんでしたが、ネガティブはダメだと力強く語り、常に目標を1位に置き、来年度は中学3年生から出場できる国体への出場を目指していくと話している表情がとても明るかったのが印象的でした。

新渡戸文化では、今回のスケートの堀君に限らず、自分の進む道に一生懸命取り組む生徒たちを応援しています。他にも、テニスやフラメンコなど、自分の目標に向かって努力している生徒たちを全力でバックアップしています!

※新渡戸文化の「人間学」
毎日の授業はもちろん、課外授業や放課後の活動など、 学校生活すべてが学習という考えのもと高い志、そして誰からも信頼される人格などを養う独自の教育、「新渡戸文化の人間学」。 先生や仲間とのコミュニケーションから自分らしさを発見し、 自律した人間を育成していきます。

全国中学校スケート大会に出場して・・・

 

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