6/9(水)の高校クロスカリキュラムは、未来を考える時間として「NHKスペシャル 海洋プラスチック問題」の視聴後、クロスカリキュラムの特徴でもある各教科の教員からのコメントをし、ポートフォリオの作成をしました。

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さらに、クロスカリキュラムから派生したプロジェクト活動として、不二製油と連携がありました。

これは、特進(探究進学)の生徒が大豆ミートと気候変動に興味を持ち、そこで不二製油にいきつき、連絡を取り始めたのがきっかけです。最初は4人の活動でしたが、特進の他の生徒、スポーツ・美術コースの有志生徒にも飛び火して13名の生徒が参加。

前回もHP上でご報告したオカムラホームの共有プレゼンも、何回も打ち合わせをし、更に朝練もしていました。プレゼンは、日々成長が見られています。生徒たちも発表前には、足が震えると緊張していたようです。

以下は、不二製油の授業後の生徒の感想の一部を少し長文になりますが、ご紹介します。

「自分は全く油について知らなかったし、食事に関しても興味がなかったけれど、自分が今やっているプロジェクトにもとても活きてくると思うし、今後の世界を救えるかも知れないから真剣に考えようと思った。」

 

「お忙しい中ありがとうございました。 パーム油を親に伝えたいと思いました。 今日から、自分が食べる物の商品表示を見ようと思います!」

 

「本日はありがとうございました。 牛や豚を育てるのは相当な水とエネルギーを使い、二酸化炭素も排出してしまうけど、大豆は負担が少ないということを初めて知れて良かったです。 油の役割が体を作る、潤いを与える、熱が伝わる、味や香りがアップするということを聞いて、とても驚きました。 油はたくさん加工をして出来て細かい工程を経てこっちにくる、そして、たくさんの人たちが関わってこっちに来るということを知れて、感動しました。 パーム油が作られることから、動物が住むところがなくなる。でも、パーム油がなくなると、食品が作られなくなり、働いてる人も生きていけなくなるということを聞いて、とても難しい問題なのだと思いました。 たくさんの質問に答えてくださり、ありがとうございました。 僕は、今後食事をいただくとき材料を見ようと思いました。」
「長い時間お話しいただき、ありがとうございました。私たちの消費生活の裏側を聞けてとても興味深かったです。私は外部のイベントなどに参加してパームプランテーションで熱帯雨林が失われたくさんの影響が出ていることを知り、パーム油にはマイナスのイメージがありました。でも、今日のお話を聞いて、私たちの生活には欠かせないものだと思い、イメージが変わりました。また、最後のメッセージも素敵でした。私もついついまだ時間あるからいっかと後回ししてしまいます。自分の意見も周りに流されてばかりなので、今日いただいたヒント「自分の意見を持つこと、逆算して考える」ことを意識したいと思いました。本当にありがとうございました。」

 

「今日は貴重な時間をありがとうございました! パーム油についてはボルネオ島に行った友達や、先生から聞いたことはあったのですが、企業からの視点で今日は話を聞くことができてとても自分にとって大切な時間になりました! 一番印象に残ったことは、日本ではナタネを一番消費しているということでした。世界的にはパーム油が一番多いのに、日本ではナタネが一番ということに驚きました。そして、パーム油の使用方法が少し手間がかかるからという理由も初めて知りました。 今日は本当にありがとうございました!」

 

「パーム油の勉強をしようと思い参加したのですが、社会人になると自分で考えて発信することが大事、世界をみて範囲を広げる、10年後、50年後を想像して逆算して考える、という言葉が心に残りました。」

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まだ6月ですが、クロスカリキュラムを通じて生徒の成長を感じさせられました。

毎週水曜日はクロスカリキュラムの日です。
この日の高校クロスカリキュラムの最初に実施した全体会では、ボルネオ島のスタディーツアーに関連して、ボルネオ島のプランテーションで栽培されているパーム椰子についての話からスタート。パーム油と環境について学びました。その後、各教科の教員から、その内容に関連した社会だったら歴史、数学では統計、家庭科なら食品表記についてなど、様々な話を聞きました。これこそ、教科横断型で取り組むクロスカリキュラムの醍醐味です。生徒たちも、様々な教科からのアクションに、興味津々だったようです。
生徒たちの提出したレポートを掲載してありますので、一部ですがご覧ください。

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また、放課後には、先日ご紹介した株式会社オカムラホームとのキックオフミーティングが実施されました。オカムラホームの方や他の高校の生徒とオンラインで繋ぎ、いよいよ本格的な活動がスタートしました。
 

 

高校3年生は、毎週水曜日にNewsPicksを利用した朝活動を展開しています。
6/9(水)には、NewsPicksの蒲原さんとオンラインで繋いでお話してもらう活動の2回目を実施しました。
蒲原さんのお話のポイントは「ミカタを変えればセカイは変わる」。見方を変えることで、「モノの見方」が変わることを伝えて頂いています。今回は、氷山の形を例に、「氷山モデル」についてお話して頂きました。

氷山で見えている部分はほんの一部分。実はほとんどが見えない海の中に・・・。

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南極の氷が割れて、大きな氷山が流出したというニュース。これは温暖化が原因?本当にそうなのか?

前回お話して頂いた熊のお話。熊が出没するのは何で?エサ不足だけが原因?

 

「和食文化」が年間テーマである2年生。和食文化に欠かせない和菓子も実習しています。

今回は、もっちりとした食感がとてもおいしい「わらびもち」を作りました。
和菓子は「手作りすることなんてできるの?難しそう」というイメージを持たれがちですが、コツさえつかめば電子レンジでも気軽に作ることができます。授業では、デモンストレーションしながらそれらのコツを一つずつ丁寧に伝えていきます。

今回のポイントは生地が熱いうちにのばして、あんこを包むところ。「生地を同じ厚さにのばすの難しい!」「なかなか丸く仕上がらない」と言いながらも、回数を重ねるうちに少しずつコツがつかめてきます。そして、最後はきなこをたっぷりまぶして完成。できたてのわらびもちはとてもやわらかく、そのおいしさも格別です。

高校3年生の朝活では、毎週水曜日に、ニュースアプリNews Picksを使った活動をしています。
今回は、News Picksの方にオンラインでニュースの見方についてレクチャーしてもらいました。
熊が農家の高級マスカットを荒らしたニュースを事例に、農家の立場と「熊」の立場から考えるという内容でした。こうしたニュースでは、通常、農家の被害の方に目が行きがちですが、それぞれの立場になって考えることで、より広い視野でニュースを読み取ることが出来るようになります。

今後も引き続きNews Picksを活用して多様な見方ができる目を養っていきます。

今月末にある1、2年生合同コース発表会に向けてミーティングをしました!

学年を超えて小グループを組み、プログラムやチラシ作りなど様々な活動をしました。

来週はリハーサルです。今年度初のコース発表会が成功するよう、リハーサルをしていきます!

いよいよ、音楽コースのコース発表会の日が迫ってきました!昨日は発表会に向けて、係ミーティングと動きのみのリハーサルを行いました。

同じコースでも他学年との交流は、初めは緊張感がありましたが、回を重ねていくにつれて打ち解け、今では先輩後輩関係なく全員で協力して本番に向かっています。

来週はゲネプロです!

リハーサルの様子はこちら

高1のクッキングコースでは、1年間かけて調理の基本的な技術を習得することを目標にしています。

前回から炊飯器ではなくお鍋でご飯を炊く練習と、おだしをとる練習をスタート。今回は「いなり寿司」と「豚汁」を作りました。いなり寿司は、油揚げを開いて袋状にし、自分たちでとっただし汁を使って丁寧に煮含めていきます。煮上がったお揚げに酢飯をつめるのが、コツのいる作業。「あ~。お揚げが破れちゃった」「キレイな形に作るの難しい!」。そう、ちょっと強い力でお揚げを引っ張ると、すぐに破れてしまうのです。これも自分て作ってみて初めてわかること。たくさんの失敗経験が次への成功につながります。

豚汁に入れるだいこん、にんじん、長ねぎ、しいたけ、ごぼうは、それぞ切り方が異なります。入学したてのころに学んだ野菜の切り方を思い出しながら、グループごとに調理。同じことを繰り返し学ぶことで、調理の基本技術をしっかりと身につけていきます。

今年度クッキングコース2年生のテーマは「和食文化」ですが、「食」に携わる仕事をしている人にインタビューをするというのも学びの大きなテーマの一つとしています。

今回は、その第1回目。中学校の英語教師から転身して神奈川県の逗子で漁師をしている方にお話をうかがいました。中学教師から漁師への転身と聞くと、「全然違う世界なのに何でだろう?」と思いますが、たくさんの失敗と人との出会いを通じて「人、自然、生き物・自然環境に目を向ける」「人は一人では生きられない」「みんなが笑顔になる」生き方をしたくなり、私たちの「食」を支えてくださっている「漁師」という仕事にたどり着いたのだそうです。

インタビューのあとは、逗子で獲れたアジを1人1匹三枚おろしに。「ぜいごってどうやって取るんだろう?」「骨と身の間に包丁を入れるのが難しい!」生徒たちは悪戦苦闘しながらも、頑張って大きなアジを三枚におろします。おろしたアジはトマトソース仕立てのムニエルにして食べました。

進路について色々と考え始める時期の高校2年生。同じ時期にたくさん悩んだという人生の先輩の話の話に真剣に耳を傾けていました。

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