2月8日(火)、浅草寺にあります淡島堂(あわしまどう)で行われた針供養に、
本校生徒を代表して高校3年生の修養委員が参加してきました。
本校の各クラスには「修養委員」が2名います。
「修養委員」の主な仕事は、日々のクラスの出欠・遅刻・早退を記録すること、
「七夕」と「雛祭り・針供養・文房具供養」という、
全校あげての伝統行事の中心になることです。
2月8日、浅草寺淡島堂の針供養には、
例年卒業試験を終えた高3の修養委員が生徒代表として参加します。
針供養とは、針への感謝と裁縫上達の祈りをこめて、
やわらかい豆腐などに古針・折れた針を刺して供養することです。
今年も学校から持参した折れ針を大きなお豆腐に刺して供養してきました。
修養委員長のMさんはすでに4月から大学で、
建築を学ぶことが決まっています。
地元浅草の出身ですが、針供養当日に淡島堂を訪れたのは初めてとのこと。
僧侶の読経や法話の間、終始すっきりと背筋を伸ばした正座姿は、
さすが「修養」委員長でした。
十代の参加者は彼女一人で、
年配の方々が伝統を大切にする姿を見て、
嬉しそうに見守って下さいました。
本校では3月3日のお雛祭りに、折れてしまった針や、
針よりも生徒に身近な文房具(使用済、または壊れてしまったもの)への
感謝の気持ちをこめて、針供養・文房具供養を行います。
1月から、使用済文房具を集めています。
物心ついた頃から筆記用具はあるので、
一見筆記用具があることを当たり前のように思ってしまいますが、
現在の生活(勉強ももちろん)は筆記用具がなければは、
成立しないでしょう。
日ごろお世話になっている筆記用具たち。
筆記用具があることを当たり前だと思わず、
人にだけでなく「物」も大切に・・・。
そして、「物」へも「人」へも、優しい心を持ち続けてほしいと願います。