先日、高校2年生を対象に「命の尊さ講座」が催されました。
心肺蘇生法やAEDの使用方法の講習を受け、実際に処置しました。
実際に傷病者を目の前にしていると考えると、表情にも真剣さが宿ります。
1分間に約100回のテンポで胸部圧迫を行い、
胸部圧迫30と人工呼吸2回のセットを絶え間なくひたすら繰り返します。
講習では練習ということで回数を減らしましたが。これが結構きつい。。。
AED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)とはその名の通り、
心臓の細かな動きを(心停止の原因となる重度不整脈)を電気ショックにより取り除き、
心臓が本来持っているリズムに回復させる装置です。
講義いただいた講師の方によると不規則な心臓の細かな動きを電気ショックにより一旦止め、
リセット状態にするのだそうです。
心臓を停止させるなんて何だか怖い気がしますが、操作は至って簡単。
音声で使用方法を指示してくれます。
1,200V~2,000V(ボルト)程度の電圧の電流が流れるそうですが、
高性能の心電図自動解析装置を内蔵していて、
除細動が必要な不整脈でないと判断された場合は電流は流れない安全な設計です。
(健康な人に電極パッドを貼っても電流は流れません)
実際に一般人がAEDで傷病者の命を救ったという事例もでているそうです。
応急手当を開始する数分、数秒が生存率を大きく左右します。
もし、救急現場に居合わせた際には、迅速にためらわず、そして勇気を持って行動したいですね。
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