第55回 東京都私立中学高等学校陸上競技選手権大会
第55回東京都私立中学高等学校陸上競技選手権大会が8月23日(木)24(金)25(土)の3日間、駒沢オリンピック公園陸上競技場にて開催されました。
日本橋女学館高校陸上競技部は、夏休みに積極的に強化合宿(新潟妙高高原、青森山田合同、埼玉栄合同)に取り組み、練習の成果を出すためにこの大会に向けて頑張ってきました。
大会初日の100mハードルでは中学時代は一度も都大会の入賞経験のない吉澤伶(1年)が見事に自己ベストを更新し予選突破しました。しかし決勝では初めての経験で緊張してしまい、1台目と10台目をひっかけてしまい第8位となりましたが、予選のタイムが出せれば、決勝では第2位という非常に惜しい結果となりました。400mに出場した齋藤杏里彩(1年)と田代三佳(1年)は決勝に向けて予選を戦いました。齋藤は合宿中ハムストリングスを痛め、練習がこなせなかった中での復帰戦でした。61秒77とまずまずの結果ながら、惜しくも予選通過なりませんでした。田代は中学時代100mの選手でしたが、400mに初挑戦。こちらは自己ベストを更新し、今後の活躍が期待できる走りをしました。
2日目の4×400mリレーの予選はコーチが会場につき監督は不在の中、見事に予選を突破しました。故障で前述の齋藤、そして2走の川崎は大会3日前に太ももの肉離れがあり、苦戦が予想されました。川崎はラップタイムで67秒かかってしまいましたが、他がカバーし見事を予選突破しました。
最終日の400mハードル、吉澤伶(1年)と齋藤杏里彩(1年)が出場しました。齋藤は調子が上がらず本来の走りが出来ない中、69秒台でフィニィシュし予選を突破したかに見えましたが、最終ハードルを故意に倒したと判断され失格となってしまいました。さすがにショックを隠しきれませんでしたが、4×400mリレーに気持ちを切り替えることにさせました。吉澤伶(1年)は7月に行われた選抜大会に引き続いての入賞を目指し予選を自己ベストで通過しました。予選では選抜大会、そして今大会の予選とたて続けに同じ選手に負けてしまい(3度目の正直?)決勝ではその悔しさをぶつけ前半から飛ばしました。結果予選のベストをさらに上回り見事に第2位に輝きました。中学時代に成績の残せなかった選手が結果を出すことは、部にとっても指導者にとってもこの上ない喜びです。さらに一日2本全力で走ったのも初めてです。大きな自信となったことでしょう。これで新人戦での活躍が期待できるタイムが出ました。4×400mリレー決勝。今日1日で400mハードルを2本走った吉澤、太ももの肉離れのある不調の川崎、齋藤とチームは厳しい状況でしたが、1走に吉澤を起用し上位入賞を目指しました。今の力を結集して部員全員でチームベスト、そして見事に第5位入賞を果たしました。川崎は自分のことに集中し、周りが川崎のために走った結果でした。この頑張りを自信にし、これから行われる東京都新人予選に向けて、調整を頑張っていきたいと思います。
陸上競技部より
夏休みの部活動体験入学では、多くの中学校の生徒さん、保護者の方・先生方がご参加してくださいました。暑い中、本当に有難うございました。また陸上競技部では別紙にて新たに9月の体験練習日程を組ませていただきました。是非ご参加くださいます様お願い申し上げます。中にはこの夏、全国・関東大会に参加された選手も遠方からご参加いただきました。関心を寄せていただき、感謝し御礼申し上げます。
陸上競技部顧問 伊橋 由記