9月3日~6日、本校中学3年生49名と教員5名とで、京都・大阪・神戸へ修学旅行に行って来ました。

修学旅行といえば、中学校生活の中で最も大きなイベントです。

生徒の中には、先輩からの体験談を聞き、入学当初から楽しみにしていたという生徒もいました。

初日、朝8時前に東京駅へ集合し、お見送りに来て下さった保護者の方々へ手を振りながら、

新幹線で京都へ向かいました。車内では早くも気分が高まり、皆そわそわ、わくわくした表情でした。

京都駅からは大型バスで一路清水寺へ向かいました。

清水坂の途中にある明保野亭さんで昼食を取り、湯葉やお麩を中心とした京都らしいお料理をいただきました。

昼食後は清水坂で全員集合写真を撮りました。

しかし、折り悪く、写真撮影直前に雨が降り始めました。

撮影後、雨はものの数分で台風に襲われているかのような豪雨に変わり、急いで本堂へ避難!!

あっという間のできごとでしたが、生徒も教員もびしょ濡れに。。。

しかし、これも良い思い出の1つ。数十分後には雨も上がり、生徒の顔も晴れやかに。

清水寺の後は銀閣寺、そして金閣寺へと向かいました。金色に輝く金閣寺のインパクトに驚きと感嘆の声を上げる生徒が多くおりました。水面に鏡のように映る金閣寺が、その存在感をいっそう引き立てていました。齋藤先生の上品さも倍増です。

その後、龍安寺へ向かう途中、再び雨脚が強まり、バス内で一時雨が弱まるのを待った後、龍安寺を見学しました。

見学後、本日宿泊する「三賀」さんへと向かいました。

夕食後は漆器作りの職人さんを招いて、宿の食事会場で「京の手作り体験」をご指導いただきました。

事前に注文した手鏡やペン立て、写真立てなどの表面に絵を描き、色を塗る作業です。

工作予定時間は1時間程度でしたが、予定時間を過ぎても熱心に取り組む生徒が多くおり、力作がいくつも仕上がりました。

これらの作品は全て文化祭でも展示されますので、是非ご覧下さい。

 

2日目の朝食後、お世話になった三賀さんにお礼を言って宿を出発します。

三賀さんの従業員さんは、昨日雨で濡れてしまった生徒の革靴を、ひとつ1つドライヤーで乾かして下さいました。

温かいお心遣いに感謝しながら、2日目は京都市内自主研修です。

クラスごとに分けた9つの班で行動し、事前に下調べをした名所を回ったり、パフェや八橋・アクセサリーなどの手作り体験をしたりしました。

そのうちの1つの班には戦国時代好きの生徒がおり、戦国時代を代表する大名、織田信長の最期で有名な本能寺の見学に来ていました。

私達も本能寺に向かい、生徒と対面しました。

そこで、京都の事情通である木屋先生から、本能寺についてや、戦国時代の意外な風習について解説をしていただきました。生徒は目をランランとさせながら木屋先生のお話に夢中になっていました。

自主研修は午後4時までで終了し、その後京都駅から大阪のユニバーサルポートホテルへと向かいました。ホテルの最寄り駅から、USJは目の前です。生徒の興奮している様子が、手にとるように読み取れました。

きれいなホテル・美味しい夕食に舌鼓を打ち、翌日のUSJへの期待に胸を膨らませながら、2日目も無事に終了しました。

3日目、生徒達が最も楽しみにしていたUSJへと向かう日です。

しかし、九州に台風が上陸した影響で、初日、2日目と大雨が続き、3日目の天候を、教員一同心配していました。

「大雨であったら、USJでの楽しさも半減してしまうのではないか・・・」

「雨の中無理をして体調を崩す生徒がでてくるのではないだろうか・・・」

「最悪の場合、中止もありえるのではないか・・・」

全て杞憂でした。

眩しいくらいの晴れた天気に恵まれ、予定通りUSJへと向かいます。これも、生徒の普段の行動の賜物?でしょうか・・・

開園前、USJの入り口前にある地球儀のモニュメントの前で集合写真を取り、入園口の列に並びます。

「開園したら、まず何に乗ろうか。」

「ジェットコースターは人気だから絶対に混むよ!走って向かおう!!」

生徒の期待は最高潮に達していました。

10時開園から午後6時まで、計8時間、たっぷりとUSJを堪能した生徒達は、満足げな表情でした。

また、USJでは、エデュケーションプログラムが用意されており、生徒達は、USJを楽しみながら、

パーク内で働くスタッフさんの仕事を観察し、職業・職種について考察をするトレーニングにも挑戦しました。

定刻になり、集合場所に集まった生徒の中には、「まだまだ回り足りない!明日も来たい!!」と意気込む生徒もおりました。

生徒の底抜けな体力に、私達教員はただただ驚かされました。

この日もユニバーサルポートに連泊し、夕食は昨日同様、バイキングです。

4日目、最終日です。居心地の良いホテルを名残惜しそうに出発し、神戸の「人と防災未来館」へと向かいました。ここでは、阪神淡路大震災の爪跡と、そこからの復興の様子、そして今後の防災、「減災」という概念を学びました。

人間は自然の力をコントロールすることは出来ません。

災害は、この地球上に生きている限り、逃れられないものであることを深く自覚しなければなりません。

その代わり、日頃の備えを十分にして、災害の被害を少しでも最小限に食い止めるという考え方、それが「減災」です。

生徒は衝撃的な映像や写真で、自然の驚異と恐ろしさを追体験しました。また、館内では震災を体験した方々のボランティアさんがおり、当時の様子をお話していただき、今後の私達の自然や減災との向き合い方を指導してくださりました。

その後はバスで中華街に向かい、ここから再び自主研修です。

お店に入って中華料理を食べたり、屋台料理を堪能したり、お土産を買ったりしながら、中華街を満喫しました。

その後は多くの生徒が異人館へと向かい、外国の文化を疑似体験しました。

午後2時30、新神戸駅に集合し、新幹線で東京へと向かいました。行きの新幹線とは打って変わって、旅行の疲れから眠りこける生徒が多くおりました。

あっという間の4日間でしたが、大きな怪我や病気も無く、無事に修学旅行を終えることが出来ました。

普段とは違い、生徒同士が一日中顔を合わせて食住を共にする生活で、生徒同士の絆は深まったように思えます。

今月22・23日には女学館祭(文化祭)という大きな行事もあります。

修学旅行を経験して一回り成長した3年生には、中学最高学年として、後輩を引っ張りながら、今後も充実した学校生活を送って欲しいと願うばかりです。

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