日本橋女学館では恒例の伝統行事七夕を実施いたしました。
七夕とは・・・
1)日本古来の豊作を祖霊に祈る祭り
2)女性が技芸の上達を願う中国伝来の行事
3)佛教の盂蘭盆会
などが習合した伝統行事だそうです。
織姫が織物など女子の手習い事に長けていたことから、
七夕に技芸上達を祈ることが江戸時代に一般庶民にも広がったとか。
江戸情緒あふれる日本橋の地、神田川河畔に105年の伝統を持つ本校に
ふさわしい行事といえましょう。
2009年8月に新校舎完成してからはじめての七夕です。
仮校舎ではできなかった行事の復活です。
神田川に面したデッキの大竹3本(本校併設大学の日本橋学館大学の竹林
から運びました)に、全校生徒が願い事を記した短冊を飾ります。
本校のエントランスに入るとまず目に飛び込んでくるのが芸術進学コースの
美術デザイン系列の生徒が作成した大作、「彦星と織姫」の巨大パネルです。
その両脇には、生徒とは別に保護者・ご来賓・教職員の短冊や学校説明会に
参加いただいた小・中学生の皆さんにも願い事を飾って頂いています。
そのほかにも1Fのフロアには華道部やイラストレーション文芸部の作品を始め
全校生徒の短歌・俳句の中でも特に優れた優秀作品を展示してあります。
※短歌・俳句はJR浅草橋駅や両国郵便局にも展示されています。
7月7日から期末試験が始まるので、一足先に七夕集会を実施いたしました。
理科部による発表や、有志による英文暗唱などが行われ、特に軽音楽部の発表
では願いを込めて「翼をください」を全校生徒で熱唱しました。大盛り上がりでした。
生徒たちの願いを乗せた歌声が天の川まで届いたでしょうか?
私たち教員は全校生徒が健康で、笑顔で学校生活を送れることを一番に願っています。