コロナ禍で昨年度から始めたBrigidine Collegeとのオンライン交流ですが、今年は両校で有志生徒によるクラブを創設し、交流を続けてきました。
 
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大妻多摩ではKSFC(KOTAKA Sisters Friendship Club)として高校2年生22名が参加し、Brigidine CollegeではIitomo Sisters Club としてYear10~12の生徒14名が参加しました。コロナウイルス感染拡大に伴うブリスベンでのロックダウンにより、新たな試みとして予定していたBrigidine Collegeの授業見学がキャンセルになるということもありましたが、今年は年間を通して計7回のオンライン交流を行いました。初回の自己紹介から始まり、パソコンを持ち歩いて校舎内を互いに映し合いながらの学校紹介、両校対抗しりとりゲームやPictionaryゲームなど様々な取り組みをしてきました。また、生きた外国語を学ぶために毎回、英語のみを話す時間と日本語のみを話す時間をとりながら、様々なトピックについて意見交換をしてきました。生徒同士、両国での学校生活の違いに驚きの声が上がったり、個人の趣味や物事に対する考え方を伝えあう中で互いに感化されることも少なくなかったように思います。
 
今年は、通常のオンライン交流以外にも以下のような取り組みも行いました。
 
Iitomo Sisters Clubのメンバーが、本校生徒との交流を題材にした短編のドキュメンタリー映画を製作し、CAN FILM FESTIVALという映画コンテスト(第2外国語を学ぶ生徒により作成された映画が対象)に出品しました。当初10月であった出品締切が来年の3月まで延期されたため、コンテストの結果が出た後に、本校HPにてドキュメンタリー映画のご紹介をする予定です。
また、8月からは両校の生徒同士が1対1のパートナーをつくり、メールのやり取りを行うEpalプログラムも始めました。9月にKSFCメンバーの1人が自主的に感想を寄せてくれました。その感想を以下にご紹介します。

 

  1. Epalはとても楽しいです。
    私たちは、自分の趣味や好きな映画、最近流行っている音楽、学校生活についてなどを教えあったりしています。お互いの国でコロナが今どういう状況かというのも話しました。
    その他には、お互い学んでいる言語について分からないことを質問したりしています。お互いに、「言語について分からないことがあったらなんでも質問してね!」と言い合っているので、何でも質問しやすいです。
    例えば、この間は私が英語の問題集で分からなかった問題を解説してくれたんです!英語の問題集をネイティブの方に教えて頂いたのは初めてなので嬉しかったです。こういう風に、お互いに力を貸しあって、お互いがそれぞれの語学力を向上させるという関係になれた事が本当に嬉しいですし、我ながら言語が持つ力はすごいなと感じています。
    このように、遠く離れた場所に住む同年代の学生さんと1対1でお話しできる機会というのは、このコロナ禍ではなかなかないと思うので、この機会を大切にしたいです。
    これからもEpalを楽しみ、さらにもっとエイミーとの仲を深められたらいいなと思っています。

 

私達は今、歴史的にもみても大きな転換点となる時代を生きています。新たな変異株も次々に現れ、先の見えない大変な時代ではありますが、そのような中でも「コロナ禍だからできる」新たなチャレンジに自ら取り組んできた生徒の皆さんには、ぜひこの挑戦を自分の強みの1つにしながら、新たな未来へと進んでいって欲しいと願っています。

国境を越えての渡航が正常に戻るまでは、両校でのオンラインでの交流を続けていく予定です。来年は新たな学年を対象に本交流を進めていきたいと考えています。
 
大妻多摩中学高等学校HP:https://www.otsuma-tama.ed.jp/
 
大妻多摩の国際交流の様子はこちらをご覧ください:https://www.otsuma-tama.ed.jp/education/international_kyouiku/#movie

  

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