休校に入って1週間が過ぎようとしています。
世界中が見えないウィルスと戦っています。
政府も企業も子供たちも。
去年の今頃、誰が想像したでしょうか?
今回の経験を通して私たちはいろいろなことを学ぶことになると思います。
そして今後の人生に生かしていきたい、教育活動の中でも100年に1度ともいわれる今回の経験を深めていかねばならないと思っています。

生徒の皆さんは、規則正しい生活ができていますか?学校の課題は進んでいますか?
一日が自由にデザインできることはあまりないことなので、この機会を利用して趣味や特技、苦手の克服など充実させていってください。
教養を深めるには人にあったり、旅をするがいいのですが、いまの時分困難なので、読書がオススメです。
私は高校時代に最も影響受けた本がヴィクトール・フランクルの「夜と霧」です。
確か記憶が定かでないのですがわたしが高校時代、英語でUNIKORNという教科書を使っていて、アンネの日記が題材にありました。
英語の先生がさらにこの時代の理解を深めるならと紹介してくれたのが「夜と霧」でした。
衝撃的な内容、何度か大学になっても読み返しました。
社会人になって二度ユダヤの収容施設を訪ねました。
アウシュビッツは小学生の息子を連れていってしまい、彼は怖がって夜何度も起きてしまったのを覚えています。
一冊の本の出会いが、そのあとの価値観、人生、経験を大きく変えることもあります、若いうちの読書は心の肥やし、大いにいろいろな書に触れ、考え、疑問を持ち、本物に触れる、原点を訪ねる、そんな行動をしてほしいと思います。

校長 成島由美

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