10月10日、ラジウィック村のアップルデーだ。

村の人たちのリンゴ収穫祭に6名の立教の生徒が参加した。

村の人たちが庭で採れたリンゴを袋に入れて持ってきたり、トレーラーに満載されたリンゴを次から次へと会場に持ち込んでくる。

数年前から始まったこの取り組み、日本では村興しとでも呼ばれようか、ラジウッィク村の人達がリンゴで共同体の一部であることを感じる一時でもある。

持ち込まれるリンゴを洗う人、リンゴをチョッパーに投げ入れて細かくする人、細かくなったリンゴを圧縮してジュースにする人、あたり一面はリンゴの甘酸っぱい匂いで満ちている。

早速、生徒たちは絞りたてのリンゴジュースを飲ませたもらい、おいしいの一言。コックス、ブラムレーなどのイギリス固有の種類が混ざり合い、何とも言えない味の奥深さだ。

ローストポークに合うのが、アップルソースだ。テントには6時間もかかって調理された丸ごとのブタが飾られ、直接切り取って味見させてもらった生徒の満足そうな顔が印象的だ。

この味の虜になり、ローストポーク、アップルソースバーガーを3個も食べている生徒もいた。

リンゴの絞りかすはブタの餌になるとのことだ。リンゴの香りを一杯含んだ豚肉はきっと美味しいに違いない。

この他にも、アップルクランブル、アップルケーキ、アップルジュース、アップルジャム、アップルサイダー(リンゴ酒)、リンゴの皮むき競争、リンゴスプーン競争、バットでのリンゴ打ち。

秋晴れの晴天の中、ラジウィック村の人たちと十分にリンゴを楽しんだ一時間であった。

 

     

ページ
TOP