↑ 表面 :イギリス大雪(1月)
 裏面 :オープンデイポスター ↓

主の御名を賛美いたします。

今年もまた沢山の方々から暖かいご支援を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

 

今年のクリスマスカードには、迷わず表の写真を選びました。

今年1月初めに降った大雪の写真です。

例年にない積雪量で、英国南部は一時交通も遮断され、停電にもなりました。

新学期開始を目前に、何とか生徒が帰ってくるのに間に合うよう、日本人教員・英国人スタッフが力を合わせて校内の雪かきをしたのが今年の仕事初めになりました。

 

4月の新年度の開始時には、アイスランドの火山噴火に伴う火山灰の影響で空港が閉鎖となり、生徒の飛行機便が欠航となる事態に見舞われました。

その後2週間にわたって連日教員が交替で空港へ生徒を出迎え、日程を遅らせた球技大会には全員が無事揃って参加することができました。

 

このカードの裏面の絵は、全校生徒の投票によって今年のオープンデイのポスターに選ばれた高等部2年生の作品です。

ドラクロワの原作をもとに、東前校長と私、担任の橋川先生と高橋副校長が自由の女神に率いられ、全校生徒が後に続いています。

バックには立教の校舎が、足元には立教の森に咲くブルーベルの花々が描かれ、よく見ると自由の女神は鉄砲の代わりに当直生徒が鳴らす起床のベルを手にしています。

 

「REVOLUTION」というテーマのこの絵は、今年の本校を象徴する絵かもしれません。

新春かるた大会に始まって、イギリス人教員による英語コミュニケーションの授業、夏休みのホームステイ、短期留学、サイエンス・ワークショップ、高等部3年生の夏期講習、JAPAN祭への参加、社会人クラブとのバスケットボール合同練習、Woldingham Shool との交流、クランレイでのフィールドワークなど、様々な新しい企画に取り組んだ一年でした。

 

9月に立教学院各校を代表する皆様に本校をご訪問いただいたことも象徴的な出来事といえるでしょう。

その後皆様に同行して立教学院創立者のウィリアムズ主教の逝去100年記念墓参に参加させていただいたことは、今年ちょうど立教生活50年をむかえた私自身にとっても記念すべき出来事となりました。

 

これからもチャレンジ精神で新たな試みに挑戦していく所存でございますので、皆様の変わらぬご支援、ご助言を賜りたくお願い申し上げます。

皆様どうぞ健康でよきクリスマス、新年をお迎えください。

 

 

2010年12月

立教英国学院 校長 棟近 稔

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