立教には毎年一学期にJapanese Eveningという行事があります。

これはその名の通り、近隣のイギリス人を招き、日本の文化を紹介し、また体験していただきながら交流を深めようというものです。

剣道、茶道、書道、などなど生徒たちはそれぞれのセクションに分かれて、学期の初めから当日までプレゼンテーションや実演、説明の練習を重ねます。

生徒会と地域交流委員の生徒が中心となって準備は進められますが、今年のJapanese Eveningは生徒会からの提案により例年とは少し違ったものになりました。

「遠く離れている自分たちでも、できることをしたい」

先日日本で起きた大震災、立教生は英国で生活しているため、なにもできないことを歯がゆく思っていました。

そこで生徒達は今回のJapanese Eveningで、日本文化を紹介するとともに、日本で起きた震災の様子を伝え、その上で日本のため心配や援助をしてくれたイギリスの人達に改めて感謝の気持ちを示そうと思い立ちました。

パソコンを使って説明したり、大きな写真をプリントアウトして示したり、当日の午後まで生徒たちは工夫を凝らしました。

 英国からもレスキュー隊が日本に援助に行きましたが、なんとその中に偶然にも立教近隣に在住している方がいらっしゃいました。当日はその方もお招きすることができ、現地での活動の様子を聞いたり、また直接支援活動への感謝を伝えることができました。

 今年は例年以上にイギリスの方々に日本文化を楽しんでいただくとともに、感謝、助け合いの大切さも感じることのできたJapanese Eveningとなりました。

プレゼンテーションや実演も大成功に終わり、生徒達の努力も報われた一日でした。

 

 

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