1学期末のOxfordプログラムが催されました。その研修報告を以下のご紹介します。
中学3年生の作文です。
オックスフォード
今回、CIEのオックスフォードホームステイに参加しました。私は普段からイギリスに住んでいますが、こういったホームステイのプログラムに参加するのは初めてです。いつもの生活とは違う環境で、知らない人の家に泊まって、別の学校に通うという体験はとても新鮮で、よい経験になりました。同じイギリスの中でも、地域や家庭によって文化や雰囲気が違うことを知り、いろいろな発見がありました。ホームステイ先はとても親切なイギリス人の家族で、私のことを気づかってくれて、食事のときも声をかけてくれました。でも、想像していたよりも会話の機会が少なくて、たくさん話すことはできませんでした。普段から英語は使っているつもりでしたが、ネイティブの人と自然に会話をするのはやはり難しく、言いたいことがすぐに英語にできない場面がたくさんありました。ホストファミリーは私の話をゆっくり聞いてくれたり、わかりやすい言葉を選んで話してくれたりしたのに、それにうまく答えられない自分が悔しかったです。「もっと話せたら、もっと楽しかっただろうな」と感じて、ちょっぴり残念でした。でも、この経験を通して、英語力だけではなく、「自分から話そうとする気持ち」や「伝えようと努力すること」がとても大事だと学びました。たとえ文法が正しくなくても、発音がうまくなくても、伝えたい気持ちがあれば相手には伝わるということを実感しました。失敗をおそれず、勇気を持って話しかけることが、コミュニケーションの第一歩なのだと感じました。学校では、英語でいろいろな授業を受けました。その中でも一番印象に残っているのは、スマートフォンについてのプレゼンテーションです。自分でテーマを決め、スライドを作って、クラスメートの前で英語で発表しました。私は人前で話すのがあまり得意ではないので、とても緊張しましたが、何日もかけてしっかり準備をしたことで、本番では落ち着いて話すことができました。先生やクラスのみんなが真剣に聞いてくれて、終わった後に「よくできたね」と言ってもらえて、とてもうれしかったです。この経験を通して、「やればできる」という自信を持つことができました。それから、プログラム中には同級生の友達の誕生日もありました。その日はみんなで焼肉をして、お祝いをしました。イギリスで日本人の仲間と一緒に過ごす時間の中で、こんなふうに楽しいイベントがあったことは、すごくいい思い出になりました。ふだんあまり話したことのなかった人とも仲良くなることができ、友情が深まったと感じます。こういった交流も、ホームステイの魅力のひとつだと思います。今回のホームステイで、私は多くのことを学び、自分自身が少し成長できたように感じています。普段からイギリスに住んでいても、まだまだ知らない文化や習慣がたくさんあることに気づきましたし、英語ももっと上達したいと強く思いました。また、自分の英語力や人との関わり方を見直す良いきっかけにもなりました。これからは、もっと積極的に英語を使って話す練習をしていきたいです。そして、今回の経験を大切にしながら、これからどんな場所に行っても、自分の考えや気持ちをきちんと伝えられるような人になりたいと思います。