4月下旬から5月上旬にかけて、地元ホーシャムの町にあるCollyer’s Collegeと本校の生徒がスポーツ活動・文化活動を通して交流しました。まず4月に本校の生徒がCollyer’s Collegeを訪問、様々なスポーツを数時間に渡り一緒に楽しみました。続いて5月にはCollyer’s Collegeの生徒たちが本校を訪れ、日本文化の紹介したり食事を一緒にとるなどして密度の濃いひと時を過ごすことができました。

本校生徒がCollyer’s Collegeを訪問した時の様子が地方紙、West Sussex County Timesに掲載されましたのでこちらのリンクからご覧ください。

高校2年生になりクラスも替わって学期の一大イベントであるアウティングの日がやってきた。メンバーも新しくなり、Biologyの試験も近づいていたので一種の羽休めということでとても楽しみだった。

最初からノープランであったのでぷらぷらとロンドンを歩いた。みんなはチャイナタウンで食事をとっていたが私たちは少し外れたところでパンケーキ屋さんを見つけた。昼食といってもまだ夕食がある、と言うことで昼食は軽めにした。とてもきれいなお店だった。食べた後オルガンのコンサートを聴いた。前の学校でも教会に行ってオルガンコンサートを聴くという機会があったので初めてではなかった。だが、響き渡るオルガンの音がとても心に響いた。すごく心が落ち着いた。
ナショナルギャラリーで絵画を見た。昔の人がこんなにリアルに描けるものなんだなと改めて感じた。絵の雰囲気も様々でチャプレンの説明もわかりやすかった。鑑賞が終わるとみんなでお揃いのTシャツを買った。安くてかっこいいのでお気に入りである。夕食はステーキを食べた。タレはなく、塩とコショウのみでシンプルだったけれどそれが逆においしかった。時間がとても余ったのでBootsに長らく滞在した。
久しぶりのアウティングであったが、何もプランを考えずに行き当たりばったりで行動をすると新しい発見や楽しさがあってとても充実していた。またこのような機会に恵まれると嬉しい。

朝、目を覚ますと太陽の光がまぶしかった。カーテンを開けると空は青く絶好のアウティング日和だった。

バスに2時間ほど揺られていると、羊や鳥、草木の自然あふれる景色だったのが、高層ビルや巨大な電光掲示板など都会の景色に変わってきた。また、ロンドンに来れたと胸が高鳴っていた。ロンドンに到着してすぐ昼食をとった。皆で中華を食べようと思い、中華街をさまよっていると、通りすがりの中国人のおじさんにお勧めの店を教えてあげるからついてきて、と言われた。僕は最初このおじさんにぼったくられるのではないかと心配だったが、とりあえずついていくことにした。
案内された店は外から見ると薄暗く、あまり客がいないように見え、本当にこの店は大丈夫なのかと心配だった。しかしもう引き返すには手遅れな雰囲気だったので思い切って入ってみることにした。
店中に入ってみると思っていたより多くのお客さんがいて少しほっとした。お客さんが僕たち以外全て中国の方だったので、これはロンドン在住の中国人のみぞ知る隠れた名店なのではと思い、少しワクワクしてきた。
洋服などを買うために残りの小遣いのことを考え一番リーズナブルで尚且つお腹がいっぱいになるチャーハンを頼んでみた。一体どんな料理が来るのだろうと思い、ワクワクして待っていると、厨房からおいしそうな香りがし、その直後にお皿いっぱいに盛られたチャーハンが運ばれてきた。チャーハンは具だくさんで塩加減もちょうど良く、とてもおいしかった。
僕はオランダに住んでいるので本格的なチャーハンを食べるのは1年ぶりで、食べた時は涙が出そうなくらい美味しかった。
立教では「ゴムひもラーメン」が有名だが、新規開拓をして僕らが行ったお店も皆に勧めていきたい。

高校生を対象に、立教大学の説明会を行いました。

立教大学から国際センター課長の藤枝様がお越しになり、立教大学のカリキュラムや新しい取り組み、英語や留学プログラム、キャンパスライフの楽しさなど、普通の大学説明会とは違った視点で立教大学の良さについて説明してくださいました。
特に留学プログラムや就職状況については、パンフレットに書かれていること以上に詳しく、わかりやすく教わることができました。

この説明会には、高等部の生徒全員が参加しました。本校は毎年、20名の立教大学への指定校推薦枠をいただいており、多くの卒業生が立教大学に進学しています。受験勉強真っ只中の高校3年生だけでなく、これから進路について考えていく2年生・1年生も、関心をもって熱心に聴いていました。

今年の8月に行われるオープンキャンパスでは、立教英国学院生だけのためのツアーも予定されています。ぜひ多くの生徒が参加し、進路や立教大学についてより深く考える機会にしてくれればと思います。

6月16日(土)に行われる読売新聞社主催「讀賣進学ガイダンス2019」に本校も参加いたします。

6月16日(土)  11:00 – 17:00
大阪 コングレコンベンションセンター (JR大阪駅北口直結 グランフロント大阪)

本校に関心のある方はぜひご参加ください。
その他、学校説明会・進学フェア等についての詳細はこちらをご覧下さい。

私は絵を見るのは好きだ。小説と同じでほんの少しの情報から数多のものを読み取る。想像を広げていくから物語を読みとることが私にとってはすごく楽しかった。

私は今回、チャプレンと一緒に行動した。オルガンを聞いて絵を見る。両方興味があったし、好きだ。班の2人と同意見だった。
美術館から少し行った教会でオルガンを聞いた。一歩間違えれば不協和音となり得る音から様々なことをイメージした。華やかな宇宙、冬の厳しさ。曲によって全く違う物語が作られていった。
美術館ではチャプレンの解説のもと、宗教画を見ていった。聖書の一部を抜き出して描かれた絵画たちは今にも動き出しそうなほどに人々が生き生きと描かれていた。
宗教の絵画は普通、教会に飾られていたと言う。字の読めない人々が絵から物語を知り、感じ取っていた。また、絵は数少ない娯楽でもあった。つまり昔の人々は娯楽が先か知識欲が先かは分からぬが、必ずついでに、先ではない方のものも得ることができていたのだ。
私は勉強が嫌いだ。ひたすら頭に詰め込むテストのための勉強など、将来何の役にたつ? たいして興味のないことをやってもどうせ3秒で忘れるだろう。しかし、興味があろうとなかろうと、楽しい事は楽しい。私は、昔宗教画を娯楽として見て、ついでに知識を得た人たちに言いたい。それが最も効率的で、長期にわたる記憶法だと。

「ロンドンは治安が悪い」とよく聞くが私がイギリスに来てから約5年、正直そのことをあまり実感していなかった。それと同時にあまり警戒もしていなかった。だからこそ今回人生で初めて携帯電話をとられたときの衝撃は大きかった。
もちろん高校2年生になって初めてのアウティングはとても充実していて楽しかった。今回行ったナショナルギャラリーは中学2年生の時にも行ったことがあった。しかしその時は先生の後にくっついて行動していただけで、絵に特に興味もなく覚えているのはゴッホの「ひまわり」ぐらいだった。それに比べて今回は様々な絵を自分たちで見て感想も言えるようにもなった。ギャラリーのガイドさんの説明も思った以上に聞き取れた。その話の中には絵についての様々なエピソードやそれぞれの絵画の相違点などがあり、いつもの自分たちの視点とはまた違った視点から絵を見ることができた。
ナショナルギャラリーを出てそこからの自由行動で買い物をし、夕飯に中華を食べてとても満足していた。しかしその満足感は携帯電話がなくなったと気づいたとき、一瞬にして吹き飛ばされた気がした。来た道を探しても見当たらず、電源も切られていたためきっとすられてしまったのだろう。
残念ながら携帯電話は諦めざるを得なかったが、今回私は、「ロンドンは治安が悪いと言うのは事実だった。」ということを身をもって知ることができた。そして新しい携帯電話も買ってもらえた、とポジティブに考えることにした。もちろん今後は一切こんな経験をするつもりはないが、5年目にしてロンドンの恐ろしさを知ることができてよかったと思う。そして私はもう絶対にすられない。

朝6時50分。アウティング当日、私は当直の当番だったが、いつもより目覚めが良かったように感じた。カーテンを開けると明るい光が差し込んでくる。気温もちょうど良く、今日は絶好のアウティング日和だ。
ロンドンについて昼食をとり、ナショナルギャラリーに入ると、そこには壁一面に人物画や風景画など、様々な種類の絵が飾られていた。絵の中の人物がそれぞれ何かを伝えようとしているように見えたが、その絵が何を伝えたいのか、作者は何をもってその絵を描いたのか、私は一つ一つの絵に対して素朴な疑問を抱いた。
自由時間が終わり、いよいよガイドツアーが始まる。ガイドさんは、日本人である私たちに配慮をして少し話すスピード落としてくれた。ガイドが始まる前は、ガイドさんの話が全く理解できないかもしれないと不安に思っていたが、そんな不安も始まってすぐにどこかへ消えていた。ガイドさんは私たちが理解しやすいように、一つ一つの絵に対して様々な質問をし、それはまるで私たちを家の中に引き込んでいくようだった。正直私はあまり絵に興味がないので、ガイドツアーはつまらないものだと思っていた。しかし、ガイドを聞いていると、それぞれの絵が描かれた理由やメッセージ、工夫などがあり、とても面白いものなのだと感じられた。ガイドで見た絵は今でも覚えているが、特に印象に残ったのは、イエス誕生のときの喜びに満ちた絵だ。あの人を惹きつける華やかさと迫力は、どの人の目にも焼きつくのではないだろうか。またナショナルギャラリーに行く機会があったら、次は違う絵についてのガイドを聞いてみたいと思う。

私が立教のジャパニーズ・イブニングを経験するのは、これで3度目です。1年目だけは「昔遊び」でしたが、昨年と今年は「折り紙」を選びました。理由は特になかったのですが、小学生の時から「鶴が折れない」と言われていましたが、そこから脱却したかったのは、少しあったかもしれません。
鶴が折れないところからもにじみ出ている通り、私は折り紙ができません。しかし昨年も「折り紙」だったことから、企画長になっていました。自分でもおかしくて、聞いた時は思わず笑ってしまいました。
準備期間は2日だけで、不安も大きかったのですが、優秀なメンバーたちのおかげで、なんとか景品を折り終え、教えるメニューも決まりました。
ジャパニーズ・イブニング当日、自分が企画長なんだと改めて感じ、緊張していました。高2で机を並べていると、後輩たちが寄ってきて手伝ってくれたのですが、頼りない私をそっと支えてくれるその優しさが嬉しすぎて感動してしまいました。
お客さんは昨年より多めに来てくれました。友達同士や家族連れが多く、手裏剣や鶴、いくつかを組み合わせて作る箱など、日本らしいものが人気でした。説明はとてもつたなかったと思いますが、伝えようと思う分だけ英語が伸びるのかな、と感じました。
これが私の最後のジャパニーズ・イブニングでしたが、来年の後輩たちが作るものがとても楽しみです

アウティング、今回はグリニッチ天文台に行く。あまりわからなかったけれど、みんなで調べた資料でバッチリ。テムズ川のクルーズはイギリスの素晴らしい景色を一望できた。

天文台の所では、たったあの1本の子午線で西経・東経で分かれていることにびっくりした。
プラネタリウムでは360度右を見ても左を見ても宇宙がある。私たちが暮らしているこの地球だけでなく、宇宙には地球以外にもこうやって人間が住んでいるのではないかとまた新しい疑問が頭に浮かぶ。
ショッピングではみんなでお目当てのものを買えてみんな満足だった。だけど面白かったのはここからだ。夕食をのんびり食べていたら集合するまであと10分だった。「あっ、しまった。」もう気付いたら遅かった。もうみんな風を切るような猛スピードで走る。
僕はこの走っている時間、今までにないくらい幸せな気持ちになった。なぜだろう? それはいつも一緒に生活している友達だ。
みんなと遊びながら笑いながら走るってこんなに気持ちよくて楽しいんだなと実感した。いつも当たり前のように一日一日を生活している。だけどここの当たり前は実は日本では当たり前じゃなかったし、こんな特別な経験ができるのはここ立教があるからだ。立教で生活できるのは家族や友達のおかげだ。
今回はグリニッチの天文台はとても素晴らしかった。本当に凄いと思えるのはやっぱり友達と一緒に見られるからだ。アウティングは普段見ることができないものやことを見るだけではなく、それをどう捉え感じるのかが大切だと私は思う。

ページ
TOP