私は、初めてのジャパニーズ・イブニングを楽しいと感じることができました。私の企画は折り紙で、来た人に折り紙を教えるという企画でした。

私は、まだ入学したばかりで英語が全然できないけど、来る人がみんな優しい人だったので、片言の英語でもニコニコしてくれて、みんな終わった後、「ありがとう」と言ってくれました。今回は、まだ英語が全然できなくてみんなと会話が長くできなかったけど、来年はもっと英語を勉強して色々な人と繋がれるようになりたいなと思いました。
一番最初のお客さんは、最後に、「ありがとうは日本語でなんて言うの?」と聞いてきて、最後に「ありがとう」と言われた時は、嬉しくて、次の人にも「ありがとう」と言われたくて、もっと頑張ろうと思うことができました。
周りの先輩がいろいろな人と楽しそうに話している姿を見て、私も、来年こそはもっと英語を話せるようになろうと思って、勉強する意思も強くなって、とても良い思い出になったと思いました。

毎年この時期になると地元ReigateとRedhillの町で約10日間に渡って音楽フェスティバルが開催されます。本校からも今年は中学生から高校生まで延べ29名が参加、演奏部門もピアノから木管楽器・金管楽器、ギターまで様々でした。車で小一時間のところにある会場までは教員が順番で引率をします。今日は木管楽器とピアノのクラスがありました。

小雨の降り始めた土曜日の午後、中学3年生から高校2年生までの女子生徒5名がまず出発。車内では日本の学校に在籍していた頃の吹奏楽部の練習やコンサートの話で盛り上がっていましたが、車が会場に到着して一歩外へ出るとそこはイギリス。古い教会を改築した会場には、地元や遠くの学校から先生や保護者に連れられてたくさんの子供たちが集まっていました。

最初のクラスでは10数名が演奏。本校からもフルートの生徒が3人出場しましたが、いきなりトップバッターが本校の高校3年生。フォーレの美しいメロディーをゆったりと優雅に奏でてくれました。あとで聞いた話ですが、なんと会場にはドイツからご両親が遥々いらっしゃっていたとのこと。そんな緊張感は全く感じさせない堂々とした演奏でした。
全員の演奏が終わると、そのクラスに出場した演奏者に対して、審査員が一人一人コメントをしてくれます。
そして最後は結果発表。
「皆さん素晴らしい演奏でしたよ。音楽を楽しむ若者たちがこうして一生懸命演奏しているのを見るのはとても嬉しいことです。スタイルも楽器も様々ですから1位を決めるのはとても難しいことですが…」
少し緊張した面持ちで審査員の言葉を待つ彼女たちでしたが、結局3人とも1位のメダルは逃してしまいました。

みんないい演奏だったのになぁ、慰める訳でもありませんが、笑顔で彼女らを迎えようとしていると、他の子供たちの伴奏を担当していた女性がわざわざこちらにやって来て、「あなたは彼女たちの先生?とってもいい演奏だったわ。特に最初の女の子。すごく暖かくて優しい音。上手でしたよ!」
そう言えば、前に引率で来た時にも何度かこんなコメントを頂いたことがありました。良いと思ったらちゃんとそれを伝えてくれる人たちがたくさんいるこの国には、リラックスしてのびのびと演奏ができる豊かな土壌があるように感じました。
その次のクラスに出場したサックスとフルートの2人は審査員の方からとてもいいコメントを頂いたのでかなり期待をしてしまいましたが、結局1位のメダルを獲得したのは8歳のフルート奏者。上級者クラスの1位が小学生とは! 蝶ネクタイまでしてビシッと決めてきただけあって、技術的にも音楽的にも確かに申し分ない演奏だったのですが、本校の二人の演奏もかなり良かっただけに、とても残念でした。いつの間にか我が子を応援する親の気持ちになっているのも妙でしたが…

練習室に戻ると「次のクラスは頑張ります!」と、もうしっかり気持ちをとり直している笑顔を見てまずは一安心。次のピアノクラスに出場する高校生男子を連れて来てくださった先生とここでバトンタッチをし、フルート・デュエットクラスに出場する2人の女子生徒を残し、他の3人の生徒と帰路につきました。

2便の生徒たちが学校に戻って来たのは夜の8時を過ぎた頃。
「どうだったかな?デュエットクラスの結果は?」
「メダルもらいましたよ!! ピアノの◯◯君もメダルです!」
その嬉しそうな笑顔を見ていると、まだまだこれから上手になりそうな気がしてきました。
皆さん、今日は本当にお疲れ様でした。

“Can I do this one?”

今夜はJapanese Eveningが開かれている。
Japanese Eveningは、今年1回目の、私たちが行く側ではなく招く側になる行事だ。私は、昔遊び企画で主に福笑いを担当している。今年は去年よりお客さんが少ない気もしたが、小さい子が多くて癒された。私と中一の先輩は”Fukuwarai”の看板と、前の担当の先輩が作ってくれた説明を持ってお客さんに宣伝をしに行った。お客さんが興味を持って話しかけてくれると、少し緊張したが、お客さんが
「面白そうだね!」
と言って微笑んでくれると、緊張していたことが嘘のように感じた。
私は立教にいて本当に英語が上手くなるのだろうか?と思っていた。だがこの1年で確実に聞き取れるようになった。しかも自分から話しかけることもできるようになった。このJapanese Eveningで自分の英語力に自信がついた。もっと勉強して、英国の人と会話して英語を上達させたい!

5月27日(日)に行われる朝日ファミリーニュース主催「朝日ファミリー私立中学校・高等学校進学フェア」に本校も参加いたします。

5月27日(日)  12:30 – 16:00  朝日ファミリー私立中学校・高等学校進学フェア

場所:千里朝日阪急ビル

本校に関心のある方はぜひご参加ください。
その他、学校説明会・進学フェア等についての詳細はこちらをご覧下さい。

5月27日(日)に行われる朝日ファミリーニュース主催「朝日ファミリー私立中学校・高等学校進学フェア」に本校も参加いたします。

5月27日(日)  12:30 – 16:00  朝日ファミリー私立中学校・高等学校進学フェア

場所:千里朝日阪急ビル

本校に関心のある方はぜひご参加ください。
その他、学校説明会・進学フェア等についての詳細はこちらをご覧下さい。

小学部のアウティングは、この地域のこの季節ならではという場所に行きました。

まず訪れたのは、まだ名残のブルーベルが見られるRamster Gardenです。ここは、とても巨大で色とりどりのロードデンドロン(しゃくなげ)が今の季節は大変美しく、様々な種類のアゼリア(つつじ)や紅葉など日本の植物が集められているお庭です。お花のいい香りのする、まだ人の少ない朝の庭園を楽しみました。

「お腹が減ったー!」と花より団子の状態になったところでPetworth Houseへ移動です。ナショナルトラストのカフェでランチを食べました。サンドイッチや今日のスープ、クリスプスの小袋など定番のカフェメニューに加え、庭歩きで腹ペコになった小学生は食後のケーキまでいただきました。成長期で、学校でもよく食べるようになった小学生です。ランチを終えてからは、サーバントクォーターで昔使われていた大きなキッチンを見学し、エプロンをつけて写真を撮りました。そこでは、ボランティアのガイドさんに、この建物の地下にある大きな氷室について話を聞きました。冷蔵庫のない時代、この館では近くの湖などから冬に氷を取って氷室で保存していたこと、その後、アメリカなどから巨大なとても透き通った氷を輸入していたことなどを英語で聞きました。「どう、話わかった?」と聞くと、「ほとんどわかった!」と頼もしい小学生でした。

House へ移動したあとは、天井が高く、豪華な部屋の壁という壁に飾られた絵画に圧倒されつつ、今日のミッション、「エリザベスさんを探せ!」をしました。18世紀にこのHouseに住み、道具の発明で女性として初めてロイヤルソサエティーオブアーツからシルバーメダルをもらった女性です。飢饉のときには、当時食べられていなかったジャガイモの栽培も試したそうです。大きな彫刻がたくさん飾られ、ターナーの絵がいくつもある大きなギャラリーで、エリザベスさんの肖像画を無事発見しました。

この日最後の目的地は Arundel Castleです。ノルマン征服王ウィリアムの時代まで遡ることのできるこのお城は、その後代々ノーフォーク公爵の居城となり、今でもお城の一部がプライベートとなっています。細く狭いまがりくねった石の階段を登って、一番古い「キープ」の部分を見学した後、お城の本体の部屋に次ぐ部屋を見学しました。化石がたくさん見られる大理石をふんだんに使ったチャペルや、甲冑や武器などのコレクションルーム、図書室、ビクトリア女王が滞在したベッドルームなどを巡りました。放課後、学校の陸上トラックを10周も自分で走ったり、クラス遊びではスポーツをたくさんしたりする小学生ですが、さすがに本日は歩き疲れたようでした。お土産を買った後、夕飯をいただく予定のパブに少し早めに着いて、お茶を飲んだり、おしゃべりをしたりして疲れをいやし、フードメニューが始まったところで夕飯です。お腹の具合を考えた小学生はFish and Chipsを注文して、付け合わせにサラダを食べました。食べ終わったところでデザートをどうするかという議論が始まりました。その成り行きを見守ったところ、お土産屋で買ったお菓子食べたからいいや、という人あり、お昼にたくさんケーキ食べた、という人あり。熟考の末、デザートは取らなかった小学生でした。

南東イングランドの美しいものを巡る小学生の小さな旅は、「来た!見た!食べた!」一日でした。

高等部2年生42人のアウティングは、National Gallery に行きました。
もう少し正確に記しますと、National Gallery とSt Martin in the field 教会、2箇所を訪れました。ロンドンはど真ん中もど真ん中、National Gallery はTrafalgar Square の北に接する大きな美術館です。ダ・ビンチ,ラファエロ,ミケランジェロ,カラバッヂォ,ドラクロワ,ゴッホ,モネ,フェルメール・・・・・・、壮大な敷地内に、所狭しと絵画が展示されています。
今回は、2つのグループに分かれました。1つは、このNational Gallery をガイドツアーに付き従って鑑賞するグループです。個々の絵を説明してもらうばかりではなく、Gallery 内の絵画全般についての特徴や、鑑賞の秘訣、ちょっとした秘蔵ネタを学びながら、広いGallery内をゆっくりと回りました。いや、本当は相当な駆け足だったのですが、なにせ広いのですから、それでもたっぷり時間がかかるのです。もっとじっくり鑑賞する為には、いつかまた、数日間かけて通い詰める計画を立てねばならないかもしれません。
もう1つのグループは、初めにSt Martin in the field 教会を訪れました。同じくTrafalgar Square に東接する教会です。Natonal Gallery とはお隣さん、といった位置関係でしょうか。ここで、お昼のオルガンコンサートが開かれましたので、こちらを鑑賞しました。全部で5曲。イエス・キリストの昇天をテーマにした構成でした。J.S.Bach のBWV552(聖アン)で始まり、そこは古典的でしたが、次のメシアン以降は、何とも不思議な形容に難い曲が続きました。生徒曰く、「宇宙の音楽みたい。」なんと素晴らしい形容でしょう!昇天に相応しいではありませんか。
その後、National Gallery でチャプレン・ツアーがありました。宗教芸術について、楽しく分かり易く、そして実物の作品を前にして説明されました。先のガイドツアーグループとも半ば合流した形で、そこにはアーティストの卵42人の姿がありました。
自由時間は、買い物に食事に暇無く、全力で楽しんだロンドンアウティングでした。「英国の文化・芸術・社会に触れる」テーマが、まさに十分実践されたアウティングでした。

中学部二年生の国語の授業で、『枕草子』を学習しました。「春はあけぼの…」皆さんも必死に覚えた記憶をお持ちなのではないでしょうか。清少納言の鋭い感性に触れ、生徒にもオリジナルの作品を書いてもらいました。温かみのある作品、ユニークな作品、一人一人の個性が輝く作品をご紹介します。

「春はあけぼの…」より

春は桜。美しく咲き乱れる桜は、はらはらと散っていく。その光景を見る私の心は なぜか少し切ない。
夏は新緑。うるさく鳴くセミやギラギラと照り付ける太陽が、いきいきと輝いている。
秋は紅葉。木々たちは赤や黄色やオレンジに衣替えする。そして彼らは、私達にりんごや栗やぶどう、たくさんの贈り物をくれる。
冬は雪。窓の外に見える雪に私の心はたちまち踊りだす。雪合戦をして冷えた体に感じるこたつの温もりで、しみじみと一年の終わりを実感する。

春はダイヤ改正。時刻表を新しく買って開くと、新しい電車がありてをかし。ただ電車がなくなりてわろし。
夏は江ノ電。窓から見ていると、海に反射した光が入ってをかし。車内まで潮のにおいがするのもをかし。
秋は中央線。最初は通勤客を乗せるも、だんだん登山客を乗せ、終点に着くと、周りに紅葉が見えるのがをかし。
冬は上越線。始発駅から乗ると、だんだん雪が降っていくのもをかし。国境の長いトンネルを抜けると、一面銀世界なのもをかし。ただ終点に着くと、雪が減ってわろし。

「降るものは…」より

見上げれば
見上げれば空がある。
空は自在に変化する。
飛行機雲。うろこ雲。羊雲。
時には雨も降るが、それもまた楽しくて良い。

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