冬本番の冷たい風が流れる1月7日、3学期始業礼拝を執り行いました。
高校3年生と中学3年生の受験生を除いた生徒たちだけでのスタートです。

尊敬する先輩たちがいないことの心細さもありますが、在校生にとっての3学期は、1学年上の学年に進むための準備という重要な学期でもあります。
高校2年生から新たに、アコライト、聖歌指導、テーブルマスターが任命されました。どれも先学期まで高校3年生が担っていた、学校生活を支える重要な仕事です。
アコライトに任命された生徒たちは、さっそくこの始業礼拝で、堂々とした働きを見せてくれました。彼らの姿を見て、頼もしく思いました。1年間、しっかり責任を全うしてほしいと思います。

また、今学期は新たに1名の生徒が入学し、また3名のイギリス人の先生が就任しました。
3学期は8週間と非常に短い学期ですが、かるた大会、合唱コンクール、アウティング、生徒会選挙と学校行事が目白押しです。それらをひとつずつ経験していくと、あっという間に期末試験です。

この3学期を通して、友人たちとの関係がより強固なものとなり、また勉強や学校生活でさらなる成長がみられることをとても楽しみにしています。

「おせちって、どんな意味があるのかな。」
おせちを食べていて、ふと思ったことを家族に聞いてみた。家族は首をかしげて、
「そういえば、伝統的な食べ物なのに意味を考えたことがなかったね。」
と言いました。食事を終えてから、みんなでおせちのことを調べてみると、たくさんの意味や由来があってびっくりしました。

おせち料理は、お正月に食べるお祝いの料理で、「めでたさを重ねる」という意味があり重箱に詰められます。数の子は、卵の数が多いため「子孫繁栄」を願うため。田作りという片口イワシは、昔、このイワシを農作物の肥料として使った田畑が豊作になったことから「五穀豊穣」を願います。甘くておいしい伊達巻は、巻物に似ているため、知識が増えるように。昆布巻きは、「よろこぶ」に通じるとして縁起が良いとされています。

この他にもたくさんの意味やルールがありました。私は、今まで日本の文化や習慣について深く考えず、過ごしてきました。イギリスにある立教に通うようになり、イギリス人と交流するチャンスが多くありましたが、日本人はおりがみや書道、茶道がみんなでき、知っているものと思われているように感じました。私は、鶴も折れないし、書き初めも今年初めてやりました。
私は、立教でイギリスの文化や習慣を学ぶことが大切だと思っていました。そのためには、まず自分の国、日本の文化などを見直し、わかるようにしていきたいです。そして、イギリス人と交流する時に日本文化を発信できるようにしていきたいです。

今思い返してみれば約3ヶ月は本当にあっという間だったと思います。これからまた学校生活が始まるのかと憂鬱な気分で車に乗り込んだ日をつい数日前のことのように思います。

この学校に入ってきてからちょうど1年が経ち、2週目になって少し慣れてきて余裕が出るようになってきました。高い授業料の元を少しでも取るために、毎日のように数学の先生の下へ通い続けました。期末近くになってくると皆が先生の周りに集まってくるので、コンピューターのテーブルを高2理系メンバーで囲んでみんなで勉強していたのは意外と楽しいものでした。

先学期の反省から、今学期は理系数学をできるようにしようと目標を立てて臨んでみたけれど、基礎的なことですらも理解できずみんなにも馬鹿にされる始末。それでも何度も何度も先生に質問してだんだん解けなかった問題が解けるようになっていった喜びは、おそらくどの科目よりも大きいものだったと思います。夏休みは少し躊躇してしまったけれど、冬休みはは先生にたくさんメールして、しっかり勉強できるようにしたいと思います。

また、来学期は英検準1級を受けることになってしまったので、1週間のクルーズ旅行中にイタリア語とフランス語と英語をたくさん聞いて、語学力向上に努めたいです。勉強と遊びを両立させて有意義な冬休みを過ごしたいと思います。

「チリンチリン」
そう、これが与えられた仕事だ。毎朝、みんなより早く起きてすべてのドミトリーの電気をつけ、みんな起こすというもの。
高1の入学したての頃、朝にこの鐘の音を聞いた時はびっくりした。学期の最初の頃はすんなり起きることができるけれど、期末が近くなってくると、もはやこの鐘の音は不愉快なものにしか感じなくなってくる。このことを知っているので、高3のドミトリーに鐘を鳴らしに行く時は、できるだけ音を小さくしてあげている。
理由は2つある。あまりうるさく鳴らすとクレームがくるからだ。でも、これが仕事だからクレームを言うなら先生に言って欲しい、というのが本音だ。もう1つの理由は、高3の人は受験勉強でストレスが溜まっているだろうから、少しでもストレスをかけないようにするためだ。

こんな感じでわかるように、当直にはただ早く起きなければならいけないプレッシャーがあるだけでなく、いかに高3を優しく起こさなければいけないかという2つのプレッシャーがある。だからあまり3階に鐘を鳴らしに行きたくはない。

最初は正直朝早く起きるのが大変だと思っていたけれど、今はやりがいがある。

高1の2学期、バスケットボール部の最後の試合が終わり先輩たちが引退した。自分はその試合に出られなかった。理由は単純、下手だったから。
僕は立教に入って初めてバスケットボールをした。今までバスケットボールなんてしたことはなかったし、体育でも避けていたほどだった。しかも同じ学年の2人はゴリゴリの経験者で、実力差は天と地ほどあった。そんなこともあってあまり部活に顔を出さなくなってしまった。まともに顔を出すようになったのは3学期になってからで、もちろん試合に出してくれるはずもなかった。
最後の試合の後、先輩に「お前はセンスがあるのにもったいない。もっと練習にくればよかったのに」と言われた。少し嬉しかったけど、それ以上に悔しかった。

それ以来、休みの間もひたすら練習した。夏休みなんかは特に。1日5時間ぐらいはしていたと思う。それだけ練習したおかげで、少しは上達してレギュラーとして試合に出られるようになった。でもいざ出てみると緊張で体が全く思うように動かなかった。結局試合にもあまり勝てなかった。本当に悔しかった。夏休み中や2学期の間も、怠けずにしっかり練習したからこその悔しさを感じた。来学期は絶対に勝ちたいと心から思った。冬休みは勉強で忙しくなってしまうと思うが、毎日バスケットボールもできたらいいなと思っている。

今までバスケットボールに興味もなかった自分がこれだけ熱中できたのも、すべて今学期卒業する先輩たちのおかげなので、それに応えられるよう練習をし続けようと思う。

今学期は司会パンフレットの活動が先学期よりも多かった。今学期の1番の大仕事はオープンデイのパンフレット作りだったと思う。私は高校1年生の時から司会パンフレット係ではなかったので、パンフレットを作る仕事は今回が初めてだった。パンフレットはオープンデイに来てくださったお客さんや全校生徒など、多くの人のもとに届くものなので、作るのをとても楽しみにしていた。
実際にパンフレットを作るためにパソコンで作業するのは思っていたよりも大変だった。自分が思った通りにパソコンが動かず、どうしたらできるのか何時間もパソコンに向き合って作業をしたのが印象に残っている。放課後は、クラスの作業もたくさんしなくてはいけないので、フリープロジェクトに入っていなかったにもかかわらず、パンフレットの仕事が思うように進まなかった。でも、任された仕事はしっかりできたと思う。こうして自分たちの手で完成させたパンフレットを見た時は達成感と喜びでいっぱいだった。
今学期のもう一つの仕事は45周年記念コンサートだった。オープンデイの時にKくんが頑張ってくれたので、今回のコンサートはあなたが中心になってやりましょう」と先生に言われた。45周年という大切なコンサートをより良いものにするために、司会の言葉をよく考え、良い司会が出来るように頑張った。当日は、司会のときに少し噛んでしまったけれど、とても良いコンサートになったので満足した。
司会パンフレットとしての仕事は今回が最後だったので納得がいく終わり方で良23

日本を離れ、期待と不安を胸に一方踏み出したあの日から、もう1ヵ月以上経ったのかと思うと、月日が流れるスピードの速さを感じます。少しずつこの学校での生活に慣れてきたところで1ヵ月前のことを振り返ろうと思います。
正直、この学校に来た日は、ずっと家に帰りたい気持ちと早く慣れようとする気持ちとの葛藤でした。昔から英語が苦手な私がなぜイギリス人の授業に出ているのか、どうせわからないのに、という思いが頭から離れず、全く楽しくありませんでした。ですが、心細く寂しい時に声をかけてくれたり、「一緒に行こう」と言って教室まで連れて行ってくれたりする親切な人と出会いました。いつも笑顔で助けてくれたその人の存在があったから、今私は笑顔で生活できているんだと思います。
気がつけば憂鬱だった毎日が楽しくなり、あっという間に期末試験も終わってしまいました。まだ一ヶ月しか経っていませんが、家に帰った時に、何か変化があったかどうかを見つけることが楽しみです。
3学期からは、ここに来るまでずっと学校生活の中心だった音楽をまた再開することになりますが、勉強も決して手を抜くことなく、文武両道を目指して頑張りたいと思います。
これから先、最上級生になり、また少し環境が変わるかもしれませんが、何があってもへこたれない、という精神で努力していきたいです。

2学期は私にとってとても忙しく、あっと言う間に時が過ぎていく。それと同時に私たちの役目が終わっていく。高校3年生になってもいろいろ仕事はあるが、高校2年生での委員会や係本部などとはまた違ったものだ。高校1年生は下から支える立場であって、また違っていた。高校2年生はそれだけ重要な学年である。
私は中学時代は中高一貫校だったので、責任のある仕事につく機会がなかった。なので、少人数のこの学校でいくつかの役職を持ち、初めて責任の意味を本当に理解できた。本当に辛く、耐え難くても逃げてはいけない。今まで逃げてばかりの自分にはそれがとても重荷で仕方がなかった。けれども前を向いて今自分のできる限りを尽くし続ける、という状況は人生で初めてだった。
私はその間に中間テストをしたり、オープンデイの準備をしたりという忙しい時を過ごし、心身ともに疲れてしまった。時には荒れたり、寝たりしてしまったが、私はこの経験がなければ人として成長できなかっただろう。
ほぼ全ての役割が終わり、いろいろな人から「お疲れ様」や「がんばったね」の声をもらった。しかし高校3年生に近づくにつれ、もっと後輩を支えられるくらいしっかりとし、最高学年になる自覚をもっていけたらと思う。

僕は入学してから二回目のオープンデイを経験した。今年の中学二年のテーマは、「常識をかえるテクノロジー」だった。僕は正直、今年の中二のテーマには反対だったが、作業をしているうちに楽しくなっていた。中二は、A、B、Cの班に分かれて、僕はC班だった。C班は、未来技術を紹介する班だった。僕たちは部屋の中にドアを作る予定だった。他の二人と一緒に必死に作った。四日かけて作ったドアはとても美しく見えた。文章を作ることはとても大変だった。その後も書いた画用紙をはりつける作業は大変だった。
オープンデイ当日、僕達はドキドキしていた。自分達のプレゼンテーションがあったので、僕はそのことによって少し緊張していた。来る人はみな「すばらしい」と言ってくれた。とてもうれしかった。そして午後二時にプレゼンテーションが始まった。僕は「セグウェイ」について、英語と日本語でくわしく説明した。お客さんの前で上手に説明しきった時は、とても気持ちが良かった。練習しておいて良かったなと実感した。
また僕はフリープロジェクトにも入っていて、EDM企画だった。EDMとは、エレクトリックダンスミュージックの略だ。僕はEDMが元から好きだったので、ターンテーブルを扱うのが楽しかった。あまりうまく演奏できなかったが、楽しむことができた。フリープロジェクトは本当に楽しめる良い企画だなと思った。
クラス企画の「常識をかえるテクノロジー」を見終わった先輩達は、「文字が多くて分かりやすかった。」「内容が深くて面白かった。」と言ってくれた。僕は模型があった方が絶対に面白いと思っていたが、模型はなくても内容をどれだけ詳しく、面白く分かりやすく伝えられるかによるのかもしれないな、などと思った。
夜に後夜祭が始まった。とても盛り上がっていた。ダンスを見ている時、すごくかっこいいなと思い、自分もダンスを練習したくなってきた。僕は毎回オープンデイで後夜祭を楽しみにしているので、始まる前はとてもドキドキしていた。映画などよりも迫力があるからだ。この日のために必死で練習してきた先輩方のダンスは素晴らしかった。
来年も今年のような楽しいオープンデイにしたいと思っている。

学校でChristmas Shoebox Appealへの参加が始まったのは、2015年のこと。小学生の合同社会の授業で、地域の社会活動の一つとして取り組みました。Christmas Shoebox Appealは、世界中がクリスマスをお祝いし、幸せなひとときを過ごす一日に、貧しい人々へ贈り物をおくって、彼らにも心が温まる日を過ごしてもらおうというボランティア活動です。地元Cranleighの団体の取り組みでは、ルーマニアのHunedaraに住む貧しい人々へ毎年送っています。Samaritan Purseなどのキリスト教団体が大掛かりに取り組んでいます。

小6以来毎年取り組んできた中2は今年もプレゼントボックスを作りました。昨年・今年と、小学生たちもそれぞれにプレゼントを作っています。

写真などから贈る相手の生活の様子を想像し、どんなものを送るといいか、頭を絞って考えます。男の子に贈るのか、女の子に贈るのか、何歳ぐらいの子供へかも考えます。自分たちの生活を振り返りながら、異なる環境の人のことをおしはかり、心をこめて品物を選びます。予算は10~14ポンド。限られた予算の中で、できるだけ品数を多く、上手に品物を選ぶのも勉強です。靴の空き箱を活用して、タグや値札を外してきれいに品を詰め、クリスマスカードも同封して、包装紙で包んだら出来上がり。「いいな、こんなプレゼント、自分もほしい」…毎年誰かが言います。受け取る子供たちが笑顔のクリスマスをすごせますように。
Happy Christmas!

ページ
TOP